今、困っているところの治療だけではなく、真の健康の実現へ。
「守る」ための診療システム・カウンセリングシステム
当院では、痛いところを治すだけではなく、10年後、20年後まで健康な状態を維持するための治療を大切にしています。
そして、その実現のために全ての職種の活躍が欠かせません。
より良い診療を目指し、随時診療システムを改善していますが、現時点の診療システム・カウンセリングをご紹介します。
1.受付が電話応対・笑顔でお迎え
受付は、最初に患者さんと接触する「医院の顔」です。初めて当院に来院される患者さんは、沢山の不安を抱えながら電話をかけたり、来院されたりします。受付スタッフには、そんな患者さんに対してやさしく応対し、安心していただく役割となってください。最初は緊張すると思いますが、段々と慣れてきますし、患者さんとのコミュニケーションも楽しくなってきます!
2.問診・応急処置
初診時には、まず歯科助手や歯科医師が問診を行った後に、患者さんの主訴に対応します。痛みを抑えたり、義歯を治したりと急患対処を行います。
ここでは、患者さんの表情や言葉に気をつけて、本当に言いたいことは何か、訴えの本質はどこにあるのかを見逃さないように気をつけています。
3.初診カウンセリング
初診時には、カウンセリング担当のトリートメントコーディネーター(TC)が、より詳しく患者さんの不安や悩みをヒアリングします。歯が悪くなってしまったことで辛かったこと、過去の歯医者での辛かった体験、歯に対しての価値観、当院への要望などなど、30分程度かけて丁寧に話を聞きます。
一方的な治療ではなく、患者さんと一緒に良い状態を目指していくことを大切にしているので、当院にとって欠かせないカウンセリングです。
4.資料採得、基本検査(初診時 or 2回目来院時)
レントゲン撮影、口腔内写真、歯式、基本検査などを行い、資料を揃えます。口腔内全体を把握して治療計画を立てるには欠かせない資料です。
5.症例検討会、治療計画立案
歯科医師は定期的に症例検討会を行います。ここでは、治療方針の擦り合わせや院長や先輩からのアドバイスを受けた上で、治療計画立案を行います。歯科医師の知識や治療計画立案スキルが身につきます。TCが同席する場合もあります。同席することでスキルアップにもつながります。
6.治療計画の説明・セカンドカウンセリング(3回目)
2回目の来院時には、最初に処置(主訴改善)を行います。その後、カウンセリングルームに移動して、主にTCから現在の口腔内の状況説明や、今後の治療についての説明を行います。歯科医師もチェアサイドでの説明はもちろんしますが、より理解を深めていただくために説明の場を設けています。
7.初期治療、本格的な治療へ
主訴改善・軽度のう触処置と平行して、歯科衛生士による口腔内環境の改善のための処置(歯周病治療、PCRなど)を行います。初期治療が終了してから、本格的な治療・補綴処置が始まります。治療が終了してから、再び悪くなってしまうのを防ぐために、初期治療もしっかり行うスタイルです。
8.補綴カウンセリング
主にTCから補綴カウンセリングを行います。患者さんの要望を汲み取りながら、事前に歯科医師と打ち合わせをした情報を踏まえてベストな治療方法を探ります。しっかりと情報提供を行って、患者さんと一緒に考え、最後には患者さん自身にしっかりと選んでいただくスタイルです。難しい症例に関しては、歯科医師から行うこともあります。
9.終了カウンセリング
治療が終わったら、直後に終了カウンセリングを実施しています。ここでは、治療前・治療中のことを振り返っていただきながら、定期検診の大切さを改めて伝えます。このカウンセリングをしっかり行うことで、より患者さんの歯に対しての価値観が向上するのです。
※人員が少ない場合には、どうしても行えない場合があります。その場合には、増員ができた際に実施します。
10.定期メンテナンスへ
口腔内の状況に合わせて、3~6ヶ月ごとの定期検診を推奨しています。患者さんの約9割が定期検診に移行、継続しています。全員が患者さんに対して本気で向き合って、啓蒙を行っている結果として、数多くの方が歯を大切にされています。