洗口液 - スタッフブログ

みなさんこんにちは！千種区たなか歯科クリニック　歯科衛生士の堀部汐里です。

みなさんは、洗口液を使ったことがありますか？洗口液は間違った使い方をすると効果が発揮できません。そこで、今回は洗口液についてお話します。

薬局に行くと、たくさんの洗口液があり、どれを買っていいのかわからなくなりますよね。よく間違えて買ってしまうのが「液体ハミガキ」です。

洗口液は、ハミガキをしてから使うものですが、液体ハミガキは、液体のハミガキ剤なので、ハミガキの前に使うものになります。

しかし、パッケーシの見た目では液体ハミガキなのか、洗口液なのかわかりづらく、商品の売り場も同じところなので間違えてしまうのも無理はありません。でも心配はいりません！見分ける方法があります。商品のパッケージの隅の方に四角で囲われて「液体ハミガキ」や、「洗口液」と隅の方に小さく記載されていますので、それをよく見て購入してください！

洗口液をしていればハミガキをしなくても良い、と思っている方がたまにいらっしゃいます。コマーシャルでも、お口を洗口すると汚れを落としてくれる、かのような宣伝をしているものもあります。

しかし、洗口液だけでは汚れは取りきれません！

また、ハミガキをしてからでないと、洗口液の成分が歯と歯肉全体に浸透しません。

お口の中には細菌が膜状に集まったバイオフィルムというものがあります。そのバイオフィルムの中には、なかなか洗口液が浸透しにくいのです。バイオフィルムは歯ブラシで全て取り切ることは難しいですが、プラーク（歯垢）もバイオフィルムの一つで、プラークは歯ブラシで除去することができますので、しっかりと除去することで、歯と歯肉に浸透していきます。

洗口液の効果を発揮させるためにはしっかりハミガキをしてから使うようにしましょう。

洗口液を使うときは20～30秒はしっかりとすすぎましょう。商品のパッケージにも記載されていますが、指定された時間より短くなってしまうと効果が期待できません。

また、虫歯のリスクが高い方は、フッ素入りの洗口液がおススメです。フッ素は、虫歯を予防する効果があります。フッ素を取り入れることで虫歯になりにくい歯を作る事ができます。

フッ素入りの洗口液は残念ながら薬局には薬剤師さんのいるところにしか置いてありません。フッ素洗口液を使ってみたい方は当院にもフッ素洗口液は置いてありますので、是非スタッフにお声掛けください。

千種区たなか歯科クリニック　堀部汐里