2016/09/06
デンタルショック
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
治療中に気分が悪くなってしまった事、ありますか?
例えば、麻酔をした後に 動悸がする、頭がフラフラする、吐き気がある、手足が痺れる、顔色が悪くなる、などの症状があって、しばらくすると落ち着いてきた......、という経験をされた方も皆様の中には いらっしゃるのではないでしょうか?
これは一般的に 「デンタルショック」 と言われるもので、歯科治療中に起きる偶発症のうちでもかなり発生頻度が多く、約8~9割を占めています。
厳密な意味での重篤なショック状態では無く、精神的(不安・緊張・恐怖)・肉体的(痛み)ストレスによる 脳貧血様発作、血管迷走神経反射によって生じる症状です。
ストレスを我慢していると、交感神経が緊張して血圧上昇・頻脈を起こし 興奮状態になります。そうすると、身体はこれを正常に戻そうとして副交感神経が働き、それを抑えようとするのですが、これが過剰になると血圧低下・徐脈にまで進んで脳貧血の症状を引き起こすのです。
重篤な状態にまで及ぶことは非常に稀なので、ご安心ください。しばらくすると、だんだん元に戻っていきますが、写真のような 『ショック体位』 と呼ばれる "水平位で両下肢を挙上" した体勢にすると より回復しやすいです。
でも、デンタルショックを予防するために大事なのは、やはり "ストレスを感じずに安心して治療を受けていただけること" ですよね♪ そのような患者様に寄り添った治療を、私たち たなか歯科クリニック スタッフ一同は心がけていきます。
千種区 たなか歯科クリニック
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