2018/07/18
はみがき
みなさんこんにちは。
千種区たなか歯科クリニック歯科医師の飯嶋晴弥です。
7月になり、初夏といってもかなり暑いですね。
診療日は昼間に外に出ることがあまりないので分からなかったですが、休日に外出するとすごく暑くて驚きました。
みなさんもお出かけご来院のさいは熱中症に気を付けてくださいね。
先週末はセミナーで福岡に行ってきました。
内容は「歯周補綴」という分野でした。
歯周病の治療から被せものをするまでの講義です。
今回は歯周病の治療についてお話ししようと思います。
歯周病の治療はまずは検査をし、そして基本的には歯磨き指導から行います。
僕がまだ歯科を詳しく学ぶ前に感じたことは、「歯磨きの仕方より、歯石とかきれいに取ってほしい」です。みなさまも同じように感じる方が多くいらっしゃると思います。
しかしこれは大きな間違いでした。
歯の表面には必ず、歯垢(プラーク)という細菌の塊が付着し、これを放置すると歯石となって歯と強固にくっついてしまいます。こうなると歯科医院の器具などを使用しないと除去することは難しくなってきます。
要するに、日ごろの歯磨きがしっかりできず、磨けていない部分のプラークが何日か放置されれば次回の治療までにまた歯石がついてしまうのです。
歯石やプラークが付着している以上は歯肉の炎症は改善されず、歯周病治療も次のステップに進めないのです。
また、歯磨きがしっかりできるということは、被せものや詰め物をした歯の二次的な虫歯のリスクを減らし、新たにできる虫歯も予防できるので、とても重要になってきます。
磨き残しが減少し、見える範囲の歯石もキレイに取れたところで再度検査をして再評価します。そして次のステップです。
歯周病の多くの場合は歯と歯茎の間の中の見えない部分にも歯石が付着しています。
この部分の歯石を何回かに分けて地道に取っていくとさらに歯周病は改善されてきます。
歯磨きや歯石をある程度除去していることで、歯肉の炎症が改善されているため、出血なども最小限にでき、治療もスムーズになります。
そしてまた再度検査...というのが大まかな流れになります。
歯ブラシは、歯科治療で一番重要と言っても過言ではないくらい重要なことだと思っています。みなさまも、しっかり磨けてるか心配、歯磨きのときに血が出る、口臭が気になる、などありましたら気軽にお声かけください。当院のスタッフが優しく、ときには厳しく、指導させていただきます。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 飯嶋晴弥
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