それぞれの職種において、志と誇りを持てる姿を
全員に目指して欲しいと願っています。
当院の主役は歯科医師だけではありません。歯科医師や歯科衛生士という資格の有無は関係なく、それぞれの場面で、1人1人のメンバーが主役です。歯科医院は歯科医師だけが診療を行っているわけではありません。どのポジションが欠けても当院の診療は成り立たないからです。そして、それぞれが、自分の仕事に自信と誇りを持って働いている医院が理想です。
このページでは、当院が思う各職種のメンバーになってほしい姿や、求める仕事に対しての考え方をお伝えしています。どうぞ、参考になさって下さい。
歯科医師の仕事・期待する姿
マエストロ(熟練の指揮者)のように、専門医さえもうまく活用でき、
「技術」と「人間性」を追求するドクターになってほしいと思っています。
「歯科医師になってよかった」と思える未来を創る
私は、歯科医師の仕事は本当に楽しく、奥が深く、人生をとことんかける価値のある仕事だと思っています。歯科医療を学び続けることも楽しくて仕方がありません。何よりも、当院に勤務する先生にはそんな歯科医師の楽しさを知ってほしいというのが私の願いです。
もう1つ、強く願っているのは「歯科医師になってよかった!」と思える未来を創って欲しいということです。ですので、とにかく先生の理想の実現を応援したいと思っています。開業にしても、長く勤務医として働くにしても、分院長を目指すにしても、いつか自分の人生を振り返った時に「自分の歯科医師人生は、成功だったな!」と思えるようになってほしいのです。
基礎はもちろん、幅広い知識を得て欲しい
まずは、CR、形成、補綴、歯周治療などの基礎をしっかりと身につけて下さい。そのために、何年目のドクターであっても不安な部分はしっかりとトレーニングのサポートをします。そして、全員が同業者から見て恥ずかしくない治療ができるようになってほしいと思っています。
ある程度の技術的な自信がないと、歯科医師としての自分の仕事に誇りを持つことは難しくなってしまいます。また、技術が未熟なままの歯科医師だと、精神的にも経済的にも貧困の道に行ってしまいます。もちろん、楽しさも失ってしまいます。ですので、しっかり技術は磨きましょう。
また、基礎をしっかり身につけることは当然として、インプラントや矯正などできる限り全ての範囲に関して理解をしてほしいと思っています。せめて理解はすることで、広い視野で歯科医療を理解して欲しいですし、患者さんのためにより適切なアドバイスを行うことができるようになってほしいのです。
そして、一通りのことを理解したら、得意なことや興味のあることを伸ばして欲しいと思っています。例えば、当院の4年目の女性ドクターは、保存や矯正に力を入れています。近い未来の開業を目標としている男性ドクターは、全顎的な治療に集中して取り組んでいます。
常にアンテナを立てて、一緒に成長しましょう!
エビデンスのある治療をしっかりやってほしいと考えていますし、常に最新の情報にアンテナを張って、色々なことを見聞きしてほしいと思っています。もちろん、勤務医だけでなく理事長も一緒に学び続けます。一緒に学ぶことで臨床にも導入しやすく、共に成長できるからです。実際に学会やセミナーには勤務医の先生と一緒に参加することも多いので、共に成長することができています。ぜひ一緒に学びましょう!
まわすだけの治療ではなく、職人的なこだわりも求めて欲しい
ただ数を回すだけの歯科医院で働くのは、チェーン店の牛丼屋で働くようなものではないでしょうか。当院で働くドクターには、しっかりと良い治療を身につけ、丁寧な治療を提供して欲しいのです。収入を得るためだけに回すのではなく、しっかりと良い治療をして欲しいのです。そのような職人的なこだわりも大切にして欲しいと思っています。
例えば、勤務医の先生もマイクロスコープを使った難しい根管治療の症例をこなしたり、CR1本にしても世界レベルを目指すくらいのクオリティを求めるような気概を持って欲しいと思っています。あなたが追求したい分野を、とことん学ぶ環境を用意したいと思っています。
人間性も磨く意識を大切にして欲しい
当院はチームワークを大切にしている歯科医院です。ですので、歯科医師だからといって特別扱いはありません。全員が大切な仲間です。しかし、歯科医師は立場上どうしても影響力が大きくなります。それを自覚して、ぜひ一緒に良いチームを作っていこうと思っていただける方と一緒に働きたいと思っています。
それが、あなたの人間力の向上にもつながるはずです。歯科医師にとって、人間力は患者さんから信頼されるためにも欠かすことができません。技術だけでなく、人間力も高めていく意識を持ち、患者さんにも仲間にも貢献できる歯科医師を目指しましょう!
