2018/03/17
抜歯について
みなさんこんにちは。
名古屋市千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師の飯嶋晴弥です。
3月になり、ようやく春の暖かさが訪れましたね。
男性のみなさんは、しっかりホワイトデーのお返しはしましたでしょうか?
たなか歯科のスタッフルームも男性ドクターからスタッフのみんなへお返しで、いろいろな種類のお菓子があふれています。
もちろん食べたあとはしっかり歯磨きしましょう。
3月のこの時期は出会いと別れの季節でもありますね。
新たな道に進む人、新生活が始まる人、また新しく入ってくる後輩。
それぞれが自分の目標に向かっていくのを見ていると自分も負けていられないな、とやる気がでてきますね。
今回は抜歯に関してお話ししたいと思います。
抜歯は、私たち歯科医師にとっても最終手段のようなもので心苦しいものですが、患者様にとっても大変ショックなことだと思います。
では、どんなときに抜歯を検討するのか。いくつか例をあげてみたいと思います。
① 虫歯が根の方に深く進行してしまっているとき。
歯は歯茎ではなく、骨に埋まっています。虫歯がその骨の下まで及んでいると、虫歯の治療自体が難しく、かぶせものによる治療も大変難しくなるため抜歯が検討されます。
② 重度の歯周病で歯がぐらぐらのとき。
歯周病が進行すると歯茎が下がっていき、歯が埋まっている骨も溶かしていきます。すると、歯は支えを失い、揺れてきます。歯の揺れを「動揺度」と呼んでいますが、この揺れが激しくなり、歯周病の治療をしても回復が見込めない歯に関しては抜歯が検討されます。
③ 歯の根が割れているとき。
根が割れているときや、ひびが入っているときは、そこから細菌が侵入し炎症を起こし、歯だけではなく歯茎にも炎症が波及し腫れてきたりします。この細菌を取り切るのは非常に難しく、割れた根を治すことも困難です。被せものをつくろうにも土台が割れていては難しいです。こういった理由から抜歯が検討されます。
④ 治療しても回復しないとき。
根の治療や、歯周病の治療をしても炎症がおさまらなかったり、悪化してしまったりすることがあります。こういった場合は最終手段として抜歯が検討されます。
こういった事態を防ぐために、正しい歯磨きの方法を身に着け日ごろから予防していくことや、定期検診で早めに虫歯をみつけ、早めにに治療していくことが大切になってきます。また、治療を途中でやめてしまわないよう一緒に頑張っていきましょう。
千種区たなか歯科クリニック
歯科医師 飯嶋晴弥
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