2015/03/03
部分矯正って何??
「この2本の前歯さえ、きれいにそろっていたら、わたしもけっこう美人なのに...。」
ある友人が以前、そんな風につぶやいていたことがあります。日本人に多い歯並びの一つが「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と言われる、前歯の出ている状態なので、この友人の気持ちがわかる方も、意外にいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、患者さん思いの歯医者さんの中には、そんな悩みを解消するためのすてきな方法をお持ちの方たちがいらっしゃいます。
それが「部分矯正」と言われる、歯の全体ではなく、一部分だけを矯正する方法です。部分矯正にも多くの種類がありますが、ここでは前歯の部分矯正についてご説明したいと思います。
一般的な全体矯正の場合、奥歯も含めて全体を動かしますが、部分矯正の場合、気になる部位だけに矯正器具を取り付けて、ピンポイントで動かします。
では、歯を動かすためのスペースはどうやって作るのかと言いますと、前歯を削って少し小さくし、それをもとの場所に収めることが多いです。歯を削ると聞くと、少し抵抗があるかもしれませんが、通常は削っても痛くないエナメル質の部分のみを削りますので、削る際に麻酔をかけなくても痛みがありませんし、削った後その歯が虫歯になりにくくするためフッ素を使います。
部分矯正のメリットには、矯正する部位が少ないため、短期間、低コストで行えるということが挙げられます。
全体矯正では、根っこのしっかりした奥歯から動かすので、平均1〜2年はかかりますが、前歯は根っこが一本だけなので、動かすのが比較的簡単です。早ければ数か月で治療が終了します。
また、使う器具も少ないですから、その分コストダウンも望めます。
「結婚式までに気になる前歯をなんとかしたい!」
などといった願いをお持ちの方にはとても良い治療法と言えます。
もちろん、部分矯正に全体矯正ほどの仕上がりを期待することはできません。もともとの歯並びにもよりますが、全体矯正と比べると、少し出気味になることもありますし、よりきれいに仕上げるためには元の歯を削る必要があります。
ですから、矯正治療を受ける前に、自分が目指しているのはどんな治療、歯並びなのか、目的をまずしっかりさせ、それから矯正をスタートすることをお勧めします。千種区にも部分矯正を行っている歯科医院がいくつもあります。まずは無料相談から始めてみてはいかがでしょうか。
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