2017/04/28
知覚過敏〜しみる症状について〜
みなさん、こんにちは。
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士の久野 綾香です。
この頃、暖かい日が多くなり、日中少し動くと汗ばむ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなとき冷たい飲み物を欲しますよね?すると、ひやっとしみる症状の出る方はいらっしゃいませんか?
その一つの原因に"知覚過敏"があります。
知覚過敏とは、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲み物や甘い物、風に当たった時などに感じる一過性の痛みで、特に虫歯や歯の神経の炎症などの病変がない場合に見られる症状をいいます。
なぜこのような症状が起こるのでしょうか?
少し小難しい話になります。
歯の最表層にあるエナメル質は、削っても痛みを感じることはありません。象牙質は、その内層にあり、
また根っこにはエナメル質はなく、象牙質が最表層となっています。象牙質は器具でこすったり、
冷たいものや熱いものに触れると、その刺激が内部の神経に伝達されて、歯は痛みを感じます。
通常、象牙質はエナメル質に覆われている為、こうした痛みを感じることはありませんが、
氷など極度に冷たい物などではエナメル質の上からでも、温度が内部に伝わって、
歯が痛みを感じることもあります。
しかし、様々な理由で象牙質が露出すると、刺激が神経に伝達されやすくなり、知覚過敏を生じます。
象牙質が内部の神経にまで刺激を伝えるのは、象牙質の中にある管のような部分を通じて、です。
この管様の部分は、加齢とともに少しずつ塞がることもあり、症状が起こらないこともあります。
なので象牙質が露出しているから必ずこの症状が起こるわけではありません。
このようなことが起きているのです。
具体的な原因については次回にでもご説明できればと思います。
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 久野 綾香
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