2018/09/04
歯内療法セミナー
みなさん、こんにちは。
千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の飯嶋晴弥です。
9月になり、今の時期は台風シーズンで、次から次へと上陸するので大変ですね。
今日もかなり強い台風のようで、学校では前日の時点で休校が決まっているところもあるようです。
僕が学生のときは、毎回暴風警報がでてないかどきどきしながら確認していましたが、時代が変わってきたのですね。
しかし、当院は台風が接近していようと診療していますのでご安心ください!
みなさま、ご来院の際はくれぐれも気を付けてお越しください。
話は変わりますが、
先日の日曜日は歯内療法のセミナーに参加してきました。
歯内療法というのは様々な歯科治療の分野において歯の神経や、根っこの部分(歯髄、根管)を治療する分野です。
皆さんの中にも、虫歯が大きくなり歯の神経をとらなくてはいけない、根っこの先が病気になっているので治療が必要。など経験があるかもしれません。
歯科治療の中でも通院回数が多く、治療期間が長くて患者様にとって大変な治療です。
また初めて根っこの治療をするケースよりも、一度神経の治療をしている歯の方が長くなり、成功率も少し下がってしまいます。
ではなぜ長時間かかるのか、それにはいくつか理由があります。
単に歯の神経といっても、根っこの中は草を抜いた時の根のように細く、無数に枝分かれし、張り巡らされたもので、一本一本を完璧に掃除するのは不可能と言われています。
また、根っこの先の方は目に見えず、器具で掃除するのも時間がかかってしまいます。
完璧に綺麗に掃除できないのであれば治らないのではないか?治療しても意味ないのではないか?と感じると思います。しかし、様々な器具、薬液、工夫をして細菌数を減らし活動できないように閉じ込めたりしています。そうすることで患者様自身の免疫力で治癒していきます。
そして根っこの治療(根管治療)が終了した奥歯に関しては、ほぼ確実に被せものをする必要があります。穴を詰めて終わりにできないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これにも理由があります。
根管治療をすると、歯を大きく削ることになり強度が落ち、再感染のリスクも一生つきまといます。強度を補い、リスクをなるべく低くするために全体を覆う被せものが必要になってくるのです。
前歯に関しては虫歯の範囲によっては、詰め物をして終了することも多いので気になったらいつでも聞いてください。
根管治療がされた歯
千種区たなか歯科クリニック
歯科医師 飯嶋晴弥
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