感じやすい味はどの味??
本日のブログでは舌と味覚について、お話したいと思います。
はじめに舌の解剖学的なお話をします。
舌は、前3分の2の舌体(ぜったい)と後ろ3分の1の舌根(ぜっこん)に分けられます。
口を開けた時に見える部分は舌体で、舌根は基本的には後ろ過ぎて見えません。
舌の表面には、舌乳頭(ぜつにゅうとう)と呼ばれるものがあり、この中に味蕾(みらい)と呼ばれるものがあることがあります。
さらに、この味蕾の中に味細胞があり、これが味を感じるのです。
舌乳頭は、粒状であったり、ヒダ状のものとして舌に存在しており、いくつか種類があります。
糸状乳頭(しじょうにゅうとう)、葉状乳頭(ようじょうにゅうとう)、茸状乳頭(じじょうにゅうとう)、有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)の4つの乳頭です。
このうち、糸状乳頭は、舌に全体的に分布しており、味蕾がないと言われています。ちなみにこの味蕾は、軟口蓋や咽頭、喉頭にも存在しており、舌だけにあるわけではありません。
また、有郭乳頭は、舌体後方に分布する乳頭で、非常に大きく、10個程度あります。思い切り舌を前に出さないと見えないこともあり、デキモノと間違われることが多い乳頭です。
では、次は味覚についてお話します。
突然ではありますが、皆さまは甘味、苦味、酸味、塩味のなかでどれが一番味を感じやすいと思いますか??
味を感じるのに最低必要な刺激量のことを味覚閾値といいますが、この閾値は大きいものから並べると、甘味、塩味、酸味、苦味となります。
つまり、苦味が一番感じやすい味というわけです。
これは、カラダに毒が入って来た時に、すぐに反応できるようになっていると考えることもできます。
カラダって面白いですよね。
たなか歯科クリニック
岡島多翔幸
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