2015/03/30
歯科医院のレントゲン写真の種類
X線、レントゲンと聞くと骨折をしたときなど外傷を負ったときに撮影するものを思いだされるかもしれません。しかし、このレントゲン、外科だけでなく、歯科でもとても重要なのです。歯と歯の間や、見えない顎の部分など、診察しただけではわからないところをきちんと治療するためにはレントゲン写真が必要になります。ここではその種類についてすこしご紹介してみたいと思います。
親知らずの抜歯を経験したことがある方なら、かならずとったことがあると思われるのが、パノラマレントゲン写真と呼ばれるものです。被曝量の少ないデジタルレントゲンでとったパノラマ写真のことは、略してデジパンと言ったりもします。
この写真は歯の全体を写したもので、これによって骨の中の異常や神経の位置などを知ることができます。親知らずの治療に加えて、インプラントや歯周病の診断のときにも必須です。ただ、このタイプですと、全体像は一気に見渡せるものの、細かな部分が鮮明に見えるわけではないので、虫歯の診断などには向いていません。さて、もっと詳細な診察のため、鮮明な画像が必要なときは、デンタルという小さいレントゲンをとります。一気に撮影できる範囲は限られていますが、その分、細かいところまでみることができるのです。
他にも矯正のときにはセファロというレントゲンを撮影することがあります。正式名称は頭部X線規格写真といって、一定の規格の従って撮影された頭部のレントゲンです。正面からとる「正面頭部X線規格写真」と横からとる「側面頭部X線規格写真」があります。このセファロにおいては、一定の規格が決められているので、治療の前と後の比較を行うことが簡単にできます。矯正も時間がかかる治療ですから、このセファロによって、その矯正過程を確認することができるのです。
これらに加えて、顎関節をみたいときは断層撮影という種類のレントゲンをすることもありますし、インプラントや根管治療などで3次元的に歯の状態を知りたいときにはCTを利用することもあります。CTだと保険の適用外のこともあります。
以上、ざっと歯科医院で歯医者さんが行うレントゲンの種類をご紹介しました。千種の歯科医院にもさまざまな種類のレントゲンがあり、必要に応じてベストな治療が行われます。
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