2018/03/10
歯ぐきの検査について
みなさんこんにちは!歯科衛生士の小栗です。
最近暖かい日が続き、花粉も飛び始めましたね...。みなさん花粉症は大丈夫ですか?
鼻呼吸ができず、治療やクリーニング中に苦しくなったら遠慮なく教えてくださいね!
さて、今日は歯周病の歯ぐきの検査についてお話をしようと思います。
みなさん歯ぐきの検査と聞いて、「あれチクチクして苦手なんだよな〜...」と思う方も多いのではないでしょうか?
まず、歯ぐきの検査ではどんなことをしているのかお伝えしようと思います!
歯と歯ぐきの境目にはどなたでも隙間があります。
このプローブという先の細い器具を使い、歯と歯ぐきの境目の隙間に入れて、歯周ポケットの深さを調べていきます。
写真を見るとお分かりいただけると思いますが、目盛りがついていますね!
当院で使っているプローブは、3ミリずつ目盛りがついています。
この3ミリまでによりも歯周ポケットが浅ければ健康な状態、4ミリ以上だと歯茎が腫れている状態、6ミリ以上だと、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)という骨が溶けはじめていることが考えられます。4ミリや5ミリの状態は、歯茎が腫れている、いわゆる歯肉炎の状態です。歯と歯ぐきの境目の汚れをしっかり歯ブラシで毎日きれいにしていけば、3ミリへと戻すことができるかもしれません。しかし、歯周ポケットが6ミリ以上になり、歯槽骨が溶けてしまった場合、残念ながら溶けた歯槽骨は元には戻りません。それ以上進行していかないように歯周病治療や、ご自宅でのケアで進行を食い止めることが必要になります。
また、歯ぐきの検査では歯ぐきからの出血で、歯周ポケット底の炎症を見ることもできます。
出血が多く、歯ぐきが腫れている場合は、いくら歯石がついていても、私たちは歯石をとることができません。
まず、歯磨きで歯ぐきの炎症を抑えることが第一優先です。
それができるのはお家での歯磨きなんです。
みなさんが毎日おうちで何気なく行なっている歯磨き、それは一番の歯周病治療ということを知っていましたか?
歯医者さんの機械でクリーニングしたり、歯石を取ってもらうことも大切ですが、一番大切なのはお家での歯磨きです。そしてその一番の歯周病治療をできるのはみなさんです(^^)
おうちでの歯磨きの仕方がわからないなって方、この歯ブラシでいいのかな?って方がいたらいつでも聞いてくださいね!みなさんのお口にあった歯磨きの仕方を一緒に考えていきましょう!
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 小栗沙紀
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