医院ブログ

はみがき

みなさんこんにちは。

千種区たなか歯科クリニック歯科医師の飯嶋晴弥です。
7月になり、初夏といってもかなり暑いですね。
診療日は昼間に外に出ることがあまりないので分からなかったですが、休日に外出するとすごく暑くて驚きました。
みなさんもお出かけご来院のさいは熱中症に気を付けてくださいね。
先週末はセミナーで福岡に行ってきました。
内容は「歯周補綴」という分野でした。
歯周病の治療から被せものをするまでの講義です。
今回は歯周病の治療についてお話ししようと思います。
歯周病の治療はまずは検査をし、そして基本的には歯磨き指導から行います。
僕がまだ歯科を詳しく学ぶ前に感じたことは、「歯磨きの仕方より、歯石とかきれいに取ってほしい」です。みなさまも同じように感じる方が多くいらっしゃると思います。
しかしこれは大きな間違いでした。
歯の表面には必ず、歯垢(プラーク)という細菌の塊が付着し、これを放置すると歯石となって歯と強固にくっついてしまいます。こうなると歯科医院の器具などを使用しないと除去することは難しくなってきます。
要するに、日ごろの歯磨きがしっかりできず、磨けていない部分のプラークが何日か放置されれば次回の治療までにまた歯石がついてしまうのです。
歯石やプラークが付着している以上は歯肉の炎症は改善されず、歯周病治療も次のステップに進めないのです。
また、歯磨きがしっかりできるということは、被せものや詰め物をした歯の二次的な虫歯のリスクを減らし、新たにできる虫歯も予防できるので、とても重要になってきます。
磨き残しが減少し、見える範囲の歯石もキレイに取れたところで再度検査をして再評価します。そして次のステップです。
歯周病の多くの場合は歯と歯茎の間の中の見えない部分にも歯石が付着しています。
この部分の歯石を何回かに分けて地道に取っていくとさらに歯周病は改善されてきます。
歯磨きや歯石をある程度除去していることで、歯肉の炎症が改善されているため、出血なども最小限にでき、治療もスムーズになります。
そしてまた再度検査…というのが大まかな流れになります。
歯ブラシは、歯科治療で一番重要と言っても過言ではないくらい重要なことだと思っています。みなさまも、しっかり磨けてるか心配、歯磨きのときに血が出る、口臭が気になる、などありましたら気軽にお声かけください。当院のスタッフが優しく、ときには厳しく、指導させていただきます。
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千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 飯嶋晴弥

歯周病とタバコ

みなさんこんにちは!
千種区たなか歯科クリニック、歯科衛生士の小栗沙紀です!

最近は雨の日もすっかり減って、毎日暑すぎますね(^◇^;)
冷たいかき氷やフルーツたくさんのパフェが食べたい季節になって来ました♩
どこかオススメの美味しいかき氷やスイーツのお店を知っている方がいれば是非教えてください♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
さて、今日のブログではタバコと歯周病についてお話しようかなと思います!
みなさんの中でタバコは体に良くないものという認識は確かにあると思います。
受動喫煙も良くないということも散々学校の保健の授業で教えてもらった記憶があります。
タバコは喫煙者だけの問題ではなくて、受動喫煙によって不特定多数の健康に悪影響を与えます。また、タバコを消した後でも、残っているタバコの煙による汚染、タバコ成分による健康被害、三次喫煙による健康被害にも気をつける必要があります。
三次喫煙とはタバコを消した後も残留する化学物質を吸入することで、喫煙者の毛髪や衣類、部屋や自動車のソファやカーペット、カーテンなどの表面に付着して残留し、それが再放散したものが汚染源になり、三次喫煙が発生します。
でも喫煙がお口にもたらす影響とは?
まず、喫煙は歯周病の最大の環境リスクファクターです。
タバコを吸う人は吸わない人に比べて、
①   歯周病の罹患率が高い
②   歯垢の付着量や細菌の数が吸わない人と同じであっても、タバコを吸う人の方が、歯を支える組織の破壊が進んでしまう
③   歯茎からの出血も少なく、歯周病という自覚が遅れてしまう
また喫煙していると、歯周病治療をしても治りが遅いですし、外科的な治療をしても予後が良くなかったりします。
その他にも受動喫煙によって、子供のお口にも影響が出ます。
歯周病、むし歯、歯茎のメラニン色素沈着のリスクが高くなることが報告されています。
本気で歯周病を治そうと思っている方、もしタバコを吸っているのであれば歯磨きだけでは歯周病を治しきれません。禁煙から始めませんか?
もしお子様もいらっしゃるのであれば、お子様のためにも禁煙を頑張ってみませんか?
禁煙するのは難しいことかもしれませんが、タバコから大切な人だけでなくて、その周囲の人も守るために禁煙していきましょう!

