2017/12/11
歯周病と関節リウマチ
みなさんこんにちは(^^)
千種区のたなか歯科クリニックの堀毛です。
関節リウマチの原因には歯周病菌が関係しているというのはご存知ですか?
関節リウマチは手足の関節が少しずつおかされて変形していき、重症になると歩行もできなくなる病気です。
原因ははっきりとはわかっていませんが、体の免疫システムが何らかの不調を起こして自分自身の組織を
攻撃してしまう「自己免疾患」と考えられています。最近の研究ではこの慢性関節リウマチの発病にも
血液中に入り込んだ歯周病菌が深く関係しているのではないか、ということが明らかになっています。
関節リウマチの患者さんの免疫システムは、自分自身の関節の組織(タンパク質)の中に「シトルリン」という
人間の体には存在しないアミノ酸を認識します。免疫システムはこれを異物・外敵と認識して、攻撃を加えるのです。
このシトルリンを作っているのが、歯周病菌(Pg菌)であることがわかってきました。
血液の中に入り込み関節内にまで侵入した歯周病菌は、PADと呼ばれる酵素を吐き出します。
この酵素は、関節内の組織に含まれるアルギニンというアミノ酸をシトルリンに変えてしまうのです。
関節リウマチの患者さんも、歯周病になりやすいことが知られています。
また、歯周病を治療すると関節リウマチの検査数値も改善した、という研究報告もあります。
歯周病は口腔内だけではなく全身に影響を与えているとても怖いものであると改めて思いました。
みなさんが歯周病にならないように、歯周病が進行していかないように全力でサポートできるように
頑張っていきたいと思います!一緒に頑張りましょう(^^)☆
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛南実
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