医院ブログ

初めまして!

ゴールデンウィーク後、久しぶりの連休いかがお過ごしですか?
初めまして!今年の4月から新しくたなか歯科クリニックの一員になりました、歯科助手の長谷川麻央です。今回が初めてのブログ更新になるので、自己紹介も兼ねて以前私が行っていた矯正治療について少しお話しさせていただきます。

私は高校生の時から矯正専門の医院で矯正治療をしていました。
矯正の良い点は見た目が綺麗になるだけでなく、虫歯になりにくくなったり、顎の関節の負担を和らげたり、顔のバランスが整うこともあります。

私が矯正治療中特に注意していたのは歯磨きです。治療中は、装置の取り外しができないのでお口の中に汚れが溜まりやすくなります。装置にも汚れがたくさんついてきますので、歯磨きは毎日より丁寧に行わないと虫歯になりかねません。しかし歯磨きを頑張っていても歯ブラシが届いていない、うまく磨ききれていない箇所は存在します。磨き残しをそのままにしないためにも、定期的なメンテナンスで歯科に通い、プロに見てもらうようにすることはとても重要であると感じました。

私は約4年間治療を続けていました。治療中はワイヤーに食べ物が挟まり気持ちが悪かったり、装置をつけた後は痛みが出て柔らかい物でも食べられず辛かったりなど苦労した覚えもあります(;_;)
しかし治療を終えいざ装置を外した時、自分の歯が見違えるほど綺麗に整っておりとても感動したことは今でも忘れられません!人前で整った歯で思いっきり笑えるようになったのが嬉しく、“歯が綺麗になるだけでこんなに気分がかわるんだ!”と喜びを感じることができました。

矯正治療では装置を外した後も、リテイナーという取り外し可能な保定装置をつけて過ごす期間があります。後戻りを防ぎ治療後の良い状態をより長く保つためのもので最初は1日中、日が経ったら夜間のみなどつける時間は変わってきます。ここでサボってしまうとすぐに歯が動き、今までの努力が水の泡になってしまいます。また加齢により歯を支えている歯周組織が弱り、歯が動いてくることもあります。できるだけ綺麗な歯のまま歳を重ねていくためには、ご自身の毎日のケアと歯科での定期的な検診やクリーニングが大切です。

たなか歯科クリニックでも専門医による矯正治療を行なっています。
興味のある方はぜひ一度、矯正無料相談にお越しください(^_^)

歯が痛くてものが食べられない不自由さや、うまく笑えないというような悩みは虫歯治療、歯周病治療の患者様でも共通して抱えているのではないでしょうか?そんな悩みを抱える多くの患者様の笑顔の手助けを私なりにしていけたらと思っています。
お気軽にお声がけください!

たなか歯科クリニック 歯科助手
長谷川麻央

普段は目に見えないお口の細菌をチェックしてみましょう!

こんにちは!たなか歯科クリニックの歯科医師の島田実果です。
皆さんは普段目に見えていないお口の中の細菌はどのくらいの種類いると思いますか?
実はお口の中には、なんと500〜700種類の細菌がいると言われています!

この中でも“歯周病原因菌”の感染によって歯周病は発症します。この歯周病原因菌が、歯と歯ぐきの境目の中で異常増殖すると歯周ポケットが形成され、細菌の増殖する空間が増え、歯ぐきを腫らしさらに骨を溶かし、やがて歯は抜けてしまいます。

当院では「位相差顕微鏡」を用いて、このようなお口の中の細菌の種類や量を検査しています。
位相差顕微鏡とは、お口の中の細菌を生きたまま拡大観察できる光学顕微鏡のことです。

☆検査方法☆
①歯周ポケットからプラーク(歯垢)を採取する
②プラークをプレパラート(透明のガラス板)に置く
③位相差顕微鏡に設置する
④顕微鏡に接続されたモニターで細菌の種類や量、動きなどを観察する。
プラークの採取からモニターで観察するまですぐに行え、痛みもありません。

歯周病を起こす細菌は健康な状態でも常に存在するので、歯周病治療を行ったとしても完全になくすことはできませんが、極力数を減らすことで歯周病の進行を抑制したり、再発しにくくすることができます。

☆検査の目的☆
・プラークが単なる磨き残しや食べかすではなく、細菌の塊であることが理解できます。お口の中の細菌を実際にみることで、歯磨きのモチベーションの向上につながります。
・治療を行った後、どれくらい歯周病原因菌がいなくなったかを目で見て確認することができるので、効果が分かりやすいです。

お口の中の細菌は、約3か月で成熟したバイオフィルム(菌の塊)を形成します。そのため、できれば3か月以内にメンテナンスで歯のクリーニングをすることで確実に予防効果が高くなります!
まずは、お口の状態を意識するところからが健康維持のスタートです!一度当院で検査を受けてみてはいかがですか?