歯科衛生士の仕事
「歯科衛生士になって良かった」と思えるように。
患者さんの人生を守る、プロフェッショナルを目指して欲しい。
医院の主役級の活躍ができる歯科衛生士に
当院のビジョンの1つに「むし歯ゼロの子供1000人を育てる」というものがあります。これを実現するには、歯科衛生士の活躍が欠かせません。歯科衛生士の仕事に対してよくあるイメージは「歯科医師のサポート役」というもののようです。しかし当院では、全く違います。歯科衛生士は常に主役級の存在であり、中心となって活躍できる職種ですし、そうなってほしいと願っています。
歯科衛生士の仕事を好きになってほしい
当院で働いたからには、歯科衛生士の仕事を大好きになって欲しいですし、誇りを持てるようになってほしいと考えています。そのためには、新人期間だけでなく、絶えず学び続けることが必要です。必ず、その努力に見合う感謝ややりがいは返ってきます。それを感じられるくらい成長と貢献を楽しんでほしいですし、「一生歯科衛生士をやりたい」「歯科衛生士になって良かった」と思ってもらえたら最高だと考えています。
予防業務が中心です。
当院の歯科衛生士の業務は、まさに「患者さんの人生を守る仕事」です。本格的な治療に入る前の歯周病治療、プラークコントロールから、TBI、生活習慣や悪習癖のアドバイス、子供の歯並びについてのアドバイスや、予防メンテナンスまで、役割は多岐にわたります。もちろん、そこまで多くのことができるレベルに到達するには時間がかかりますが、段階的に成長をサポートしますので安心して下さいね。
プロフェッショナルとして歯科医師のパフォーマンスを引き出す存在へ
歯科衛生士でも歯科医師のアシストに入ることも当然あります。その時には、プロフェッショナルな助手として歯科医師のパフォーマンスを引き出せる存在にもなってほしいのです。食育や口腔ケアなども学んでいただき、オールマイティーな存在として、真の意味で医院の主役となっていける可能性のあるポジションです。
仕事が楽な医院より、成長できる歯科医院を選びませんか?
就職先を探すときに「なるべく仕事が楽そうなところを選ぼう」と思う学生さんが多いようです。気持ちはもちろんよく分かります。しかし、長い視点で考えて職場は選んで欲しいのです。成長することが文化になっていない歯科医院に就職すると、間違いなく成長は鈍ります。成長がないと、歯科衛生士の楽しさ、本当の素晴らしさは体験することができません。例え、条件が合わずに当院に就職しないとしても、ぜひ「成長」「やりがい」という視点も入れていただくことを強くお勧めします。
受付/歯科助手の仕事
※受付と歯科助手は基本的に両方の仕事を習得していただきます。その後は、能力・適正に合わせてポジションを配置します。
受付は『医院の顔』として、患者さんからの第一印象を左右します。
アポイントコントロールなど医院の中核的な役割を持っています。
医院の「顔」である自覚を持つ
一般的な歯科医院で受付というと、診察券を受け取ったり事務的な作業をするというイメージかもしれません。しかし、当院での受付の位置づけは、「医院の顔」です。最初に不安を抱えた患者さんと接するのは、電話でも対面でも、受付の仕事です。ですので、その意識を持ってコミュニケーションを取ってください。
どこに行っても通用する接遇・ビジネスマナーを身につけて欲しい
不安を抱えていらっしゃる患者さんと最初に接するポジションですので、接遇応対や、笑顔での優しいコミュニケーション、安心してもらえる笑顔や声の使い方なども、非常に大切なスキルとなっています。それに対しての研修や外部セミナーを受けることも可能です。どこの業界でも通用するビジネススキルの習得を目指してほしいと考えています。
医院の中心的な役割となっていきます
歯科医院の経営面を考えると、受付はアポイントの管理・コントロールを行う、非常に重要な業務を任されています。レベルが上がってきたら、アポイントコントロールをしながら、全体の診療のマネジメントまで意識して仕事をするところまで到達して欲しいと考えていますし、そのくらい医院の中心的な役割として活躍できるポジションです。
歯科医院の受付というと楽なイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。忙しく、覚えることも多いポジションですが、患者さんとの関わりも多く、やりがいを感じられるポジションです。
未経験からでも、あなたの個性を活かせるポジションです。
人が好きな方、人に貢献することを喜びに感じられる方に適性があります。
誰よりも、一番患者さんを笑顔にすることができるポジション
患者さんと関わることが多く、直接サポートするポジションなので人と接するときの喜びがある職種です。歯科医療は奥が深く、患者さんによってパターンが違います。そんな深みを感じることもできるでしょう。
