肺炎は死因3位!
みなさんこんにちは(^^)♪
千種区のたなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛南実です。
4月ですがまだ朝晩は寒い日が続いていますね。
みなさんお花見にはいかれましたか?私は先日山崎川の桜を見に行ってきました。山崎川は千種区の平和公園内にある猫ヶ洞池などに源を発し、昭和区、瑞穂区、南区へと流れ、港区で名古屋港へ注ぐ。名古屋市瑞穂公園のある中流域までの川沿いには広範囲に渉って桜の木が植えられており、「山崎川四季の道」として日本さくら100選にも選ばれているそうです。
たくさんの方が川沿いを歩いており、とても賑わっていました。
橋の上から見る景色はとても綺麗でした。
さて、今回は「誤嚥性肺炎」につついてお話したいと思います。誤嚥性肺炎とは口腔内の食べ物や唾液などが気管に流入する誤嚥によって引き起こされる肺炎のことです。高齢者に多く見られ、要介護高齢者の場合は、不良な口腔衛生状態によって口腔内の微生物を不顕性誤嚥し、発症することが多いです。高齢者の死因の上位に肺炎があるが、そのうちの多くを占めると言われています。
全ての誤嚥が肺炎に繋がるわけではなく、誤嚥に引き続き肺炎が生じるかどうかは、侵襲と抵抗のバランスで決まります。侵襲が大きくなるか、もしくは抵抗が小さくなった時に誤嚥が肺炎へと繋がるのです。この場合の侵襲とは、誤嚥物の量、性質(気道への為害性)であり、抵抗とは、呼吸機能、免疫機能です。このバランスが肺炎発症へと繋がらないように口腔ケアや嚥下訓練を行うことが大切になります。
嚥下訓練として簡単にできることをご紹介しようと思います。
⑴マッサージ、ROM(可動域)訓練
① 唇、頬、舌
実際に触って見て硬い感覚があれば、それをほぐし、伸ばすようにマッサージをすると、口腔内の刺激は脳を活性化させるとも言われています。食事前の準備運動としての効果も期待できます。舌のマッサージは指が難しいときは歯ブラシを用いると良いです。舌の可動域の訓練は舌を左右に大きく口動かしたり前に出したりします。
② 頸
嚥下の筋肉は、頸の筋肉でもあり、頸のしなやかさは嚥下機能に大きく影響します。活動性の低下した高齢者では頸の可動域も著しく減少しており、肩を含めた頸部のマッサージが重要です。頸を下に向けたり、横に向けたりして、頸から肩にかけての背中を中心に行うと効果的です。
よかったら簡単にできることなので試してみてください(^^)
また口腔内を清潔に保つために口腔ケアも一緒にがんばっていきましょう!
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛南実
定期検診、通ってますか?
こんにちは。千種区たなか歯科クリニック、歯科衛生士の肆矢紗希です!
4月に入り、新たな季節がやってきましたね!当院には新人スタッフが5名入社してくれました。院内が更に活気付き、
これからどんどん成長していくのがとても楽しみです。
そして新元号も発表され、5月1日から新たな年が始まりますね。平成生まれである私にとって、“平成”はとても愛着があったので
寂しい気持ちもありますが、同時にワクワクもします!
さて、今回は定期検診の重要性についてお話していきます。みなさんは歯医者へ定期検診に通っているでしょうか?なぜ定期検診が必要なのか、ご説明していきますね!
