唾液のひみつ
こんにちは!たなか歯科クリニック歯科衛生士の奥田眞由です。
六月に入り、じめじめした時期がやってきましたね・・・
梅雨に入るとわたしはおうち時間が増えるので、映画を観たり、調べものをしたり、今までしていたことを引き続きしていこうと思います!
みなさんのおうち時間も当院に来院された際教えてくださいね!
最近おうち時間が増えて、だらだら過ごしてしまいがちで気づいたら寝てしまっていたなんてことも・・・
そんな睡眠中の唾液について今日はお話しますね。
わたしたちのお口は常に唾液で保たれています。
唾液の分泌量は、1日1.0~1.5Lですが、安静時では1時間あたり平均19mLであるのに対して、睡眠時には1時間あたり平均2mLとかなり少なくなります。
つまり睡眠時には唾液の役割が発揮することが難しくなります。
唾液には食べかすなどを洗い流してくれる洗浄作用やpHを元の状態に保とうとする緩衝作用などがあります。
唾液の分泌が低下することによってpHが低下。低下することによりミュータンス菌という虫歯の原因のひとつである菌を活発化させる要因となる酸の供給だったり、菌の増殖を促してしまいます。
そのため就寝前にはよりていねいなケアが必要になります。
pHの回復には、唾液の分泌量が上昇することによってpHも上昇し回復します。
分泌量をあげるには、ストレスを溜めない、疲れをとるなど方法はさまざまですが、
食事の際はよく噛むことも大切です。
また、唾液腺をマッサージすることも効果的です。
唾液腺のある場所を軽くマッサージしたり、舌を意識的に動かしたりすることによって唾液の分泌を促すことができます。
耳下腺は左右の耳の付け根あたりにあります。人差し指から小指までを頬と耳たぶの間にあて、奥から円を描くように回します。
顎下腺は、あごの骨の内側のやわらかい部分です。耳の下からあご先まで、あごの内側の何か所かを指先で押します。
舌下腺は、あごの先のとがった部分の内側、舌の付け根にあります。両手の親指をそろえ、あごの真下から舌を突き上げるようにゆっくりと押し上げます。
舌のストレッチには、舌をできるだけ前に出して、上下左右に動かしてみたり、舌先で円を描くように大きく回してみましょう。
マッサージすることによって唾液促進を期待できます!
また唾液には殺菌効果もあります。健康を保つためにも大事な役割を果たしてくれます。
ぜひおうちでやってみてください!!
就寝前の歯磨きも唾液の分泌低下予防だけでなく虫歯予防に最大の効果を発揮します。
寝る前には、ご家族みんなで一緒に歯磨きタイムをつくって楽しく虫歯予防していきましょう!
歯科衛生士 奥田眞由
外出自粛で注意!生活機能低下を防ぎましょう!
こんにちは!歯科医師の島田実果です。
みなさんは緊急事態宣言が解除されて、少し気が緩んできてはいませんか?ステイホームしたおかげで感染者が減ってきていますが、メディアでは第二波、第三波がくると言われ、まだまだ油断できないところです。
ただ、各地域において、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛で、動かない(生活が不活発になる)ことにより心身の機能が低下し、「フレイル(虚弱)」の発症が危惧されています。特に、高齢の方や持病のある方はフレイルを起こしやすいため、早期に対応することが大切です。
1日中家に閉じこもり、動かない毎日が続くと、身体や頭の働きが低下し、フレイルが進んでしまいます。フレイルとは、年齢とともに心身の活力(筋力や認知機能など)が低下して、要介護状態に近づくことです。2週間の寝たきりにより失う筋力量は、7年間に失われる量に匹敵するとも言われています。
フレイルの進行を予防するために、下記のポイントに気を付けて生活しましょう。
☆身体を動かしましょう
動かない時間や座っている時間を減らしましょう。人混みを避けつつ、屋外で散歩をしたり、自宅でできるラジオ体操などで身体を動かしましょう。
☆しっかり食べましょう
3食欠かさず食べることが大切です。免疫力の維持のためにも、バランスよく食べて栄養をつけましょう。特に筋肉を作る大切なたんぱく質(肉、魚、大豆製品、卵、牛乳など)をしっかりとりましょう。食事の制限をうけている方はかかりつけ医の指示に従ってください。
また、フレイルにはお口の機能の衰え(オーラルフレイル)もあります。
こんなときはオーラルフレイルに注意です。
◯ 噛めない食べ物が増えた
◯ 滑舌が悪いと言われている
◯ 噛むと痛んだり不快感がある
◯ 食べこぼしが増えた
◯ 飲み物などでむせやすくなった
◯ 口が乾燥しやすい
◯ 会話で「え?」と聞き返されることが増えた
お口を清潔に保つことは、感染症予防にも有効です。オーラルフレイルを予防するために毎食後、寝る前に歯を磨きましょう。
入れ歯のお手入れも大切です。
オーラルフレイルの予防はより早期から口腔機能を維持向上させることが重要とされています。定期的に歯科検診を受けて、口腔機能の低下を予防すること、口腔機能維持のためのお口の体操やマッサージ、噛みごたえのある食材を選んで食べることを意識して、食事の質を維持しましょう!
