歯周病と歯石

歯周病と歯石

皆さんこんにちは!

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 堀部汐里です。

いきなりですが、この写真をご覧ください。

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この写真は抜歯をした歯ですが、右の歯は、根っこの部分は何もついていないですが、左の歯は何かが沢山付着しています。

これは一体何がついているのでしょうか?

正解は歯石です。

右の歯は、親知らずが虫歯になったために抜歯したもの、左の歯は、歯周病で歯がグラグラになって抜歯したものになります。

では歯石と歯周病はどのように関係しているのでしょうか?

歯石とは、歯垢(プラーク)が石のように固くなったものの事を言います。

歯垢には細菌が沢山いますが、歯石には石化しているので細菌がいません。

ということで細菌がいない歯石が、歯茎に悪さをして歯周病が悪化する、ということはないと言われています。

ではなぜ歯周病で抜けた歯には沢山歯石がついているのでしょうか

歯石の表面はザラザラしています。ザラザラしている表面はどうしても汚れがつきやすく、歯垢がたまってしまいます。先程もお伝えしましたが、歯垢には沢山の細菌がいて、その細菌が歯肉に悪さをするのです。

そうすることで、歯肉が炎症を起こし、身体に細菌を入れないようにするために少しずつ骨が溶けて、歯肉が下がっていきます。

そして、歯垢が歯石化してまたそこに歯垢がつく、歯肉が下がる、これの繰り返しです。

そうしていくことで歯を支える骨が溶けてしまい、根っこの先まで歯石がつき、歯がグラグラになってしまい、抜歯をせざるを得なくなってしまうのです。

また、一度無くなった骨、歯肉は元に戻ることはありません。

歯周病は痛みもなく進んでいく病気です。「痛くないし、グラグラしてないからいいや。」と言われる方もいらっしゃいます。しかし、歯がグラグラしたり、痛みが出てきてからでは遅いのです。

日本では、歯周病に罹患している人が80%もいると言われています。

その数値は先進国の中で一番高い数値です。5人に4人が歯周病ということになりますよね。

すごい数値だと思いませんか?

歯磨きをしているつもりでも、じつはきちんと歯ブラシが当たっていなかったり、間違った知識のまま歯磨きをしている可能性があります。

詳しい歯磨き方法を知りたい方や、もしかしたら歯周病かも、検査したい、という方がいらっしゃいましたら、是非たなか歯科クリニックにお越しください。

歯磨き方法、歯ブラシの選び方などのお悩みを一緒に解決していきましょう!

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生 堀部汐里

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