当院では定期検診を3〜4ヶ月ごとに行っています。何を行うかというと、以下の3つをメインで行っています。
【歯周病の検査】
歯周病は日本人の約8割の人がかかっていると言われています。歯周病はとてもなりやすく、歯周病治療を受けて治ったとしても再発もしやすい病です。痛みが出ることは少ないため、気づいたらかなり進行していた、ということもよくあります。進行がかなり進んでいると、歯周病の治療を受けても回復が困難になってしまうので、そうなる前に定期的に状態を確認しておきましょう。
【虫歯の疑いがないかのチェック】
虫歯は痛みが出てからだと神経に到達していることが多く、それから治療を開始するとなると神経を取る治療をしたり、
場合によっては歯を残せないこともあります。そうならないよう、早い段階で治療介入するために、定期検診は必要です!拡大鏡を使ってチェックするので細かい部分まで確認することが可能です。
しかし目で確認していくので、内部の状態まではわかりません。虫歯かどうかの判断がつかない部分には
プラスアルファとしてレントゲン写真(部分的な小さいもの)を撮ることもあります。そして当院では
年に1度、全体的な大きなレントゲン写真を撮影しています。歯の根っこの先に膿が溜まっていたり、
隠れた虫歯が見つかることもあるからです。特にお子さんの場合は乳歯の下で永久歯がしっかり揃っているかの確認のためにも必要
です。
【お口の中のクリーニング】
お家で毎日歯ブラシとフロス・歯間ブラシを使って丁寧にケアをしていても、100%汚れを取り除くのは
不可能と言われています。手の行き届かなかったところを、歯医者で使う専用の器具を使って汚れを取り除いていきます!特に歯石がついていると固くて取ることができないため、定期検診の際にとっていきます♫
定期検診ではこれらのことを行っていくのですが、中学生までのお子さんはフッ素塗布も行います。
中学生までは歯の生え変わりの時期で虫歯になりやすいため、虫歯予防に効果のあるフッ素を塗ります。
当院では1歳の小さなお子さんから年配の方まで幅広い年代の方々に定期検診に通っていただいています。
ご来院、心よりお待ちしております。
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 肆矢紗希
こんな持病をお持ちの方は、ぜひ私たちに教えてください
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
わたくし、先日 ガン健診に行ってまいりました。
「ワンコイン健診」といって、名古屋市が実施している 1項目500円でガン健診が受診できるお得な市民健診です(全国的に見ても、名古屋市はメニューが充実しているみたいですよ。名古屋市民って、お得ですね!)。
対象となる条件が決まっていて いつでも誰でも ワンコイン健診クーポンが使える訳ではないですが、現在46歳の私は 胃ガン・大腸ガン・肺ガン 健診の対象年齢だったので、「この際 まとめて受けてしまえ!!」 ということで、お休みの日に受診してきました。
初めてのバリウム体験に悩まされたり、小学生以来の検便に戸惑ったり、先生から「胃が大きいね~!」と言われたりと、色々ありましたが楽しい経験でした♪
私自身が不健康では、皆さまの お口の中の健康に貢献することができません。体のチェックやメンテナンスは 大切ですよね! いつも3~4ケ月毎の歯科定期健診にいらっしゃっている皆さまもご存じとおりです。
……ところで、病気と言えば、歯科治療を受けるにあたって 気をつけたほうが良い病気や服用薬があるのをご存知ですか? その病気に配慮した治療を行わなければ、体調に影響を及ぼしたり、治癒状況を損ねたりする場合があります。
初診時の問診などで全身疾患に関しても ご質問し、その内容を把握するようにしていますが、大切なことですので お心当たりの方は改めて私たちに教えてください。
以下に、代表的な例をあげますね。
高血圧
血圧のコントロール状態が良好であれば問題ないのですが、あまり血圧が高すぎる状況ですと心配です。血圧測定値がお分かりでしたら教えてください。
麻酔や治療のストレスにより 更に血圧が上昇することがあるので、その際 収縮期血圧180mmHg以上 拡張期血圧110mmHg以上となると、歯科治療をただちに中止し 医師の対診を求めなければなりません。
また、体調や服用中の降圧剤によっては、麻酔薬の種類に配慮しなければならない事があります(血圧上昇の誘因になるため)。
糖尿病
体の抵抗力が低下し、細菌に感染しやすくなっています。血糖値のコントロールが不良ですと、創傷治癒の遅延があったり、歯周病などの炎症性の疾患を引き起こしやすく その進行も早くて治り方もあまり良くありません。
血糖値やHbA1Cなど、糖尿病のコントロール状態がわかる検査値を教えてください。数値によっては、抜歯などの外科処置、麻酔薬の種類、低血糖発作などに配慮しなければなりません。
骨粗鬆症
骨粗鬆症治療のために服用している 薬を教えてください。その種類や服用期間によっては、外科的処置に注意したり、顎骨への細菌感染のリスクに気を付けなければなりません。
「血液がサラサラになる薬」を服用中の方