歯科医師 島田実果
まだまだあったPOICウォーターの効果
みなさん、やっとコロナウイルスが落ち着いてきましたね。
以前のブログでP O I Cウォーターについてお話ししました。
そこでは、P O I Cウォーターは虫歯や歯周病予防に効果的とお伝えしました。
覚えていますか?
でもこの2つだけではないんです。
そこで今回はもう1つの効果についてお話ししていこうと思います。
それは、口臭予防です。
皆さんは口臭について悩んだことはありませんか?
そもそも口臭とはなぜ感じるのでしょうか?
そこからお話ししていこうと思います。
⑴口腔内が原因の場合
不快な口臭のほとんどは、剥がれ落ちた粘膜のカスや食べかすなどに含まれるタンパク質が、口の中にいる細菌により分解・発酵される過程で出るガスによって匂いが発生します。
口臭の素となるガスには以下の3つが挙げられます。
①メチルメルカプタン:玉ねぎが腐ったような匂い
②硫化水素:卵が腐ったような匂い
③ジメチルサルファイド:キャベツが腐ったような匂い
このように食べかすなどだけでなく、歯周病や口腔乾燥症、虫歯などもあります。
⑵全身の病気が原因の場合
・呼吸器系、消化器系、耳鼻咽喉系:タンパク質が腐った匂い
・糖尿病:アセトン臭
・肝硬変、肝臓癌:アンモニア臭
・トリメチルアミン尿症:魚臭
⑶食べ物が原因の場合
ニンニク、にら、ねぎなど匂いの強いものを食べた後やアルコールや喫煙により、いったん体内に取り込まれた匂いのもとになる成分が胃の中で消化され血液を介して全身に循環して肺を経由して吐き出される。
⑷生理的口臭が原因の場合
朝起きた時や空腹時など。
女性の場合は生理の時やその前後のホルモンバランスの不調により口臭を感じる時がある。
⑶や⑷は一時的であったりその食べ物を避ければ問題はないことですよね。
他に予防できることはやはり⑴の口腔内の問題を解決することが1番です。
ではどうすれば良いのでしょうか?
答えは簡単ですよね?
そう、お口を綺麗にすることです!!
そのためには、まずは毎日の丁寧な歯磨きが大切です。
その時にぜひおすすめしたいのが冒頭でもお伝えしたP O I Cウォーターです。
P O I Cウォーターは歯磨きをする前にたった20秒ぶくぶくうがいをすると、タンパク汚れ(プラークなど)を分解して除菌してくれる効果があるんです。
ぶくぶくうがいをするとプールのような匂いがすると思います。
これをクロラミン臭と言います。
この匂いがきついほどお口の中が汚れているということです。
毎日使っていくと「スッキリする」とおっしゃる患者様もいらっしゃいます。
ぶくぶくだけでなく、この液に付けながら歯磨きをするとさらに◎です。
今、処置をする前に皆さんにこのP O I Cウォーターでうがいをしていただいています。
もし、興味があればお声がけください。
歯科衛生士 常川 怜奈
定期検診で病気を早期に見つけた方がよい理由とは??
こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です。
皆様、元気にお過ごしでしょうか?多くの方から「大変なお仕事ですよね、お体に気をつけてくださいね。」とたくさん心配していただくのですが、私たちスタッフはありがたいことに変わりなく元気に診療しています。患者様から温かい言葉をいただけて逆に助けられてしまっている状態ですが、コロナ対策としてしっかりお口の中のメンテナンスをすることは感染予防になると定期検診もより力を入れて取り組んでいます!!