千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士   小栗沙紀

歯磨きが赤ちゃんを救う!

みなさんこんにちは!
千種区たなか歯科クリニック、歯科衛生士の小栗沙紀です!

最近とっても暑くなって来ましたね!夏本番という感じでおうちではエアコンも欠かせない日々になって来ました、、、
みなさん体調はいかがですか?元気に過ごしていますでしょうか?
今日は妊娠と歯周病の関係性についてお話ししたいと思います。
妊娠トラブルの予防は歯周病の予防・治療が大切ということをみなさんは知っていますでしょうか?
歯周病と早産・低体重出産の関係性は、1996年にアメリカで初めて報告されてから、世界各国でたくさんの研究が行われているみたいです。
2017年の研究では、健康な人に比べて、歯周病にかかっている人の早産・低体重出産の危険率は2.83倍、早産の危険率は2.27倍、低体重児出産に対する危険率は4.03倍であるという報告があります。
このことからもやはり、歯周病は、早産や低体重児出産の危険性を高めてしまうということがわかりますね(°_°)
では、どのようなメカニズムで歯周病が早産や低体重児出産、胎児の成長不足をもたらすのでしょうか?
まず歯周病になると、歯を支える歯周組織(歯茎や歯を支える骨、靱帯など)に炎症性物質を作ったり、歯周病菌が増えたりします。すると歯周ポケットの内面から菌が血流の中に入り、体の中へと運ばれていきます。そして胎盤や子宮へと感染し、お腹の中の胎児に直接感染を起こします。そのため、早産や低体重児出産、胎児の成長不足が起こるのです。
では、歯周病予防、治療には何をしたら良いか、、、?
歯医者さんで歯石とり?クリーニング?
もちろんそれも大切ですが、毎日の歯磨きが大切です!!
日々なんとなく行っている歯磨きですが、実は歯磨きってとても難しいことなんです。歯磨きにはコツがあり、人それぞれの癖、苦手部位があります。
自分のどこが苦手部位か、自分にはどんな磨き方の癖があるか私たちと一緒に見つけませんか?(^^)
妊娠がわかってからの歯周病予防では遅いです。−1歳、いや、−2歳からの予防が大切だと言われています。また、母親になる女性だけの問題でもありません。夫婦での予防がとっても大切です!
元気な赤ちゃんを産むために、ご夫婦2人で歯周病予防をしていきましょう!
ぜひ私たちにもお手伝いさせてください♩
お口の中の健康状態を意識することは、妊娠トラブルの予防につながるだけではなくて、生まれてくる子供のお口の健康を守る意識にもつながると思います。
ご家族みんなでお口からの健康を目指しましょう!

千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士    小栗沙紀

歯間ブラシを使いましょう!

