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体をつくる栄養素
こんにちは!歯科助手・管理栄養士の三田村です。
いよいよ明後日の14日はバレンタインですね♪
今日は私たちの体を構成している三第栄養素の中のたんぱく質についてお話ししたいと思います。
たんぱく質とはアミノ酸がたくさん集まったもので、筋肉や臓器など体をつくる要素として非常に重要なものです。また、それだけでなく、たんぱく質はアミノ酸の組み合わせや種類、量などの違いによって形状や働きが異なり、酵素やホルモン、免疫物質としてさまざまな機能を担っています。
たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されていますが、20種類のアミノ酸のうち9種類は体内で必要な量を合成できないため、食事から摂取する必要があります。なのでたんぱく質を食事の中でとることはとても重要な事なのです。
たんぱく質の摂取に関して、摂取量の他にもう一つ重要なのは、摂取するたんぱく質の質です。よく、「高齢者は、良質のたんぱく質を摂取しましょう」と言われますが、良質のたんぱく質とはどのようなものでしょうか?
体の中で必要なたんぱく質を合成する際には、それぞれ構成するアミノ酸が決まっているのでそれに必要なアミノ酸がそろっていなければ、十分なたんぱく質を合成することができません。特に、9種類のアミノ酸は体内では合成することができないため、必要な分を食品から摂取しなければなりません。その必須アミノ酸がバランスよく含まれている食品が、良質のたんぱく質を含む食品と言われています。
良質のたんぱく質の指標になるものが、アミノ酸スコアです。アミノ酸評点パターンを基準とし、それと比較した食品の必須アミノ酸がどれだけ不足しているかを示します。米、とうもろこし、小麦といった植物性たんぱく質の多くがアミノ酸スコア100に達していないのに対し、卵類、魚類、肉類などの動物性タンパク質のほとんどはアミノ酸スコアは100です。
また、植物性食品の中でも大豆やそばはアミノ酸スコアが100に近いので動物性が苦手と言った方にはオススメです!
そこで今日は豚肉を使った豚しゃぶサラダを紹介します
◯材料◯
豚肉50g
レタス2枚
きゅうり4分の1
ミニトマト2個
ごま適量
◯作り方◯
①レタスは水で洗いキッチンペーパーで水分をよく拭き取る
②きゅうり、トマトを好きな大きさに切る
③豚肉を沸騰した湯で茹でる
④①、②、③をそれぞれさらに盛り付け、ごま、お好みのドレッシングをかける
簡単なのでぜひお試しください♬
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高齢者に見られる身体的変化とは
こんにちは!歯科助手・管理栄養士の三田村です。
今日は高齢者についてのお話をします。
高齢者の特徴としては、食事量の減少、口渇感覚の低下、味覚の鈍化、消化能力の低下、唾液量の減少が挙げられます。
高齢者で身体的活動レベルが低いと、食事摂取量も減少する傾向があり、低栄養の問題が起こりやすくなります。また、寝たきりなどで日光を浴びる機械が減ると、皮膚の7-デヒドロコレステロールからビタミンD3への変換が低下し、ビタミンD補給が必要になります。
食事摂取量の減少に伴い、食事に含まれる水分の摂取量も減少するため成人の水分量は体重の約60%ですが、高齢者では約50%となり脱水症状になりやすいです。
加齢に伴う変化としては
- 老年症候群
加齢に伴ってみられる身体的・精神的な症状および疾患、認知症やせん妄、脱水、うつ、誤嚥などがあげられ、治療と同時に介護やケアが重要です。
- ロコモティブシンドローム
骨や関節、筋肉を含む運動器の障害によります。要介護または要介護リスクの高い状態のことです。
- フレイルティ
加齢に伴う種々の機能低下を基盤とし、種々の健康障害増加の状態のことです。フレイルティを伴った場合健康や日常生活動作に障害を引き起こします。
- サルコペニア
骨格筋量および骨格筋力が低下した状態のことをいいます。
加齢によりおこる一次性サルコペニアと栄養や活動不足、疾患により起こるニ次性サルコペニアにわけられます。身体的な障害や生活の質の低下を伴います。
対策としては
- 栄養バランスの取れた食事で摂取エネルギーの確保
- 調理形態の工夫で唾液量の減少、消化能力低下を補う
- 食塩の取りすぎに注意
- 乳・乳製品を積極的に摂取
- 水分補給・食物繊維の摂取
量と質に重点をおいて生活してみてください♪
ここで一つタンパク質を簡単にとれるレシピをご紹介します。
鮭のホイル焼き
- 材料●
鮭 1切れ
玉ねぎ 4分の1
まいたけ お好みで
バター 10g
こしょう 少々
ゆず
- 作り方●
①アルミホイルに材料を包む
②フライパンに水をはり①を入れ蓋をして15分蒸す
③ゆずを盛り付ける
ぜひ試してみてください!
