2018/04/25
歯周病について
こんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の肆矢です。
今日は歯周病についてお話していきます。
ではまず、みなさん歯周病とはどういうものなのか、ご存知でしょうか?
耳にはするけどよく知らない...という方も少なくないと思います。
現在日本人の約8割の人が歯周病と言われているくらい、多くの方が罹患しているのが現状です。
そもそも歯というのは、歯槽骨という骨によって支えられています。一見、歯ぐきに支えられているように見えますが、実は歯ぐきの下に、この歯槽骨があるのです。
歯肉炎という言葉を一度は耳にしたことがあると思いますが、これは炎症が歯ぐきだけに及んでいる状態です。歯肉炎は歯ぐきが腫れていたり、赤くなっていたり、歯磨きの時に出血してきたりします。
そして歯周病というのが、炎症が歯ぐきだけではなくさらにその下の歯槽骨(歯を支えている骨)にまで及んで骨が溶けてしまっている状態のことをいうのです。歯肉炎が悪化すると歯周病になってしまうのです。全ての歯肉炎が歯周病になるわけではありませんが、歯周病の方は全て歯肉炎から悪化した状態といえます。
歯肉炎、歯周病の違いはなんとなくわかりましたか?
これら歯肉炎、歯周病を予防するにはどうしたらよいのか。
最大の原因であるプラーク(歯垢)をできるだけ除去、あるいは少量に抑えることが必要になってきます。これを「プラークコントロール」と呼ぶのですが、プラークコントロールをするにはやはり歯磨きが一番です!!(プラークは虫歯も引き起こしてしまいます!)
歯肉炎の場合は歯磨きを念入りに行うことで治ることがほとんどです。しかし歯周病で歯槽骨が溶けてしまうともとに戻ることはありません。これ以上進行しないように食い止めることが重要です。それにはやはり、普段の歯磨きが欠かせません。
なので私たち歯科衛生士は、歯肉炎・歯周病予防、そして虫歯予防にもなる歯磨き指導に力を入れています!毎日しっかり磨いているつもりであっても、磨けているかはわからないですよね。染め出し剤を使って、どこにプラークがついているのか目で確認します。
すると"意外と磨き残ししていた!"なんてことはよくあることです。人によって磨き方の癖があったり、磨き残しのしやすい場所などもあるので、磨き方や赤く染まってきたところを見ながら歯科衛生士が正しい磨き方をお伝えしていきます。
というのが歯周病のお話になります。
そして次回のブログ投稿のときにはもう少し歯周病の深いお話をしていきますね!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士
肆矢紗希
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