歯のマメ知識

2014/08/25
できるだけ削らない!これが最新の虫歯治療

高校生の時ですが食事をしていたら、突然歯の詰め物が取れてしまったことがあります。
急いで歯医者さんに駆け込んだところ、詰め物を入れなおすために歯をかなり大きく削られてしまい、とても悲しい思いをしました。
もちろん、虫歯になってしまった歯の場合、ただ放置しておくわけにはいきません。必要であれば、虫歯の菌に侵された箇所を削ることもあるでしょう。
でも、できることなら自分の歯を少しでも多く残しておきたい、それがわたしたちみんなの願いですよね。
さて、そんな願いをかなえるためにも、虫歯治療は日々進歩しています。では最新の歯科治療は一体どうなっているのでしょうか。少し見てみましょう。

皆さんも「削らない治療」という言葉をテレビなどでお聞きになったことがあるかもしれません。
これは、歯をできるだけ削らずに残す方向で治療する治療法のことです。
従来の治療方法ですと、感染を起こした部分をしっかりと取るために、虫歯になっている箇所よりもかなり大目に削っていました。また、詰め物をきれいに入れ、かみ合わせをよくするためにも、健康な部分をさらに削る必要がありました。
しかし、現在一般的なのは、歯はできるだけ少なく削り、歯の神経もできるだけ残すという治療方法です。
それによりできるだけ長く、自分の歯を使っていただくことができるようになっています。

では、具体的にどうするかと言いますと、まず、治療を始める前に丁寧に診察を行います。
スピーディーな治療は大切ですが、焦って治療に取り掛かるのは禁物です。
少し時間はかかりますが、きちんとした診察があってこその良い治療です。

さて、最新機器一つに、ダイアグノデントという虫歯の進行度をレーザーで診断する機器があります。
それによって、虫歯がどこまで進行しているのか、どう治療するのが最善か、しっかりと見極めることが可能になります。他にもさまざまな医療機器が出ています。歯科医院によって使うものは違いますが、歯医者さんからよく説明を受けて、信頼のできる治療法を選びましょう。

虫歯が深く、神経に達している場合などは、以前であれば神経を抜く治療が一般的でした。
もちろん、今でも必要があれば神経を抜くことはありますが、できるだけ神経を残せるように治療するよう方向性が変わっています。
例えば、消毒作用のある薬品などを使いながら、段階的に治療することで、感染していない神経の温存がより可能になりました。

千種区の歯科医院も、みなさまができるだけ長くご自分の歯で生活を楽しめるよう心から願っています。
虫歯があれば、早めの来院をお勧めしますが、予防は治療に勝ります。
ぜひ、毎日の良い歯磨きの習慣を保って、健康で豊かな生活を送りましょう。

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