しかし、「こんな時に歯医者に出かけいいのかな?」とか
「痛みがないけれど定期検診を受ける必要があるのかな?」とか
「定期検診をうけることって緊急性があるのだろうか?」…と
予約しているけど定期検診を受けるべきかどうしようと迷われている方も中にはいらっしゃるかもしれません。もし、迷われるようでしたら定期検診は病気の早期発見・早期介入のメリットがあることを知っていただけたらと思います。
多くの人が「歯の治療には通院回数と時間がかかる」と感じているでしょう。
通常の治療の場合、まず腫れや痛みなど症状の原因部分を治療し、次に被せ物や入れ歯など、噛む機能や見た目の審美性を再現する、2段構えの治療で進めていきます。時間が「かかる」か「かからない」かは、虫歯や歯周病の進行度合いにより異なってきます。
実際、治療に来られる方は、かなり悪化してからというケースがほとんどで痛みが出てすぐにでも(緊急性あり)みてほしいという時、治療はその場一回限りの簡単に済むものではない状態の場合がほとんどです。
①虫歯や歯周病の感染が大きい場合
②虫歯や歯周病になっている歯の本数が多い場合
③虫歯と歯周病が同時に進んでしまっている場合
このような状態になってしまっていると治療するのには回数がかかると思われます。
というように治療の通院回数は症状が進行するほど多くなり、放置してしまうとさらなる悪化を招いてしまいます。まだ大丈夫と先延ばしにせず、普段からのセルフケアと歯医者さんでの定期検診によって、虫歯の予防、早期発見・早期治療に努めることで後に歯科医院にたくさん通わなくても済むことになるでしょう。そして、
【日頃から小さな違和感を見逃さない】
【定期検診を続ける】
【治療を最後まで受ける】
この3つは治療を長引かせない、悪化させないためのポイントだと思います!
そして、まず1つ目のポイントの小さな違和感など何か心配なことがもしありましたら一度ご相談ください!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 佐々木彩花
おうちにいる間にできること
こんにちは(^^)♪
たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛南実です。
みなさんはどんなおうち時間をお過ごしでしょうか?私は大掃除をしたり、いつもより時間をかけてご飯を作ってみたり、長くお風呂に浸かったり、映画をみたり、勉強してみたかったことを調べてみたりといろんなことをして今しかできない時間をたっぷり使った過ごし方をしています!
いつもよりも時間をかけて歯磨きをして来てくださる患者様が多くとても嬉しく思っています!口腔清掃はウイルス感染への水際対策です。感染予防のために大切なことは、身体を清潔にすることです。清潔な体の表面に病原菌は感染しにくいのです。お口が不潔だと、口から入ってきたウイルスが感染しやすくなります。今こそお口の中の細菌を減らすことがとても大切なことなのです。
しかし、おうちに長くいることでおやつをだらだら食べるようになってしまったと言ってみえる患者様も多いです。
食事をした後の口腔内は、酸によって無機質が溶け出す脱灰と、溶け出した成分が唾液の力で歯面に戻っていく再石灰化が、まるでシーソーのように繰り返されています。甘いお菓子を食べてもすぐに歯に穴があかないのは唾液の力が働いている証拠です。再石灰化する力が強い人なら30分、弱い人でも2時間もすれば元の口腔内に戻ると言われています。ですが、再石灰化の力があるにも関わらず、虫歯になる人は少なくありません。ここで考えがいのが、酸が排出されるタイミングです。もし、一日中砂糖入りのコーヒーを飲んだり、だらだらとおやつをつまんでいたら次々と酸が排出されて再石灰化は追いつきません。いずれ目にみえる穴があいてきてしまうでしょう。つまり、酸がでるタイミング(糖分の摂取頻度)が多いことが虫歯のリスクの一つです。
やはり、だらだらとおやつを食べてしまってはとても虫歯のリスクをあげてしまうためみなさん気をつけていただきたいです。
頻繁に食べ物や飲み物を口に入れるだけでなく、寝る前に食事をする習慣のある人や、もともと唾液の再石灰化する力が弱い人も、歯が溶けやすく虫歯になる可能性が高いと言われています。
当院では『唾液検査』を行うことできます。唾液の量、唾液の力を調べることで自分自身の虫歯のリスクがどこにあるかをチェックすることができます。調べてみたいと思った方は是非スタッフにお声かけくださいね♪
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実