また、一番患者さんを笑顔にできるのは、歯科医師でも歯科衛生士でもなく、歯科助手であると思っています。歯医者や歯科衛生士が治療・予防をするのは当たり前かつ最低限のことです。患者さんにとって歯医者はできれば来たくない場所です。診療台に座った時には様々な不安を抱えています。そこで歯科助手がちょっとした気遣い、サポートをすることですごく喜んでくれ、安心してくださいます。そんな、歯科医師・歯科衛生士ができないことをしてあげてください。
患者さんと最も触れ合うポジション
診療中には、患者さんの不安を素早く察知してお声かけをしたり、説明の補足をしたり、予防への意識付けをしたり、多くの役割を担っています。患者さんと濃厚に関わることが多く、歯の健康を守るために大きな影響を及ぼす重要なポジションであり、患者さんとの信頼関係も非常に厚いものとなります。未経験からでも習得でき、かつ非常に成長感を味わえるポジションです。コミュニケーション力、技術、知識、そして得られる信頼感など、多くの面での成長への実感がやりがいになるはずです。
ドクターをサポートするプロフェッショナル
歯科助手は、ただ歯科医師や歯科衛生士のサポーターという位置づけではなく、一緒に質の高い診療を行う医療チームの一員という自覚を持ってほしいと思っています。そして、治療をサポートするエキスパートです。歯科助手のスキルを身につけたら、全国どこの歯科医院に行っても通用するものになるでしょう。
技術が上がってくると、通常診療のアシストだけではなく、インプラントのオペのアシストなどにもチャレンジする事も可能です。医療関係の仕事に憧れていた方など、とてもやりがいを感じられるでしょう。
あなたの個性を活かして欲しい
歯科助手は、色々なタイプの方が活躍できるポジションです。コミュニケーションが得意な方、口ベタだけど細かいことに気がつく方、手先が器用な方、不器用だけど人のことが大好きな方、繊細でマメな方から大らかでバイタリティがある方まで、それぞれの個性に合わせて活躍のフィールドがあります。あなたの個性を存分に伸ばしてほしいと思っていますし、そのためのサポートも行います。
経歴も、短大や大卒の新卒入社をしたスタッフ、元航空会社勤務、大手販売店の販売職、管理栄養士などなど、多岐に及びます。過去の経験は問いませんし、より活用できる方向に成長できるようにサポートします!
トリートメントコーディネーター(TC)
インフォームドコンセントの中心的役割を担います。
患者さんの幸せを本気で考え、そのためのサポートをする役割です。
TCはカウンセリングを担当するポジションです
トリートメントコーディネーターとは、医院のカウンセリングを担当するポジションです。当院では、インフォームドコンセント(治療説明など、情報提供)のために、複数のカウンセリングを実施しています。それを担当していただきます。カウンセリングシステムは、当院の診療システムの中心を担っているといっても過言ではないくらい、医院にとっても患者さんにとっても、重要なポジションです。
カウンセリングの種類は複数あります
初診の患者さんに対しては、これまでの悩みやストレス、歯医者への恐怖心、今後の理想の姿など、心の内を把握することに努めます。多くの患者さんが、話を聞くだけでホッとした表情になり、信頼を寄せてくれ始めます。また、他にも歯周病の怖さや歯の大切さ、予防の大切さを啓蒙するセカンドカウンセリングや、かぶせ物や詰め物、入れ歯の種類などを説明する補綴(ほてつ)カウンセリングなどを担当します。
上記を読んでみると、とても難しそうに感じるかもしれません。しかし、当院だけでなく全国の歯科医院でトリートメントコーディネーターとして活躍しているスタッフの多くは歯科業界未経験からのスタートです。院内での研修や、外部セミナーを通じて学ぶことができるので、安心してください。
人と話すのが好き、患者さんに心から貢献したいというマインドを持った方なら適性があるので大丈夫です。TCを経験すると、「信頼関係も深まるし、すごく感謝されるので本当にやりがいがある」と口を揃えて言います。
最も患者様の「生の声」を聞くことが多いのがやりがいに
カウンセリングは個室で実施することが多いので、歯科医師や歯科衛生士には話せなかった本音が患者さんから出てくることもたくさんあります。本当に悩んでいること、実は悩んでいたこと、誰にも言えなかったこと、未来への希望など、本当に沢山の話が出てきます。
それらに心を寄せて、どうすれば患者さんの幸せな状態が実現できるかを本気で考えるのが最も大きな役割です。そのことを通じて、患者さんとは深い信頼関係が構築されます。
コミュニケーションが好きな方、販売職や営業職経験者の方も適性があります
TCは、歯科助手・受付の基本的なスキルが身についた後、希望があれば誰でもチャレンジする事ができます。特に資格などは必要ありませんが、院内研修や、必要であれば外部研修を受けていただきます。
また、TCは自費診療の契約を取ることが仕事ではなく、「患者さんにとって必要な情報を提供する」「患者さんの想い、背景を理解する」ことが仕事です。ですので、過去にサービス業・販売職・営業職などをやっていた方は、「ノルマもないし、本当に良いと思えるものを、患者さんに伝えたいと思いながら伝える仕事なので楽しい!」と以前の仕事との違いを感じられるのではないでしょうjか。