みなさんこんにちは!千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 堀部汐里です。

今日は歯間ブラシについてお話しします。
そもそも、歯間ブラシがどのようなものかわからない方もいらっしゃると思います。
歯間ブラシはワイヤーに毛が付いているもので、歯ブラシでは届かない歯と歯の間をお掃除してくれるものです。
歯と歯の間は歯ブラシだけでは汚れがとれません。そこに汚れが残ったままだと汚れの中にいる菌たちが悪さをしてむし歯や歯周病を引き起こしていきます。
むし歯や歯周病は、こういった汚れの溜まりやすい歯と歯の間から進行していきます。ですので、むし歯や歯周病の原因となるものをしっかりと除去していく必要があるのです。
歯間ブラシにはI型とL型があります。
I型は前歯をお掃除するのに有効的な歯間ブラシです。
L型は、奥歯をお掃除するのに有効的な歯間ブラシです。
だからといってI型は奥歯に使えないことはないですし、L型を前歯に使うこともできます!
I型を奥歯に使うときはワイヤーを根本から90度折り曲げてください。そうすると奥歯の方にも歯間ブラシを入れやすくなります。
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歯間ブラシの使い方をお伝えします。
歯と歯の間に歯間ブラシを挿入します。この時、歯間ブラシの先端を歯肉に向けて差し込んでしまうと歯肉に傷をつけてしまいますので、なるべく真っ直ぐ、出来れば少しだけ斜め上に挿入してください。
次に、歯間ブラシを何度かゴシゴシ動かします。
しかし、歯間ブラシをただ動かすだけでは完全に汚れを取り除くことができません。
歯間ブラシを挿入した時に前後の歯に歯間ブラシを押し当てるようにしてゴシゴシ動かしてください。そうすることで歯に付着している汚れを取り除くことができます。
歯間ブラシは何回か洗って使うことができます。毛先がボロボロになってきたり、ワイヤーがぐにゃぐにゃに曲がってしまったら交換のサインです。交換時期を過ぎて使っていると歯間ブラシを使っている最中にワイヤーが折れてしまいます。そうなるとなかなか取り出すのに時間がかかってしまうので注意してください。
歯間ブラシは私にはまだ早いな、と思っているかたもいるかと思います。しかし、大人の方だとほとんどの方が使うことができます。当院においてある歯間ブラシは一番細いもので4Sというサイズがあります。薬局ではなかなかこのサイズは販売していません。このサイズであれば大抵の方は歯間部に通すことができます。
また、歯間ブラシのサイズが自分のサイズに本当に合っているのかわかりますか?サイズのあった歯間ブラシを選択しないと、歯肉を下げることにもなりますし、きちんと清掃できていないです。ご自分のサイズをしりたい、という方はぜひ当院の歯科衛生士にお尋ねください。ぴったりのサイズをご提供いたします♪
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 堀部汐里

唾液の力すごんです♪

皆さんこんにちは
歯科助手、管理栄養士の加藤実沙子です。
さてさてW杯で盛り上がる中、日本は決勝トーナメント進出を決めましたね(^^♪皆さんは応援していますか?私はもちろんしっかり応援しています!患者様ともW杯の話で盛り上がり楽しいです♪加藤を見つけたらぜひW杯の話をしましょう!余談ですが本戦の占いをしていたタコ占いのラビオ君、出荷されてしまったようです。3戦的中していたのに、、、なんだか悲しいですね
さて本日は唾液の話です。唾液と言えば、皆さんのお口の中に当たり前にある液体ですよね。しかしこの唾液はものすごい力を秘めているのです。まずは唾液の正体をお伝えしていきます。
〇血液から作りられる
透明な液体ですが、じつは骨髄で作られた血液が唾液腺で唾液につくりかえられます。
〇たくさんの成分が入っている
99%が水で、残りの1%にたくさんの成分が含まれています。
・リン酸、カルシウム(歯の補修作用)
・アミラーゼ(消化作用)
・ムチン(潤滑作用、粘膜保護作用)
・重炭酸(緩衝作用)
・IgA、ラクトフェリン、リゾチーム(抗菌作用)
・糖たんぱく                 など
唾液のお口の中の働き
①    お口を清潔に保つ
食べかすを洗い流して清潔に保ってくれます。高齢や脱水によって唾液が減ると口の中が汚れやすくなり細菌が繁殖しやすくなります。これにより口臭や歯周病、虫歯の原因になってしまいます。
②    粘膜を守る
唾液のねばねば成分のムチンが粘膜を保護してくれます。唾液が減ると、粘膜が傷ついて口内炎を作りやすくなってしまいます。
③    お口の中を中性に戻す
口の中はもともと中性ですが、食事をすると、口の中のPHが賛成に傾き、歯の成分が溶け出してしまいます(進行すると虫歯)唾液中の重炭酸イオンで口の中を中性に戻します。
④    歯を修復する
酸性で溶け出してしまった歯の成分は時間をかけて唾液から歯に戻り、修復されていきます。(再石灰化)
⑤    細菌感染から守る
お口の中の細菌をIgA、ラクトフェリン、リゾチームなどの抗菌作用で細菌の活動が抑制されます。
食事時の唾液の働き
☆食べ物をまとめる
細かくかみ砕かれた食べ物を食塊にまとめることで飲み込みやすくします。
☆消化を助ける
アミラーゼがでんぷんを分解し消化作用で消化を助けてくれます。
☆味を感じさせてくれる
食べ物の味が唾液に混じることによって味を感じやすくしてくれます。
この様にいつも当たり前に存在している唾液もものすごい働きをしているのですね。
加齢や持病の薬、脱水などで唾液量は減りますが、唾液を増やすために、水分をよくとることや、よく噛んで食べるなど日々の生活で少しでも気を付けていきましょうね。
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たなか歯科クリニック
歯科助手、管理栄養士の加藤実沙子

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