2016/05/25
CTって、色々使えるんです!
千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
先日、『CT適塾 集中講座』 という、講習会に行って参りました!
そして、改めてCTのスゴさを実感してきました!!
皆様ご存じの通り、CTとはコンピューター断層撮影による画像診断で、通常のレントゲン写真と違い三次元的な解析ができます。見た目では分からない骨の中の状態がとても詳しく知わかる、数ある画像検査の中でも精度の高い優れものです。
インプラントを行う予定の方には近年 不可欠の検査で、歯を失った部位に対してインプラントを希望される患者様が多い当院においても、いち早く導入しました。
......ところが講習会に行って驚いたのが、このCT。インプラント以外にも、有効な活用方法が沢山あるんです!
毎日行う臨床の場においてCTをもっと上手く利用すれば、病態を極めて早期に発見して治療する事ができ、原因が分かりにくい症状も正確に突き止めることが可能となります。
そんな凄い診査ができる機材が、前から当院にはあったんだ! と今更ながら気づきました。
例えば、歯根の周囲が膿んできても、普通のレントゲン診査では病巣がある程度大きくならないと写らないので、進行した状態でないと画像では分かりません。ところが、CTであれば初期の段階でもバッチリ確認できます。
また、レントゲン写真は色々な組織が重なり合った平面像として写るので、虫歯や病巣などが他の組織に隠れて分かりづらくなる事があります。でもCTであれば、邪魔な箇所を避け 見たい部分だけを抽出して分析することができます。
見えないところを立体的にイメージできるのも強みです。骨の中に複雑に通っている神経や血管の走行も正確に把握しやすく、通常は歯茎に覆われて見えない 歯を支えている顎骨の形態も、3Dグラフィックで表示し診断することが可能です。
......そうなんです! CTは、「歯の神経の治療」「痛みや虫歯の診断」「安全で効率的な抜歯」「歯周病の病態把握」など、いつもの診療においても大活躍ができる診断機器なのです!
同じ症例でも、レントゲン写真とCTを見比べると こんなにも情報量に差があり、レントゲンだけで分からなかった発見がCTにはあるのか! これを、たまにしか使っていなかったなんて、宝の持ち腐れだったな......。と、目からウロコが落ちました(笑)
こんなにスバラシイCTを、インプラントの時にだけ使うのは勿体ない!
より正確な診断、より精度の高い治療を目指して、今後は一般臨床においてもCTを適切に活用していこうと思います♪
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
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