2017/05/08
舌圧痕
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
朝、起きたところ「何だか舌が痛いな?」と思い、鏡で見てみると......。
このように、舌の左右両縁がギザギザになっていました。皆さんにも覚えがありませんか?
このギザギザは何でしょう?? そう、"舌が歯列に押しつけられて、歯型がついている" 状態です。
これが舌にハッキリとついていると、自分の体について いつもこう思います。
「あぁ、結構寝ている間にくいしばっていたんだな~」とか、「ちょっと、疲れているのかな...」などなど。
この『舌圧痕』と呼ばれる症状の原因は、以下のものです。
・歯ぎしりや食いしばり
上下の歯列が接触している時間が長いために、舌に歯型がつきます
・体調変化による むくみ
疲労・飲酒・消化器機能低下・内分泌疾患などより舌がむくみ、歯列に圧迫されます
・その他 (舌の位置の低下(舌筋力の衰え)、舌が大きい、歯並びなど)
毎日、患者様のお口の中を見ていると、私と同様に舌圧痕を認める方がよくあります。よって、舌の状態が診断のバロメーターにもなるのです。
特に、食いしばり・歯ぎしりが強い"TCH (tooth contact habit 歯列接触癖)"がある方には、他にも頬の裏側にも歯型がつく特徴があり、その患者様の診断・治療方針作製の指針になります(噛みしめによる弊害がないか、補綴物は何が適切か、顎関節症のリスク、など)。
舌圧痕があるのは、さほど珍しい事では無く、それに対して積極的な治療は通常必要はありません。しかし、舌が常に刺激されているために舌疾患を生じたり、TCHが強いために弊害がある場合は、治療を考える事もあります。気になる方は、ぜひご相談下さい!
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
月別アーカイブ
- 2017年5月 (5)
- 2017年4月 (20)
- 2017年3月 (21)
- 2017年2月 (19)
- 2017年1月 (18)
- 2016年12月 (20)
- 2016年11月 (21)
- 2016年10月 (21)
- 2016年9月 (20)
- 2016年8月 (19)
- 2016年7月 (21)
- 2016年6月 (17)
- 2016年5月 (19)
- 2016年4月 (18)
- 2016年3月 (18)
- 2016年2月 (20)
- 2016年1月 (19)
- 2015年12月 (17)
- 2015年11月 (17)
- 2015年10月 (16)
- 2015年9月 (17)
- 2015年8月 (16)
- 2015年7月 (21)
- 2015年6月 (20)
- 2015年5月 (19)
- 2015年4月 (20)
- 2015年3月 (21)
- 2015年2月 (18)
- 2015年1月 (19)
- 2014年11月 (7)
- 2014年10月 (9)
このページの上へ ▲