2015/02/06
虫歯予防のチョコレート
皆さん、こんにちは!歯科衛生士の福田有花です。
今月は2月1日〜14日の期間でバレンタインイベントを開催しています。期間中、お越しいただいたすべての方にキシリトールチョコレートをプレゼントしています。
今回ご用意したチョコレートは、「歯医者さんが作ったチョコレート」。
「歯医者さんが作ったチョコレート」は、その名の通り歯科医師の発案で生まれたチョコレートです。
このチョコレートただのチョコレートではありません!!ナント、虫歯予防になるチョコレートなのです!子供たちが大好きなチョコレートで虫歯予防が出来ないか?と歯科医師が考え、試行錯誤の上完成されたチョコレートなのです。私も食べたことがありますが、見た目も味もまさにチョコレートそのもの。
では、なぜ虫歯にならないのでしょうか?
それは、虫歯を作る原因である「砂糖」を一切使用せずに作られているからなのです。砂糖の代わりに100%キシリトールを使用しているため、食べても虫歯にならないというワケです。すごいですね〜食べた方が虫歯予防になるなんて、夢のようですね!
実際に虫歯はどのようなメカニズムで発生するかと言いますと、虫歯が出来る原因は様々ですが、大きな原因のひとつに「砂糖」が挙げられます。
砂糖はミュータンス菌(虫歯菌)の大好物。砂糖がお口の中に残っていると、お口の中に潜んでいるミュータンス菌が糖質を分解して歯垢(プラーク)を作り出します。
そして、歯垢(プラーク)は糖を発酵させて様々な酸を作り出し、歯を溶かしていきます。持続的に歯が溶かされると、やがて虫歯になってしまうのです。虫歯はミュータンス菌という細菌によって引き起こされているのですね。
では、なぜキシリトールは虫歯にならないのでしょうか?
皆様も何となく「キシリトールは歯にいい」「虫歯予防が出来る」というイメージをお持ちだと思いますが、実際になぜ虫歯予防になるかと言いますと、キシリトールは自然界にも存在する天然の甘味料で、イチゴやほうれん草などの果物や野菜の中にも含まれています。それだけでなく、キシリトールは人体の中にも存在しているため、非常に安全な食べ物と言われています。キシリトールは、虫歯の原因となる歯垢(プラーク)や酸を作らないことから虫歯予防として広く普及されるようになったのです。
ですが、どれだけキシリトールが虫歯予防に効果があると言っても、キシリトールの摂取だけでは虫歯を防ぐことは出来ません。
虫歯予防に大切なことは、
・歯をしっかり磨くこと
・フッ素入りの歯磨き粉を使用すること
・正しい食生活をすること
・定期的に歯科検診を受けること
この4つが重要になってきます。当院では、4ヶ月に1回の定期健診をお勧めしています。定期健診では、お一人おひとりに合った歯磨きの仕方をお伝えしています。皆様のお口の中が末永く健康でいられるようにサポートをさせていただきますので、ぜひ予防にお越しくださいませ。
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