2017/11/10
変色がある歯
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
こんな色をした歯を時々見かけます。
歯が本来の色より オレンジやグレーに変色していて、それが しま模様になっていることもあります。
なぜ、歯がこんな色をしているのでしょうか?
それは、"歯を作る時期に服用していた お薬の影響" によることが多いようです。
具体的には「テトラサイクリン系抗生物質」と呼ばれるお薬です。
呼吸器疾患や皮膚疾患によく効き、風邪薬シロップとしても昭和40年代を中心によく使用されていました(だから、この時期に生まれた方に 変色歯が最も多く認められます)。
このお薬は、歯のカルシウムと結合しやすい性質を持っています。歯を作る時期である 0~12歳の頃に、テトラサイクリン系抗生物質の成分が 歯に取り込まれると、それの蛍光粒子が紫外線と反応して 歯の変色を引き起こすのです。
薬を服用した時期・量によって 歯の色調や変化が現れる位置が異なり、紫外線の影響を受けやすい歯面かどうかによっても 様子が変わります(唇に光をさえぎられるかなど)。この状況の違いにより、しま模様が現れます。
テトラサイクリン歯であっても、歯の健康自体には問題はありません。でも、このような歯の色を白くしたい!とお考えの方は ご相談ください。様々な方法がありますので、ご説明させていただきます。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
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