2015/03/09
気になる歯並びを分類すると・・・
世界的にみると、日本人はご自身の歯並びを気にしている方が多いと思います。さて、ひと口に歯並びが悪いと言っても、専門的にはいくつかのタイプに分類されます。
まず、よく言うガタガタの歯並びですが、これを叢生(そうせい)と言います。日本人に非常に多くみられる歯並びで、歯が重なり合って生えている状態のことです。八重歯もこれに含まれます。主な原因としては、歯に対してあごが小さすぎるため、歯の並ぶスペースが足りないことが挙げられます。
次に、俗に出っ歯と言われる歯並びですが、これは正式には上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれます。
これも、叢生と並んで日本人にかなり多い歯並びの一つです。上あごが下あごより出ている状態のことで、原因としては、遺伝のほかに、子どもの頃の指しゃぶりや口呼吸の習慣などがあります。
上顎前突の反対で、下顎前突(かがくぜんとつ)は、下あごが上あごより出ている状態のことで、受け口、反対咬合(はんたいこうごう)とも言われます。
遺伝による場合もありますが、下あごを前に突き出す癖が原因で、下顎前突になってしまう人もいるので、親御さんの注意も大切です。
開咬(かいこう)とは、奥歯はしっかりかめても、前歯がかめない状態のことです。そうなると、前歯で物がかみ切れなかったり、正しく発音できなかったりします。大抵は歯を抜いて歯科矯正することが必要になります。
最後に、すきっ歯と言われる、空隙歯列(くうげきしれつ)についてご説明します。
簡単に言うと、歯と歯の間に隙間が開いている状態のことです。実は、見た目の問題を抜かせば、特に問題ないことが多いのですが、すきっ歯のせいで、外見にコンプレックスを持っている方が、千種区にも意外にたくさんいらっしゃいます。
この場合は歯を寄せることにより隙間を閉じる方法が有効でしょう。
細かく分類すると、ほかにもいろいろありますが、ご自分の歯並びがどのタイプに分類されるか、だいたいお分かりいただけたでしょうか。もしも歯列矯正を本気でお考えなら、まずは歯医者さんで詳しい説明を受けてから、ご自分の歯並びのタイプに合った治療法を選ぶよう、お勧めいたします。
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