出血しやすい、止血しにくい状況のため、外科処置や口腔内メンテナンスにあたっての配慮が必要です。服用役の種類によって対応が変わりますので、教えてください。
その他 ここでは詳しく述べませんが、歯科治療にあたり注意すべき病気として、
心臓疾患・甲状腺疾患・肝臓疾患・腎臓疾患・自己免疫疾患・喘息・感染症・薬剤アレルギー など
があります。何でもお気軽にご相談ください。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
いろいろな麻酔
皆様こんにちは。たなか歯科クリニック歯科医師の三輪万里子です。
先週に引き続き、本日も私がブログを書かせてもらいますね♪
さて今日は歯医者さんで治療をされた方ならほとんどのかたが経験されたことがある麻酔についてのお話をしようと思います。
当院では3つの種類の麻酔の方法を行っています。
表面麻酔、局所麻酔、伝達麻酔です。
では1つづつ説明していきますね。
(表面麻酔)
表面麻酔は歯ぐきの粘膜に塗り、麻酔の針を刺す時のチクっとした痛みを和らげるためのものになります。
またお口の型取りを行う時の嘔吐反射を防ぐために、口蓋やのどにつける場合もあります。
これははじめのうちはピリピリした痛みがすこしありますが1分くらいしたらおさまってきます。
(局所麻酔)
治療をするところにだけ効かせる麻酔になります。
基本的には歯ぐきに打ちますが症例によっては、歯の周りを覆っている膜(歯根膜)や骨(歯槽骨)に打つ場合もあります。
歯医者さんで一番よく使われている麻酔ですね。
(伝達麻酔)
この麻酔は顎の奥に注射をし、広範囲にしっかり効かせるための麻酔です。
顎の骨のなかを通っている太い神経に麻酔を効かせるようにします。
この太い神経は口のなかを広範囲に司っているので、歯だけでなく唇や舌までしびれてきます。
また麻酔の効いている時間も5〜6時間くらいと長めにしびれが続きます。
これは下の奥歯の治療に使われることが多いですね。
そしてどの種類の麻酔でも共通の注意事項があります。
それは麻酔を打ったあと唇や舌がしびれながらの帰宅になるので、その時に謝って口腔内を噛んでしまうことです。
麻酔が効いている間はお口の中の感覚がないため噛んでしまっても気づかないのですが、消えてから痛みがでたり口の中が血だらけになっていることに気づくということがあるので注意が必要です。
またお子様の場合は、お口の中が麻痺していてゴムのような感覚になっているのでおもしろがって、触ったり、わざと噛んだり吸ったりする子がいます。
麻酔が切れたあとに腫れて痛んだりするので、保護者のかたが麻酔が切れるまでしっかり見てていただく必要があります。
当院ではなるべく痛みの少ない麻酔の打ち方を行っていますが、もし不安なことなどがあったらなんでも聞いてきださいね♪
たなか歯科クリニック 歯科医師 三輪万里子
年齢に応じたブラッシング
皆様こんにちは。たなか歯科クリニック歯科医師の三輪万里子です。
もうすぐ4月ですね。入社式や入学式など新しい場所での生活をスタートさせる方が多くいる季節ですね。
たなか歯科クリニックにも4月から新しいスタッフが入社するので楽しみです!
さて今日はお子様への歯ブラシの仕方についてのお話をしたいと思います。
歯ブラシは3歳をすぎるとお子様自身でおこなえるようになりますが、奥歯まで届いていなかったり、同じところに当てているだけだったりと十分には磨けていないんです。。
そこでお父様、お母様に行っていただく仕上げ磨きが大切になってきます。
まず歯ブラシの選択についてです。
ちいさなお子様は歯ブラシを噛んで毛先を開かせてしまうことが多いため、仕上げ磨き用の歯ブラシは別で用意するのがよいでしょう。
大きさは小さめで、柄が長いものが使いやすいです。
仕上げ磨きの仕方はお子様の年齢、口腔内状態によって変えていく必要があります。
(0~1歳)
保護者の方がガーゼを指に巻き、ぬるま湯に浸して乳前歯をふきます。
ガーゼでなく綿棒でも大丈夫です。また徐々に歯ブラシの使用にも慣れされるようにするとよいでしょう。
(1~3歳)
保護者の方が正座をし。お子様の頭を膝の上に置き、歯ブラシで磨くようにします。
この体制だとお子様の上の歯も下の歯もよく見ることができます。
(3~5歳)
お子様自身で歯磨きをさせる習慣を身に着けさせます。
夜寝る前の歯ブラシが効果的で仕上げ磨きもこの時に行うとよいでしょう。
(5~8歳)
萌出中の永久歯、特に第一大臼歯(6歳臼歯)の磨き方を重視するようにします。
完全に生えきっていない第一大臼歯は、歯ブラシを口角が広がるように斜め45度の角度でいれ、ヘッド先端の毛先でかき出すように磨くとよいです。
(8~15歳)
お子様自身に任せることが多いですが、まだ管理は必要です。
歯だけでなく歯肉に対するブラッシングも行うとよいでしょう。
また歯磨き粉についてですが、フッ素が入っているものは虫歯予防効果が高いので、歯ブラシをするときに併用するのがよいでしょう。
ただし付けすぎると、泡立ちだけよくなり磨けた気になってしまうので、付けすぎには注意です。
このようにお子様の年齢によって、仕上げ磨きの仕方を変えていき、虫歯のないお口にしてあげましょう♪
たなか歯科クリニック 歯科医師 三輪万里子