2016/03/01
こんな時は、「噛みしめ」に ご注意を!
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
以前にもブログでお伝えしたことがあった「TCH」。この言葉を、皆さんは ご存じですか?
そう、TCHはTooth Contacting Habit の略で、"上下の歯を接触させる癖" の事です。
上下の歯は、本来は機能していない時(機能しているのは、会話、咀嚼、嚥下(ゴックンと飲み込むこと)等の時)には接触していないのが普通です。1日のうちの接触時間は、合計しても24時間中で平均17.5分と報告されています。
しかし、TCHがある方は、過剰な接触による 歯・歯周組織・顎 等へのストレスにより、様々な悪影響や痛みを生じる要因となってしまいます。
患者様と お話をしていたり、お口の中を診ていると、「本当に、TCHを無意識のうちに行っている方が多いなぁ...」と、常々感じるのです。
では、どんな時にTCHは起こりやすいのでしょうか?
基本的には、緊張する場面で 上下の歯列を接触させている事が多いようです。
でも、そんなに日常では 頻繁に緊張してしまう場面なんて、ありませんよね?
ところが「緊張」は、一時的に生じる精神的な緊張だけでなく、「習慣化した作業・行動」でも起きるらしいのです! 特に "ひとりで精密な作業をおこなう時" "手先に神経を集中する時" "熟考する時" は、無意識のうちに 上下の歯を噛み合わせてしまう人が多いようです!
具体的には、
・パソコンなどの事務作業
・家事(料理・掃除・洗濯)
・読書、テレビ、ゲーム、スマートフォン
などの場面で、TCHが見られることが多いようですよ~
心当たりがある方は、ご注意を!
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
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