たなか歯科クリニック 島田実果

妊婦さんに多い歯肉炎のリスクとは?

皆様、こんにちは!千種区たなか歯科クリニックの歯科衛生士佐々木彩花です。
まだまだ雨の日が続きますね。いかがお過ごしでしょうか。

さて、妊娠すると、ホルモンバランスの変化によって歯周病になりやすいということをご存知ですか?実は、妊娠性歯肉炎という妊婦さん特有の病気があるほど、歯周病は妊娠とのつながりが強いのです。

はじめはほんの小さな歯茎の腫れでも、放っておくと炎症がみるみる広がって、全身にさまざまな影響を与えることから、妊娠中といえでも、毎日の歯磨きをしっかりと行って、歯周病を予防する必要があります。
そして、妊婦さんに起こりやすい歯周炎を妊娠性歯肉炎といいます。妊娠中は、ホルモンバランスの変化だけでなく、つわりによる吐き気がひどくなることで、食生活が不規則になったり、歯磨きが不十分になったりして、結果的に歯肉炎のリスクが高くなるのです。

また、歯肉炎のほかに、妊娠中は妊娠性エプーリスと呼ばれる良性の腫瘍が歯茎にできやすいため注意しましょう。妊娠性エプーリスは歯肉炎と違い、放っておいても出産後に自然になくなっていることが多いのですが、悪化すると歯肉や歯槽骨の切除が必要になることもあります。
妊娠中に歯周病になってしまうと、影響を及ぼすのは母体だけではありません。早産や低体重児出産のように、胎児や出産に悪影響を与える可能性があります。

通常、出産が近くなると、プロスタグランジンという物質が子宮で分泌されることによって、分娩が始まりあす。しかし、歯周病により炎症が広がると、それを抑えようとプロスタグランジンが作られてしまうため、分娩時と同じように子宮の収縮が促されて、早産が引き起こされてしまうそうです。
また、ママが歯周病である場合、通常の出産よりも低体重児の割合が多いという調査結果があることから、お腹の赤ちゃんが正常な発育のためにも、歯周病にならないように対策を行う必要があります。
歯周病を予防するためにはプラークコントロールが重要ですが、妊娠中は思うように歯を磨くことができないことから、お困りの妊婦さんは多いのではないでしょうか。そのような妊娠中の方には、無理をせずに歯周病を防ぐことができる、次のような対策がおすすめです。

まず、つわりがひどくて歯磨きができない場合は、体調がよい時間帯に重点的に歯を磨いておきましょう。また、歯ブラシを口に入れると気分が悪くなるという人は、子供用の小さな歯ブラシを使うことで軽減されるほか、歯磨剤のにおいが苦手な妊婦さんには、何も付けずに磨くノンペーストブラッシングがおすすめです。
また、お口の中が乾燥していると、歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなるため、こまめに水分を摂ってお口の中を潤しましょう。ただし、糖分を含むジュースや炭酸飲料、牛乳などの乳飲料は、プラーク(歯垢)ができる原因となるため、お水やルイボスティーのようなフェインを含まない無糖の飲み物がベストです。
さらにガムを噛むことで、唾液腺が刺激されて唾液の分泌が促されます。その際は、キシリトールの含有率が高い歯科用のガムを選ぶと安心です。ただし、体調が悪くガムを噛むことが難しいという時は、顎の下などにある唾液腺を軽くマッサージするだけでも、唾液の分泌を促進する効果があります。
普段の歯磨きではお口の中の汚れを十分に取り除くことができないため、定期的に歯科を受診し、歯垢や歯石を除去してもらうとよいでしょう!
ぜひ体調が良いときに歯医者さんにいらしてください!お待ちしております。

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 佐々木彩花

歯茎からの出血とは?プロービングについて

こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です(^^)
最近は大雨やコロナウイルスによりお家で生活することがまだ多いと思います。楽しみにしていた予定は延期になっている方も多いのではないかと思います。私も4月に予定していたセミナーがコロナウイルスの影響により7月に延期になっていました。先日そのセミナーに参加することができたので、今日はそこで私が学んだことをみなさんにもお話ししたいと思います。

