医院ブログ

何のために歯を残すのか?

こんにちは(^^)
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛南実です。

ようやく暑さも和らぎ過ごしやすい秋になってきましたね。秋といえば食べ物も美味しく、行楽にももってこいのシーズンですよね。よく「〇〇の秋」という言葉がありますが、みなさんにとって今年はどんな秋とう言葉がぴったりですか?「食欲の秋」、「読書の秋」、「スポーツの秋」、「芸術の秋」など色々浮かびますね(^^)♪

今回は「私たちは何のために歯を残すのか?」考えてみました。
8020運動(80歳になっても20本以上の歯を保つことを目標に掲げ、1988年から始まった運動)
運動が始めた直後は7%だった達成率が、2016年の調査では、達成率が51.2%と半数を超えました。しかし、患者さんの口腔内をチェックしてみると、出血があり、歯がグラグラしていたり….
残存歯数が増えているといっても、手放しでは喜べません。実は、歯周病にかかる人も年々増えているのです。歯が20本以上残っていても、多くの方は歯肉炎・歯周炎を発症しているのです!
抜歯しなければいけないほどの重度の歯周病がある場合、それがたとえ1本でも、他の歯が健康である可能性は低いです。周囲の歯肉から出血があったり、痛みがあったり。歯がグラグラしながら残っている….というのが現実ではないでしょうか。
「自分の歯を残す」のは、もちろんとても良いことです。けれどみなさんが望んでいるのは、「ただ歯がたくさん残っていること」ではありません。自分の歯で好きなものや栄養のあるものを咀嚼できる。栄養が十分行き渡り、元気に自分らしく過ごすことができる。そうした“イキイキとした人生”がいいですよね。これを叶えるためにはただ歯を残すのではなく“健康な状態で残すこと”がとても重要になってきます。歯が口腔内や全身の健康に影響を与えるため、自分らしく生きるために必要なのは健康な歯なのです。
私は歯科衛生士として患者さん一人ひとりが元気に自分らしく過ごせるように、どんなケアをすればいいのか一緒に考えていきたいと思います。
細菌がたまりやすく、虫歯や歯周病が発症しやすいリスク部位をしっかりケアできれば口腔内の健康度がアップします。どこがリスク部位なのかはその方の歯並びや補綴物によっても異なるところがあります。一緒にリスク部位を徹底的にケアできるようにサポートしていきます!
みなさんが「〇〇の秋」を存分に楽しめるようにお口の中の健康を守っていきたいな思います(^^)


千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実

ライフステージに合わせた食生活

こんにちわ!今年度の4月に歯科助手・管理栄養士として入社しました三田村です。

「なぜ歯医者で管理栄養士?」と思う方も沢山いると思いますが、食事をするためのスタート地点はお口であり、体全体の健康と密接に関わっています。

私は患者様の日々の食事を改善することで、お口だけではなく様々な病気の予防をお手伝いさせて頂きたいと思い歯科業界を選びました。食事や栄養のことについて相談したいことがあればいつでもお声かけ下さい。歯科についてはまだまだ勉強中ですが、皆様と「歯科×食」の関係についてお話しできる機会を作れるように頑張りますのでよろしくお願い致します!

 

初めに、ライフステージにあわせた食生活について順番にお話していこうと思います。ライフステージとは人間の一生における新生児期・乳児期・幼児期・学童期・思春期・壮年期・更年期・老年期などのそれぞれの段階のことを言います。

今日は、小さな可愛い赤ちゃん新生児期・乳児期についてです。新生児期(生後4週まで)および乳児期(1歳未満)は一生のうちでも最も成長の著しい時期で、なんと生後1年で身長約1.5倍、体重約3倍にもなります。

乳児期の食事のポイントとして生後0〜5ヶ月の乳児の哺乳量は780ml /日とし乳汁(母乳あるいは人工乳)で育ち、6〜8・9〜11ヶ月については、それぞれ600ml /日、450ml /日を哺乳量とし、十分な栄養補給のため離乳食を開始する必要があります。乳児には、生命活動に必要な栄養のほか、身体の発育・発達のための栄養が必要ですが消化器系の構造・機能が未発達なため消化吸収機能は未熟であり、糖質・たんぱく質の過剰摂取は消化吸収不全を起こしてしまうため食品の選択、調理法などに最善の注意を払う必要があります。

大切に育てていきたい赤ちゃんの食事には日々気を使いますよね…

そこで離乳食の開始、進行および出生後の不安に向けた支援をふまえ厚生労働省が策定したもので、主に授乳、離乳のそれぞれの現状と支援のポイントについてまとめられている「授乳・離乳の支援ガイド」があるので是非参考にしてみてください。2019年3月に12年ぶりに改定されました!

