2014/10/10
歯列矯正にはどれくらい期間が必要か?
「歯並びは気になるけれど、何年も矯正器具を付けるのにも抵抗がある...。」そんな風にお悩みの方が、意外に多いかもしれません。確かに、1、2回の通院で奇跡的に歯並びを変えることはできません。しかし、矯正治療にはさまざまな種類があり、どんな治療を受けるかによって矯正期間は大きく異なってきます。ここではまず、一般的な矯正治療に必要な期間について考えてみましょう。
これはあくまで参考ですが、成人の方の矯正治療の場合、次の3つのタイプに分類できます。まず、歯を抜かずに治療できる簡単な矯正治療です。この場合、6か月から1年で矯正が完了します。装着期間がかなり短いので、矯正器具に慣れた頃にはもう終了といった具合です。次に、平均的な歯列矯正ですが、抜歯をするような場合であっても、1年から2年で終了します。最後に特殊な治療が必要なケースですが、その場合は2年から3年、症状によってはそれ以上に渡って治療が必要になる場合もあります。しかし、一般的な歯科矯正の場合、こんなに治療期間が長引くことはありませんので、ご安心ください。
以上が、実際の矯正治療の期間になりますが、この期間が過ぎた後にも、必ず「保定」というものを行う必要があります。これは、矯正治療が終わった後に、歯の後戻りを防ぐための過程です。この過程を経なければ、せっかくきれいに並んだ歯が、元に戻ってしまうことがあります。保定装置の種類も豊富ですが、一般的には取り外しのできるタイプがよく用いられます。これは、入れ歯のようなものに、ワイヤーがくっついており、それを上あごにはめるようにできています。食事や歯磨きの時には取り外せるため、煩わしさがかなり軽減されます。他にも、歯全体を留めておくものや、一部分を留めるもの、さらには24時間付けたままにしておくものもあります。もとの歯の状況や、治療後の状態によって必要なものはことなりますから、保定期間も、歯医者さんの指導のもと治療にあたることが大切です。
千種区にも無料で矯正相談を行っている歯科医院が多くあります。まずは一度、相談に行き、必要であればセカンドオピニオンを求めつつ、よりご自分に合った矯正治療をお選びください。
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