食欲の秋、食べ方を見直してみませんか?
千種区のみなさんこんにちは、たなか歯科クリニックの長谷川です。
朝晩冷え込むようになってきましたね、木々も色づいて秋の深まりを感じています。
また食欲の秋とも言うように、美味しいものも沢山ありついつい食べすぎちゃうのが最近の私の悩みです。
そこで、今回は食べ物と歯の関係をお話ししたいと思います。
皆さんはお家で過ごされる時、ついつい間食していませんか?今年は感染症の影響でお家でのんびりされる方や在宅勤務になられる方が増えてきこともあり、お菓子に手が伸びてしまうなんてことあるかと思います。私自身も小腹が空いた時にチョコやクッキーをつまんでいることがあります。
甘いものでも少量なら大丈夫!と思っている方、自分の間食の頻度をもう一度思い出してください。実は食事や間食の取り方に虫歯になりやすくなる、落とし穴が潜んでいるのです。
まず、飲食後お口の中では細菌の生み出す酸や飲食物の酸により歯の成分が溶け出します(これを脱灰といいます)。その後、時間をかけて唾液が歯に成分を戻して行きます(これを再石灰化といいます)。私たちは1日にこれを何度も繰り返しており、脱灰をしている時間が再石灰化を上回る状態が長く続くことで虫歯になるのです。
下の図は上が間食が多い人、下が少ない人のお口の状態を表しています。
私たちは飲食のたびにお口の中のpHが変化します。一定のpHより低くなると、歯の成分が溶け出し(赤い状態)、砂糖を含む飲食物の摂取回数が多くなるほどそれだけ歯が溶ける時間が増えるのです。
このことから“量” 以上に “頻度や時間” が問題となってくると言えます。かなりの頻度で飲んだり食べたりすることで再石灰化をする時間が取れず、虫歯になるリスクが高くなってしまうのです。のどあめを絶えずなめていたり、ガムを噛んでいたりついついやってしまいがちですが控えた方が良いでしょう。また、野菜ジュースやスポーツドリンクなどにも砂糖が入っているものもあるので要注意です。
今回は間食の量よりも、頻度や時間が虫歯リスクに関わってくるとお話ししました。お子さんに多いのですが間食をあまりしていなくても、食事の際に時間をかけてゆっくりダラダラ食べている方は再石灰化の時間がとれなくなるので要注意です。三食しっかり食べることで間食をできるだけ防ぎ、食べた後にしっかり歯磨きをすることで虫歯対策をしていきましょう!
千種区覚王山 たなか歯科クリニック
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