またよく間違えられやすい言葉として離乳の完了があります。離乳の完了とは離乳食をとらなくなった事ではなく、形のある食物を噛み潰すことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または育児用ミルク以外の食物から摂れるようになった状態の事をいい一般的に生後12〜18ヶ月までに離乳は完了します。

当院もハロウィン仕様になり、さっそく「トリック・オア・トリート‼︎」という声がちらほら‼︎お子さんも大人の方も是非スタッフにお声掛けください。魔法のお菓子を準備してお待ちしております♪

たなか歯科クリニック 三田村瑠衣

TCHって知っていますか?

みなさんこんにちは!千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士の肆矢紗希です。

10月に入り、いよいよ秋に突入しましたね。たなか歯科クリニックでは10月の間は毎年恒例、ハロウィンイベントを行っています!魔法の合言葉「トリック・オア・トリート!」とスタッフに言うと、キシリトール入りの虫歯にならないお菓子を差し上げます(^_^)☆スタッフ一人につき一つお渡しするのでたくさんのスタッフにお声がけ下さいね!院内も派手に飾り付けしています♪

さて今日は、TCHについてお話していきます。TCHとはTooth Contacting Habitの略で、上下歯列接触癖のことを言います。正常な場合、唇は閉じていても歯と歯は離れています。だいたいその隙間は1~3㎜と言われており、食事の時間も含めて1日の歯の接触時間はトータルで20分以下と言われています。しかしこのTCHがある方の場合、長時間上と下の歯が接触し続けているのです。食いしばりのような一瞬の大きな力でなくても、歯には悪影響なのです。

このTCH、上下歯列接触癖のある人はどのようなお口になっているでしょうか?

●骨隆起
食いしばりの力に対抗するために骨が発達した状態です。上顎や下顎の歯ぐき で覆われた部分がもこもこと膨らんでいます。

●くさび状欠損
歯の根元の部分がかけている状態のことです。これがあると冷たいものがしみ たり、歯ブラシを当てると痛みが出ることがあります。くさび状欠損は力が加 わることだけではなく、歯ブラシの圧が強すぎても起こります。

●咬耗
歯の表面がすり減っている状態のことです。

●修復物表面の変化
金属の詰め物(銀歯や金歯)が擦れてキラキラした面が出てきたり、表面が波 打っていたり、被せ物が擦れてその下のご自身の歯が見えてきたりもします。

●エナメルチップ
歯の表層であるエナメル質がかけてしまっている状態です。

●クラック
ひび割れのことです。ただしほんのわずかな表側の微細なクラックは多くの人に 見られるのであまり気にしなくても良いです。歯の間にあるクラックは虫歯に繋 がりやすいので注意が必要です。

●破折
これは最悪の事態で、割れてしまうと歯を保存するのは不可能なので抜歯の
ケースになってしまいます。特に歯の神経を取っていて、金属の土台が入ってい る場合には歯の根っこが割れやすくなります。

このように、お口の中にTCHの症状が見られたら”歯と歯を離す”という意識をして頂くと良いですね。

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 肆矢紗希

女性が ずっと働き続けられる医院

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。

皆さま、季節の変わり目 元気でお過ごしでしょうか?
私は、ちょっと やっちまいました(笑) 盲腸、つまり急性虫垂炎になってしまいました(>_<)
いやいや、もう回復しましたので ご安心ください。

数日前、診療中に「あれ?妙にお腹が張った感じがする…?」という違和感があり、それが徐々に右下腹部への痛みに変わってきました。そうすると、姿勢を真っすぐに保つのも難しくなり、歩く振動さえも だんだん辛くなってきます。

帰宅後、胃腸薬を飲んで様子をみましたが、その日はズキズキとした痛みで ベッドの上を転がりながら眠れない夜を過ごしました…。
翌日にトレーニングジムへフラフラな状態で行くと、オーナーに 「ジムじゃなくて病院に行ってくださいッ!」 と叱られてしまい、しぶしぶ近所の内科さんを受診。そこで急性虫垂炎だと判明し、そのまま速攻で大学病院へ送られ、更に 精密検査~治療 となる始末。

お陰様で、何とか 休んで診療に穴をあける事無く完治しましたが、早期に治療しなければ腹膜炎を併発し 長引いて厄介な状態になってしまうところでした…。

皆さまも「なんだかお口の中が変だな??」と思ったら、気兼ねなく何でもご相談くださいね!  ご存知の通り “早期発見・早期治療” が一番です♪

 

ところで、お話は変わりますが……、

最近の たなか歯科クリニックって、凄い光景だったと思いませんか?
そう! お腹の大きな妊婦さんが 2人も働いていましたよね!! 1人でも珍しいのに、2人も同時になんて、なかなか無いシチュエーションです!

