2015/03/10
顎関節症ってなに??
顎関節症(がくかんせつしょう)、つまりあごの関節に異常があって、「口が開けづらい」、「あごが鳴る」、「あごが痛い」というような症状を伴う慢性的な疾患のことです。
症状だけみると、骨が弱ってくる年配の人に見られる症状なのでは、と思うかもしれませんが、実は20〜30代の女性に一番多いと言われています。
顎関節症のタイプとしては大きく分けて4つのタイプに分けることができます。
1つは、あごの付近の筋肉が緊張して硬くなり、血行が悪くなっているタイプ、2つ目は顎関節の繊維組織の障害、3つ目は関節円板、つまり顎関節の一部がずれてしまって痛みが生じるタイプ、そして最後は顎関節が変形してしまうタイプです。
多くの場合、この4つのタイプの1つだけに属するというよりも、2つ以上の複合タイプが多いようです。
もっとも、あごに何らかの一時的な違和感を感じることはだれでもあることでしょう。実際、日本人に2人に1人はあごの異常を経験したことがあるようです。
しかし、多くの場合、しばらく放っておいたら、自然と治った、ということが多いようです。顎関節症の原因に関しては別に詳しくお話したいと思いますが、私たちの生活習慣やそこから生じるストレスとも大きな関係がありますので、それらを改善することによって、あごの痛みもなくなる、ということがよくあります。
しかし、中には放置しておくだけでは治らず、しばらくすると、めまいや重度の痛み、さらには、あごだけでなく、全身に影響したりすることもあります。こうなると、これは治療が必要な顎関節症と言わざるを得ません。
日常生活にも大きな影響が及ぶため、専門的な治療が必要になってきます。場合によっては手術が必要になることもあるのです。
もし、痛みが生じて、しばらく様子を見ても痛みが取れずに、ますますひどくなるようなら、是非専門の歯科か歯科医院に足を運んで、検査してみることをおすすめします。千種区にお住まいの方なら、「街の歯医者」として、当院も喜んで助けになりたいと思います。
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