2016/02/24
なんでフッ素は虫歯予防になるの?
こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です。
先日の定期検診で、5歳のお子様から「なんでフッ素を塗らなきゃいけないの?」と質問がありました。
フッ素が苦手なの~と言っていますが、毎回頑張って検診を受けてくれているお子様です。お母様も「虫歯になったら大変だから、フッ素を塗るんだよ。」と言っていました。
でもなぜフッ素に虫歯予防の効果があるのでしょうか?
実は、フッ素には虫歯になりにくくする働きが3つほどあります。
1つ目は、唾液と一緒に酸によって溶けだした歯の修復をしてくれること。
2つ目は、歯の表面のエナメル質の成分とくっついて歯の質を強くしてくれること。
3つ目は、虫歯菌の活動を抑えてくれること。
この3つの作用があるといわれているので、虫歯予防になります。
そして、フッ素が最も効果があるのは、生えてきたばかりの歯なんです。生えてきたばかりの歯はまだ未熟で、歯の表面は弱く、奥歯の溝も深いため、虫歯にとてもなりやすいです。特に生えてきてから、2~3年は虫歯になりやすい時期と言われています。ただし、未熟であるため、フッ素の取り込みも大きく効果を発揮します。
当医院でも、検診時にはより効果を発揮する歯が生えてきた1歳から第二大臼歯の奥歯が生えそろう13歳までのお子様(中学校卒業まで)にフッ素を使っています。
フッ素さえ検診で塗ってもらっていれば虫歯にならないというわけではありませんが、お家での毎日の歯磨き習慣と定期的な歯の検診によって、虫歯は予防することができます。
虫歯予防のための手助けになる1つにフッ素がありますので、うまく活用していきたいですね。
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 佐々木彩花
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