その妊婦さんたち、伊藤・水野は、重たいお腹を抱えながらも人一倍、患者様や医院のために毎日頑張ってくれました。 患者様からの温かいお声がけ・お気遣いも、彼女たちの励みになりました!ありがとうございます♪ 仕事熱心で たなか歯科クリニックが大好きな両名は、妊娠中の大変さにもかかわらず、笑顔で元気に働いていました。

二人とも、医院を創成期から現在まで、一緒に作り上げていった かけがえのない仲間です。
共に女子大学を出てすぐ、何もわからない歯科業界に飛び込んできてくれて、今や医院に欠かすことのできない中心的存在になりました。

伊藤は、診療室全体を見渡す司令塔であり、カウンセリングのプロフェッショナル!

水野は、患者様全員がご存知の通り 医院の顔である受付の達人!

もちろん そこに至るまでの道程は 苦労の連続でした。涙を流しながら、挫けずに乗り越え続け、努力してきた結果が 今の “誰もが頼れる重鎮スタッフ”、“新人を育成するリーダー的存在” という姿です。

その 伊藤・水野が、いよいよ出産間近となり、しばらくの 産休・育休 に入ることになりました!!

私などは、非常に感慨深いものがあります。
何しろ、彼女たちが面接に来た初々しい頃から、ずっと一緒に苦楽を分かち合いながら働き、見守り続けてきました。
あの新人スタッフだった女の子達が、だんだん大人の女性になっていき、やがては結婚して名字が変わり、妊娠してお母さんになっていく……。私自身、独身ではありますが、親のような気分です(笑)
同僚でありながらも 家族のような彼女たちの、新たな人生を 私たちは全力で応援していきたいと思います!

そして、彼女たちが出産後、育児をしながらも 復帰できるような環境を整えてあげること。

女性は男性と違い、結婚・妊娠・子育て などの人生の中で起こるライフイベントは、働き方にも大きな影響を与えます。また、それを通じて 「時間の使い方」「家庭と仕事の優先順位」「パートナーとの役割分担」「できること・できないこと」 など、様々な課題が復職に際し生じてきます。

それでも、彼女たちがまた「働く喜び」を得ながら、家庭と両立をしていける、“働くママさんにとって理解ある医院”。ひいては 歯科医院の主力である “女性が生涯働き続けられる歯科医院” を目指した組織づくりをしていくのが、医療法人TDCたなか歯科クリニック の果たしていく使命です。

伊藤さん!水野さん! 元気な赤ちゃんを産んで、たなか歯科クリニックに帰ってきてね♪♪ 一緒にまた 働ける日を楽しみにしています!!

 

千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠

スポーツ中のアクシデント

皆さん、こんにちは!たなか歯科クリニック歯科医師の木方です。

最近は、段々と気温が下がってきて、秋らしくなってきましたね。秋といえば、食欲の秋、読書の秋、行楽の秋、スポーツの秋と色々な楽しみ方がありますね。皆さんは、どの楽しみ方が一番お好きですか?

今回、僕がお話しさせていただくのは、スポーツの秋ということで歯をけがした時の対応についてです。スポーツ中や体育の授業中、衝突や転倒、物がぶつかったなどして怪我をされたことがある方は少なくないと思います。そんな時、不運にも歯が抜けてしまうことがあります。そんな時どうするか順番に説明していきます。

①状態の確認
  まずは、落ち着いて状況を確認しましょう。顔や頭をぶつけている、めまいや吐き気がある、口が開かない、不自然な動きがあると いった症状があるときは、まず病院を受診しましょう。特にめまいや吐き気がある場合は脳神経外科のある病院を、口が開かない場合 は顎の骨が折れている可能性もあるので口腔外科のある病院を受診するようにしてください。

②止血する
  出血が見られる場合はガーゼを噛んで圧迫してください。圧迫することで止血効果が得られます。

③歯をきれいにする。
  歯に泥や砂がついている場合は弱い水流で洗い流します。この時大切なことが歯についている歯根膜を傷つけないことです。歯根膜 が歯に残っていることで歯を口腔内に戻せる確率が上がります。ですから汚れているからといって、抜けた歯をゴシゴシ洗ったり、洗 剤や消毒液を使うことはやめましょう。

④歯を保存する。
  歯科医院に行くまでに、歯が乾燥してしまうと歯を戻せる可能性が下がってしまいます。歯を乾燥させないために抜けた歯は専用の 保存液につけてください。保存液がない場合、牛乳や生理食塩水につけてください。それもない場合、口の中(頬の内側や舌の下)か 水道水につけてください。ただし、口の中に入れる場合飲み込んだりしないように十分気を付けてください。

保存液のタイムリミット

  専用の保存液(4℃で保存した場合):約24時間

  牛乳:約6時間

  口腔内・生理食塩水:約1時間

  水道水:30分以内

保存できる時間はあくまでも目安であり歯の状態によっても変わってきますので受傷後はなるべく早く歯科医院を受診してください。早ければ早いほど大切な歯を保存できる可能性が上がります。

スポーツする際は怪我には十分気を付けて、楽しみましょう。

千種区たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨

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