2016/01/18
根面の虫歯予防
皆さん、こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の福田有花です。
根面(歯の根っこの面)の虫歯予防についてご紹介いたします。
根面の虫歯とは、加齢や歯周病によって歯茎が退縮することで露出した部分に起こる虫歯です。
一般的に歯の見えている部分はエナメル質と言い、人体の中で最も硬い組織だと言われています。そのため虫歯に対しての抵抗力があると言われていますが、歯の根っこの部分はエナメル質に比べると組織が柔らかく、非常に虫歯になりやすいと言われています。
では、どんな時に虫歯はなってしまうのでしょうか?
お口の中は唾液の力で通常pH7の中性に保たれています。しかし、飲食をすることによってお口の中のpHは下がり酸性に傾いていきます。酸性の状態が続くと、歯のミネラルやカルシウム成分が溶けだす脱灰(だっかい)と呼ばれる現象が始まります。この状態が持続的に行われることで虫歯になってしまうのです。
通常、エナメル質はpH約5.5以下になると歯が溶け始めると言われています。
飲み物の場合、緑茶・烏龍茶はpH6、オレンジジュースやスポーツドリンクはpH3.5前後だそうです。習慣的にジュースやスポーツドリンクなどを摂取している方は、より虫歯になりやすいことが分かりますね!私もジュースを飲むことはありますが、毎日飲むものに関しては水かお茶を摂取するように心掛けています。
しかし、根面の虫歯に関しては中性に近い約6.7で脱灰し始めると言われているのです!同じ歯にも関わらず、組織が違うだけでこんなにも虫歯になってしまうとは驚きですね!
根面の虫歯予防には、フッ素を取り入れることが有効です!お家でもフッ素入りハミガキ粉などを使用して、虫歯予防していくことをお勧めします。心配な方は是非、定期検診にお越しください!お待ちしております。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科衛生士 福田有花
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