食後のブラッシングで出血があると疑われる病気に歯周病があるのはご存知の方が多いと思います。しかし、ブラシをしていて出血しなくなると治っているというわけではありません。歯周病があるかどうかは、歯科医院にてブロービングをしないとわからないのです。(プロービングとはプローブという細い器具で歯茎の炎症をチェックすることです。)当医院では初診の検査、治療途中、治療後、メインテナンスとどのタイミングでもプロービングを行います。
出血がある状態が続くとどうなるのかというと、炎症が歯茎に留まらずに歯を支えている骨にまで影響がいきます。そのまま放置しておくといずれ歯はグラグラと揺れてきて抜け落ちてしいます。
では出血は何が原因で起きるのかというと、お口の中にいる細菌が原因で起こります。誰のお口の中にでも必ず常に細菌が存在します、しかしそれが蓄積して病気になるので、毎日のホームケアと定期的な歯科医院でのクリーニングが必要となります。
ホームケアではみなさんのお口の状態によって選ぶ道具を変えることが重要となります。例えば、フェノタイプと言って歯茎は薄いタイプと厚いタイプの方が存在します。
またもちろんみなさん歯並びが違い、被せ物が入っていたりとお口の状態は様々です。
そのためみなさん一人一人にあった道具を選択する必要があるのです。
それから治療の進行状態によってもお口の状態は常に変化していきますから、その状態によって変えていく必要も出てくることがあります。
今はいろんなホームケアの道具が販売されており、みなさん何を使うか迷われると思います。そのときは是非私たちに相談していただきたいです。
そして、歯周病は定期的にケアをすることで予防することができます。症状がない方でも病気はあるかもしれません。現在日本人の8割以上が歯周病に罹患している状態をどうにか少しでも健康な状態の方を増やしていけるように日々の診療を行っていきたいと思います。

千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実

顎関節症あるあるを、早く言いたい~♪(RG風)

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。

『顎関節症』 って、よく耳にする言葉ですよね。
皆さまの中にも、「そうそう!私も顎関節症が悩みなんだ~(>_<)」 という方が いらっしゃるのではないでしょうか??

例えば、それはどんな症状がありますか?
「お口を開こうとすると、顎が痛む」
「お口を、大きく開けられない」
「顎を動かすと、音がする」
このような症状は、多くの方が一度はなったことがあり、一生のうちに半数の人が経験するとも言われています。
多くの場合は、症状が一過性であれば問題ありません。「そういえば、顎が調子悪かったけど、段々治ってきたな…」くらいなら、様子をみて良いでしょう。

特に、「音がする」 だけなら大丈夫です。指・肩・首なども、たまに音が鳴る事ってありますよね? 顎関節も同様です。
更に言えば、顎関節は耳のすぐ横にあるので、関節が鳴る音が より大きく感じて気になると思いますが、それだけで治療の必要は無いです。指を曲げるとパキパキ鳴るからって、整形外科さんに駆け込む人はいないですものね。それと同じです。

でも、「顎を動かすと痛い」 「口が開かない」 は、困りものですよね。改善させないと、日常生活に支障をきたします。

“痛み” に関しては、顎関節の周囲や顎の筋肉に 炎症が起きているせいかもしれません。

“運動障害” すなわち口が開かない に関しては、関節内部の軟骨がズレて動きを妨げていたり、筋肉の炎症で動きが制限されているかもしれません。

そんな症状が続くときは、ぜひご相談ください。まず、何でそれが起きているのか調べて解決法を探ってみましょう。実は、顎関節症は様々な原因が組み合わさって生じる 多因子性の疾患なのです。
例えば、「咬み合わせの悪さ」 、「顎関節・軟骨・周囲筋の脆弱さ」 、「歯ぎしりや食いしばり」 、「精神的要素(緊張・不安・ストレスなど)」 、「癖・生活習慣」 、「外傷」 、「食事」 、「姿勢」 などなど………。
積み木のように各要因が集まって積み重なり、それが関節や筋肉の耐久力を越えると発症します。

治療法も、その方の症状や発症要因によって様々です。
前述のように軽度であれば、自然に治ることもあります。また、原因となっている癖や習慣を修正する行動療法、マッサージや冷温湿布や電気を流す理学療法、開口訓練などの運動療法、そして顎関節や筋肉への負担を緩和させるマウスピース治療、なども有効です。
重度であれば、口腔外科などの専門医へ相談して外科的療法が必要かもしれません。

最後に、顎関節症あるあるを……、
『顎関節症って、けっこう多いよね~~! 僕もそうだし!!』
おそまつさまでした(笑)

千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠

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