2017/09/25
風邪の歯痛
皆さん、こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科助手・管理栄養士の加藤実沙子です。
さていきなりですが、先日季節の変わり目のせいか、風邪をこじらせてしまい咳・鼻水共につらい日々を10日間送っていました。今までの風邪と違い、歯が痛くなることがありました。皆さんも同じような症状はありませんか?
私の場合は、歩くたびに歯がビーンと響くような違和感があり、鼻をかみすぎて耳の奥が痛くなったり、黄色の鼻水が出て鼻の横まで痛くなってしまいました。
この症状には、様々な理由があります。
上の歯の根っこは、鼻の周りにある副鼻空と呼ばれる空洞に近いと言われており、たまに根っこが中に突き出ていたりします。風邪をひくとウイルスや細菌の感染によって鼻腔に炎症が起こります。そして、鼻空と副鼻空は繋がっているので、副鼻腔にも炎症が起こります。この時、鼻水の他に、歯が浮いている感覚が出る場合もあります。大抵の場合痛みは、急性であれば病院の薬物療法で一週間以内には治ると言われています。
しかしこの症状が長引いた場合、一番怖いのは膿がたまってしまうことです!
副鼻空の炎症が続くと、膿を排出する粘膜の機能が弱まり、粘膜が腫れ上がり、副鼻空に膿が溜まってしまいます。いわゆる蓄膿症の状態です。こうなると、耳鼻科に行って処置をしてもらわなくてはなりません。
副鼻腔炎の特徴として
・ 鼻水:粘液性のあるどろっとした鼻水で、膿が混じっていると黄色っぽい色になります
・ 後鼻漏:鼻水が前からではなく喉の方に流れていく症状です
・ 痛み:ほっぺたや、目と目の間の痛み、歯が浮く違和感など
・ 味覚、嗅覚異常
などが挙げられます。
風邪をひいて鼻水がひどい時の歯痛が起こったときは、副鼻腔炎を疑ってみてください。風邪を引いたら、すぐに病院へ行き、適切な処置をしてもらうことは重要ですが、その前に風邪をひかないよう栄養を考えてバランスよく食事をすることが重要ですね(^ ^)
私も今一度、自分の食生活について見直したいと思います(^ ^)
歯科助手・管理栄養士 加藤実沙子
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