歯の麻酔が効いている間、注意すべき項目
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
今回は、ほとんどの皆様がご存知のことだとは思いますが、「歯医者で麻酔をした後の注意」についてのお話です。
麻酔が効いている間、その周辺は感覚がありません。様々なことに注意しなければ、大きなケガや思わぬ事故につながってしまいます…。基本的なことですが、頻度が高いうえ大事なので、改めてお伝えします。
食事は麻酔が切れてからにしましょう
麻酔が効いているときには、お口の中や周囲の感覚が鈍っています。その時に食事をするのは危険です。誤って唇や頬を咬んでしまいやすいうえ、また咬んでしまったとしてもそれに気が付かず大きなケガになってしまうことがあります。
そのため麻酔が効いている間の食事は避けた方がいいでしょう。治療の時間に合わせ、受ける前に食事をとるなど工夫が必要です。
唇を咬まないよう注意しましょう
飲食をしていなくても何かの拍子で唇を咬んでしまうことがあります。唇の感覚が戻ってきていないときにケガにつながり易いです。麻酔が完全に切れるまでは、お話しする際にも注意を払い、激しい運動などは避けましょう。
水分が口元からこぼれないようにしましょう
唇の感覚が鈍っているため、自分でも知らず知らずのうちに液体が口元からこぼれやすくなります。先ほど「食事は安全のため麻酔が切れてから」とお伝えしましたが、飲み物は気をつければ飲んでいただいても大丈夫です。でも、飲み物が口の端から出やすいのでご注意ください。
また、うがいをする時も同様にこぼれやすいので、洋服を濡らさないようにしましょう。
ヤケドに注意しましょう
温度に対するお口の中の感覚も鈍っているため、熱いものに注意しましょう。コーヒーやお茶など熱い飲み物を口にするとき、ヤケドしてしまっても気が付きません。麻酔が切れた後に激しい痛みを感じることもありますので、麻酔が効いている間は避けたほうが良いでしょう。
患部になるべく触れないよう気をつけましょう
感覚が鈍っているため、何となく気になり、どうしても手で触ってしまいがちです。しかし、触っても痛みが無いため、無自覚のうちに引っかいて傷つけてしまう事はもちろん、圧迫し過ぎて内出血を起こすこともあります。患部を雑菌から守るためにも、なるべく触れないようにしましょう。
特に小さなお子さんの場合に多いので、親御さんは気をつけてあげましょう。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
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