2016/01/09
治療で麻酔をする?しない?
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
皆様、思った事はありませんか?
同じような治療なのに、麻酔をする時と、しない時がありますよね?
いったい、どういう基準で麻酔が必要になるのでしょうか??
そう、まず絶対的な基準として『麻酔をしないと、治療の時に痛く感じてしまう』のは、誰でも嫌ですよね...。
私たちは、まず治療の時に "なるべく患者様が苦痛を感じず、安心して治療を受けていただけること" を重要視します。
よって、以下のような治療のケースでは、このように判断をいたします。
【虫歯治療・被せ物の型取り】 → 歯を削るのが、どの程度の深さまでか?
歯の再表層の「エナメル質」までに限られた治療であれば、麻酔は不要です。何故なら、エナメル質に痛覚はないからです。
しかし、その下にある層である「象牙質」まで削る場合は、麻酔が必要になります。象牙質には歯の神経と繋がっている"象牙細管"という非常に細い管が張り巡らされており、象牙質を削ると その管の中の液体が移動して、神経に痛みが伝わるのです。
また、既に神経を取る処置をしている歯であれば、麻酔が要らないことがほとんどです。
【被せ物の装着】 → 調整・装着の際に、痛みを感じる可能性があるか?
神経がある歯 の場合で、以下の時は麻酔が必要です。
・型取りの際に、広範囲に歯の形態を整えた歯
・仮歯期間中に、歯の神経が敏感になっている
・セラミック系の被せ物の調整
【歯根内の清掃・消毒】 → 根の治療の際に、痛みがある可能性があるか?
神経を取ってから まだ治癒が十分でない歯、炎症が強い歯、などは麻酔が必要です。
【歯石除去】 → 歯石が付着している部位が、歯茎の下の深い所にないか?
深部に隠れている歯石除去の際には、痛みを伴わないように麻酔をします。
【外科的治療】
抜歯、歯茎の形態修正、インプラント、など
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
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