顎関節症の原因の一つ、TCHとは?

顎関節症の原因の一つ、TCHとは?

顎関節症(がくかんせつしょう)などあごの痛みを抱えるほとんどの方が私たち歯医者におっしゃるのは、「自分は普段歯ぎしりもしないし、歯を食いしばることもない」ということが多いです。
顎関節症の原因が「ブラキシズム(歯ぎしり・くいしばり)」ということをお話するとそのようにおっしゃるわけですが、顎関節症はみなさんが考えているより、ずっと軽度の歯の接触でも起こりうる、ということをすこしご説明いたしましょう。

キーワードは” TCH “という言葉です。これは「Tooth Contacting Habit」の略で、日本語で直訳すると、「歯列接触癖」ということになります。意外に思われるかも知れませんが、人間の上の歯と下の歯は普段何もしていないときは触れていません。ご自分でも確認してみてください、逆に意識的に上の歯と下の歯をくっつけようとするとなんだか違和感を感じることでしょう。

そして、上の歯と下の歯はくいしばったり、歯ぎしりしたりするレベルに至らなくても、ちょっとした接触を繰り返す、つまりそれが癖になっていると、顎関節やあご部分の筋肉に疲労や緊張を与えることになりかねない、ということなのです。これはある種の「癖」ですから、無意識のうちに上の歯を下の歯を触れさせている可能が高いです。

もちろん、この癖があるからといって必ず顎関節症になるというわけではありませんから、あごに痛みがなければそのまま特に気にしなくても良いのですが、もしもあごの痛みが気にあるようなら、ちょっと自分の習慣を見なおして、TCHをもっていないか、を分析してみましょう。

「自分で気づかないうちにしているのに、いったいどうしたら?」と思われるかも知れませんが、歯科医院がよく提案するのは、なにかリマインダーの機能をもつものを使うことです。例えば、あなたがテレビを見ている間に上の歯、下の歯がくっついているかもしれませんから、目のつきやすいところに何かマークなるようなものを貼っておき、それが目に入ったら、自分の歯がくっついていないかどうかをチェックする、というわけです。

それでも顎関節の痛みが解決しないようなら、是非、歯科に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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