2016/10/28
妊婦さんの歯科治療について
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
楽しい月日は、あっという間に過ぎるもので......。
前回の私のスタッフブログで「祝! 職場復帰!!」と ご報告した 歯科助手・トリートメントコーディネーターの伊藤晴香さんが、今週をもって 再び産休に入ります。妊婦さんながら、安定期だけでも たなか歯科クリニックに帰ってきてくれてありがとう! とても嬉しかったです♪
私などは、彼女が大学を卒業してすぐに 何も分からない歯科業界に飛び込んできた初々しい頃から、現在の 誰よりも頼れる重鎮スタッフ(よく、叱られました...(笑))に成長するまでを ずっと見守り続けてきた人間なので、池田さん...いや 伊藤さんがこうやって お母さんになるのは実に感慨深いものがあります。
大好きな職場を離れ、出産~子育てという新たな挑戦を経て、また医院へ戻ってくると約束してくれた彼女へエールを贈るために、スタッフ全員(総勢21名!)のメッセージと 思い出の写真がいっぱい詰まったアルバムをプレゼントしました。
伊藤さん、元気な可愛い赤ちゃんを産んでね! 心より応援しています♪♪
ところで、医院にも妊娠中の患者様が来院されることがよくあります。
歯科治療は、妊娠中期(5~7ヶ月)であれば、ほとんどの方が問題なく行えます。妊娠初期、妊娠後期は 応急処置にとどめておきましょう。緊張やストレスがあっては、赤ちゃんに影響が良くないですからね。
でも、治療の必要があったら、安定期に済ませてしまうことを お勧めします。出産後も、なにかと忙しくなって歯医者さんになかなか通えなくなり、悪化させてしまっては心配です...。
治療時の注意点としては、
・レントゲン撮影
歯科の場合はお腹に直接X線が当たるわけではありませんし、防護エプロンをしっかり装着して撮影すれば、赤ちゃんへの影響は無いと思います。しかし、不安でしたらお断りしていただいてもかまいません。
・麻酔
歯科治療は局部麻酔のため、通常の使用では問題ありません。しっかり麻酔して、治療時のストレスを軽減しましょう。
・投薬
なるべく服用しないのが望ましくはありますが、必要であれば お腹の赤ちゃんに影響の少ないお薬を選択してお渡ししたり、産婦人科の先生と相談して投薬することがあります。我慢して、痛みや炎症が お母さんや赤ちゃんへのストレスになってしまってはいけませんしね。
・外科処置
抜歯などの外科処置は可及的に避けます。治療時のストレスや、術後の投薬を配慮すると、外科処置は 妊娠前か授乳終了後に行うのが望ましいです。
・体位
お腹が大きくなっている状態では、仰向けの姿勢を長く続けると 気分が悪くなったり、立ちくらみがしたり、トイレが近くなったりします。なるべく楽な体勢で治療をしましょう。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
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