お母さんと赤ちゃんのために
こんにちわ!歯科助手・管理栄養士の三田村瑠衣です。
本日は妊産婦についてのお話をしたいと思います。
妊娠すると、胎児の成長や出産に備えるため、母体に様々な変化が現れ、基礎代謝増加、インスリン抵抗性増大、消化管運動の低下からの便秘傾向、子宮増大、内分泌亢進、呼吸器増加、腹式呼吸などが挙げられます。
赤ちゃんをお腹の中で大切に育てていくなかで気をつけたい栄養素ってなんだろう。と思う方もたくさんいると思います。
その中でも特に気をつけて欲しいものを少しご紹介します。
- 鉄
妊娠中は循環血液量が増加するにもかかわらず、赤血球そのものはそれほど増加しないため血液が薄まり貧血になりやすくなります。さらに胎児が赤血球の原料となる鉄やタンパク質を必要とすることで、それらを母体から吸収していくことも母体が貧血になる原因です。
妊娠中期からは、胎児の成長が進むにつれますます胎児は鉄を必要とするため、母体は重症の貧血に陥りやすいので注意が必要です。
鉄分の補給については、吸収率が高いヘム鉄が多く含まれる赤身の肉や魚などを上手に取り入れるように心がけましょう。鉄分の吸収率を高めるたんぱく質やビタミンCが含まれる食品をとることも大切です。
良質のたんぱく質、鉄、ビタミンなどを多く含む食品(卵、肉類、レバー、魚介類、大豆類(豆腐、納豆など)、緑黄色野菜類、果物、海草(ひじきなど))を上手にとり入れましょう。
- ビタミンA
妊娠初期は、先天性奇形を予防するためにビタミンAを過剰に摂取しないようにしましょう。
母体から胎児へのビタミンAの移行のほとんどは妊娠後期に行われます。
- 葉酸
妊娠初期に葉酸を十分に摂ると、神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができます。
二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発生を減らすためには、妊娠前から妊娠初期の葉酸の摂取が重要であることが知られています。
葉酸は、ほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や、いちご、納豆など、身近な食品に多く含まれています。日頃からこうした食品を多くとるように心がけましょう。
葉酸の添加された食品やサプリメントもありますが、とりすぎには注意が必要です。
※ 神経管閉鎖障害とは、妊娠初期に脳や脊髄のもととなる神経管と呼ばれる部分がうまく形成されないことによって起こる神経の障害です。葉酸不足の他、遺伝などを含めた多くの要因が複合して発症するものです。
またもう一つ気になるのが体重の増加ですよね。
赤ちゃんも大きくなってくるんだから体重が増えていくのは当たり前、赤ちゃんのためにたくさんたべることも大切ですが,妊娠期の体重の指標に至適体重増加チャートというものがあります。
これには「非妊娠時の体格区分」に加え、「妊娠全期間を通しての推奨体重増加量」および「妊娠中期から末期における1週間あたりの推奨体重増加量」が示されています。
非妊娠時の体格区分 | 妊娠全期間を通しての推奨体重増加量 | 妊娠中期から末期における1週間あたりの推奨体重増加量 |
低体重(やせ)
BMI18.5未満 |
9〜12kg | 0.3〜0.5kg/週 |
ふつう
BMI18.5以上25.0未満 |
7〜12kg | 0.3〜0.5kg/週 |
肥満BMI25.0以上 | 個別対応 | 個別対応 |
この表をもとに自分はどのくらいのペースで体重が増加していくのが理想なのか把握してみてください。基本は0.3〜0.5kg/週ですね!
お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育のために、食事はとても大切です。
ストレスをためず穏やかに安静に過ごしていくことを心がけましょう♪
また2月にはいり、毎年恒例のバレンタインデー企画が始まりました
何が貰えるかお楽しみです♬皆様お気をつけてお越しください。