2018/10/02
やわらかい食べ物
皆さん、こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科助手・管理栄養士の加藤実沙子です。
10月に入り朝晩がだいぶ冷えてきましたね。たなか歯科では10月から毎年恒例のハロウィンイベントを開催しております(^^♪飾りつけも皆さん気づいて下さり、たなか歯科はハロウィン一色になっております(^^♪この期間にぜひイベントに参加してキシリトールのお菓子をたくさんゲットしてくださいね!
さて今日は管理栄養士らしく栄養のお話です。
さて皆さんは歯がなくても食べられる食べ物とは何だと思いますか?
例えば、
・おかゆ
・うどん
・ラーメン
・パン など、やわらかい食べ物が浮かびますよね。
また、噛まなくても手軽に満足感が得られる、菓子パンや、お菓子類(ドーナツやういろう)が年を取ると増える傾向にあります。この噛めなくても食べられるものには共通点があり、それは糖質がとても高いことです。これにより血糖のコントロールが難しくなります。
反対に肉などの噛む力が必要なものは避ける傾向にあり、噛まない人の食事の特徴は糖質過多、たんぱく質不足にも陥りやすいことがわかります。
高齢になると歯を失うことが増え、歯の機能を補う治療を受けずに放置していくと、食べられるものが徐々に減っていき、栄養不足に陥ってしまいます。
年と共にあっさりしたものが好きになってきた、、、
これはじつは食べやすいから好きになってきたという可能性も否めません。
食べたいものが食べられない、、、本当にストレスですよね。私も矯正治療をしており、ワイヤーを動かすと一週間は歯が痛くて思うようにご飯を食べることが出来ません。やはりそのようなときはやわらかいものや、そのまま飲み込めるものを好んだり、サラダなんて全く食べられませんでした。
硬い野菜は食べられず、食物繊維が不足して便秘になったり、煮物やスープにしてやわらかくした野菜が多くなると、ビタミンミネラルが溶けて出てしまうので、不足してしまいます。
また高齢になると、たんぱく質の体への吸収率が落ちるので、たんぱく質の不足は深刻です。たんぱく質の吸収が減ってしまうと、
・筋肉量が減り体力や免疫の低下→転倒の危険性が上がる
・鉄分の不足→貧血
・ビタミン不足→肌荒れ・
体を作っているのはたんぱく質です。じつはたんぱく質は新しいものを随時取り入れていかなければ、体は仕方なく古いたんぱく質を使う事しかできないのです。古いたんぱく質で自分の体が出来ているなんて怖いですよね。
この様に噛めない人が陥りやすい栄養の偏りはとても深刻です。十分な栄養の摂取には歯の健康が欠かせません。子供の時からしっかり虫歯のできない歯磨きを学び、予防していくことが重要です。また、虫歯の治療をたくさん経験したことのある方でもまだ間に合うので、しっかり歯を失わないように頑張って歯磨きをしましょうね(^^♪
千種区たなか歯科クリニック
歯科助手・管理栄養士 加藤実沙子
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