噛むことの重要性
皆さんこんにちは(^^)
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
今年は暑い夏が本当に長く続きましたが、少しずつ日暮れの時間が早くなり、秋の気配を感じられるようになりましたね。急な気温の変化に体調を崩さないようにお過ごし下さいね。
今回は、口の健康に対して非常に重要な「噛むこと」についてお話しします。
食べることは、人間にとって生命を維持するために必要不可欠な行為です。食べ物を噛むことは当たり前のことのように感じますが、噛むことの重要性についてはあまり知られていません。
噛むことの役割はたくさんありますが、主なものを紹介します。
まずは消化を助ける役割です。食べ物を口に入れると、唾液が分泌されます。この唾液には、消化を助ける酵素が含まれています。噛むことによって、よく噛まれた食べ物は細かくなり、唾液によって酵素が働きやすくなります。そのため、胃腸が負担を受けずに効率よく消化を行うことができます。
また、噛むことによって歯に刺激が与えられます。この刺激によって、歯茎の血流がよくなり、歯を支える周りの骨も強くなります。歯を噛み締めることで、噛む力が分散され、歯にかかる負荷も減ります。このように、噛むことは歯と歯茎の健康にもつながります。
さらに、噛むことによって脳の働きも活性化されます。噛むことで、情報伝達に必要な神経が刺激され、脳が活発に働きます。また、歯を使って噛むことによって、顎の筋肉も鍛えられます。この筋肉は、顔の形を保つだけでなく、発声や呼吸にも関係しています。
しかしながら、現代社会では、時間に追われる生活や外食など、噛むことを十分に行うことができない人も多いです。そして、口に合わないと感じた食べ物を飲み込んでしまうことがあります。しかし、このような生活習慣が口の健康や全身の健康に与える影響は大きく、歯周病や消化不良、肩こり、頭痛などの原因になることもあるため、噛むことが重要であることを再認識する必要があります。
ただし、過度な力や歯ぎしりなどの不適切な噛む習慣は歯に損傷を与える可能性があるため、注意が必要です。歯の健康を保つためには、適切なケアと歯科医院での定期的な診察が大切になります。
こちらはキシリトールを使った虫歯になりにくいグミです。
グミは果汁などをゼラチンで固めたドイツ発祥のお菓子で、名称はドイツ語でゴムを意味するGummiに由来するそうです。ドイツでは強く噛む必要のある食べ物が少なくなり、歯に関する病気にかかる子供が増えていたため、硬い菓子を作ることで子供の噛む力を強くし、歯にかかわる病気を防ごうと作られたそうです。
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛南実
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