乳歯が早く抜けてしまったら
みなさんこんにちは。
千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の飯嶋晴弥です。
週末は大寒波で雪が降るくらい寒く、センター試験を受けられる方も大変だったと思います。
今日は乳歯の抜歯に関してお話ししたいと思います。
乳歯の虫歯は、上の前歯と乳臼歯(奥歯)2本が好発部位です。
前歯の場合は、目視しやすく保護者の方も気づき、早い段階で治療できることも多いですが、奥歯は知らず知らずのうちに大きくなってしまっていることもあり、抜歯になりやすいです。またお子さんの場合、大人よりも痛みに鈍感なことも多く、虫歯の進行に気づきにくい要因になります。
多くは乳歯が抜けた後、大人の歯が生えてきますが、この乳歯が早く抜けてしまった場合、また抜かなくてはいけない状況になってしまった場合、大人の歯が生えてくるスペースがなくなり、歯列不正の原因になってしまいます。
なぜスペースがなくなってくるのかというと、歯は噛んだときの力が前方向に伝わっていきます。
後ろの歯が前に押され、歯が動きスペースがうまってきてしまうのです。
そんなときは、抜けた場所によって様々な装置を使い、大人の歯が生えてくるまでスペースが埋まらないようにします。
問題なく歯の交換時期まで乳歯が残っているのが理想ですが、早く抜けてしまったとしても諦めずに、相談してみてください。
下の画像は乳歯ではないですが、抜歯の対象となる虫歯になってしまった歯の見本です。
千種区たなか歯科クリニック
歯科医師 飯嶋晴弥
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