フッ素の洗口液で虫歯予防
こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です(^^)
朝晩はだいぶ過ごしやすく感じられるようになりましたね。
少しずつ日暮れの時間が早くなり、秋の気配を感じるようになりました。
美味しい秋の味覚に、暑さで疲れた体が元気を取り戻していけるといいなと思っています。たなか歯科に通っていただいている皆さんがいつまでもご自身の歯で美味しくご飯が食べられるように精一杯頑張っていきます。
そのためにもお子さんからの予防に力を入れて診療を行っております。千種区のお子さんの虫歯が少しでも減っていくように頑張っています。
今回のブログではフッ素洗口液から始める虫歯予防についてお話したいと思います。
フッ素洗口液とはフッ化物の水溶液を使ってブクブクうがいを行い、歯のエナメル質表面に直接フッ素イオンを作用させる方法です。
そもそもフッ素とはどういうものかというと、フッ素は自然界に広く分布されている自然元素の一つで、地中はもとより海、山、川、そして全ての動植物などに存在しています。毎日の食事を通じて私たちの体に摂取されていつものです。歯の質を強化する効力が最も高いことから、世界中で虫歯予防に利用されています。
なぜフッ素は歯にいいか?
⑴初期虫歯を修復する(再石灰化の促進)
フッ素は虫歯になりかかった歯から溶け出したカルシュウムなどが、再び歯の表面に戻ろうとする(再石灰化)を助け、歯の修復を促進します。
⑵歯の質を強化する(耐酸性)
フッ素が歯に取り込まれることで、エナメル質が強化され、酸に溶けにくく強い歯にしてくれます。
⑶虫歯菌の抑制
フッ素の抗菌作用により、虫歯菌の働きを抑え、酸の産生を抑制させます。
フッ素を応用する方法は大きく分けて、全身的応用と局所的応用とあります。
全身的応用:フッ素を直接飲み込んで体内に取り込む方法
例)水道水フッ素化合物添加、フッ化物錠剤、フッ素化合物添加食塩 など
局所的応用:フッ素を直接歯に作用させる方法
例)フッ素洗口、フッ化物歯面塗布、フッ素入り歯磨き剤
※全身的応用は日本では実施されていません
フッ化物応用の種類によって効果は違います。永久歯の虫歯予防効果ではフッ素洗口液は50〜80%、フッ化物歯面塗布は30〜40%、フッ素入り歯磨き剤は20〜30%と使い方によって効果は異なりますが、どの方法でも早く始めて長く続けることが大切です。またいくつかのフッ素の応用を併用することで大きな予防効果につながります!
当院では定期検診の最後にりんご味のフッ素塗布を行なっています。それに加えて、是非おうちで簡単に行えるフッ素洗口をオススメしています。
3〜4歳ぐらいから中学生ごろまでは特に虫歯になりやすく、この時期に継続してフッ素洗口を行うことで虫歯予防の効果が大いに期待できます。また大人になっても続けることで、一生涯健康な歯を維持することも期待できます。
フッ素洗口液をお口に含んで1分間ブクブクしてはきだすだけでいいのでとても簡単です。是非毎日のケアに取り入れていただけたらと思います。
興味を持っていただけた方は是非スタッフに声をかけてください。医院で試してみていただくこともできます。りんごのさっぱりした味で使いやすいかと思います!4歳くらいになるとほとんどのお子さんがブクブクうがいをできるようになります。お子さんでも美味しくできるものになっています。
私も姪っ子が今度4歳の誕生日を迎えるためフッ素洗口液をプレゼントしようと思っています(^^)♪
たくさんの方にフッ素の洗口液を使っていただいて強くて丈夫な歯を維持していけたら嬉しいです。
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛 南実
ちょっと気になる白い粘膜「白板症」
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。
いやいや、近ごろ天気に振り回されっぱなしの毎日ですね(>_<) 連日の体温を越える猛暑、突然の天井を突き破らんばかりの豪雨、そして忍びよる巨大台風……。ただでさえコロナ禍なのに、2020年は大変な夏になりました。皆さま、体調は大丈夫ですか?
たなか歯科クリニックのスタッフ達は、誰一人病気になることなく 元気にやっています! 患者様のお口の健康に貢献する私たちが、病気になっていては いけませんからね♪ さすがは みんなプロフェッショナルの医療従事者! 自身の健康管理はバッチリです!
医院の 新型コロナウイルス感染予防対策も万全に、今日も笑顔で 千種区の皆様をお待ちしています!!(*^-^*)
さてさて、患者さまのお口の中を拝見していて、ごく稀にですが “粘膜に ちょっと気になる「白斑」 がある” のを発見することがあります。
ほとんどの場合は 痛みなどの自覚症状もなく、患者様ご自身も 「指摘されないと存在に気づかない」 程度のものです。
しかし、口腔外科経験のある歯科医師である私的には、少々心配になり 『今後の安心の事を考えて、一度専門医療機関で検査されてみてはいかがですか?』 と、おすすめするのが……
“白板症(はくばんしょう)” と呼ばれる口腔粘膜病変です。
口腔粘膜、とくに頬・歯肉・舌にみられる “こすっても取れない、白色の板状 あるいは斑状の角化性病変” で、比較的40代以降の男性に多く見られます。
その原因は はっきり分かっていませんが、喫煙・アルコール・刺激性食品による影響、不適合な義歯・補綴物・歯の崩壊などによる慢性機械的刺激、ビタミンA不足、等も関係すると言われています。
この白板症の何が心配か といいますと……、これが “前癌病変” と呼ばれるものだからです。
その癌化率はWHOによれば、4.4~17.5%と報告されています。特に 喫煙者の方は、白板症が “口腔扁平上皮癌” に進展する確率が高く、注意が必要です。
よって、喫煙習慣のある方に 白板症を疑う病変を見つけた場合は、確定診断のために口腔外科での病理組織検査をお勧めしています。
その確定診断のうえで、まだ経過観察で良ければそれで良いと思います。慎重に予後を見ていきましょう。禁煙やビタミンA投与で治癒する事もあるようです。
しかし、それが既に癌化しているのであれば、早期の切除が必要となります。
実は、先日も口腔外科に病理組織検査を依頼した患者様から、「先生!初期の口腔扁平上皮癌だったけど、簡単な手術で済みました」と、教えていただきました。「検査してよかったー!」と、ホッとし、そして「見過ごしていたら大変な事だった!!」と、ドキッとした瞬間でした…。
口腔粘膜の変化は、一概に前癌病変が全てではありません。体調や咬み合わせ、炎症によるものもあります。心配性になりすぎるのも良くありませんが、気になる症状は ぜひ気兼ねなく私達に御相談ください!
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
ナッツの魅力
こんにちは!歯科助手・管理栄養士の三田村です。9月に入り、早朝は涼しくなってきましたね。
最近私はナッツにはまっていて毎日食べています。皆さんナッツはお好きですか?
ナッツにはさまざまな種類があります。脂肪分は多く含まれていますが、その脂肪は生活習慣病の予防にも良いとされる不飽和脂肪酸で、適度に摂取することで美容にも健康にもよい効果が期待できるといわれているのです。そこで今日はナッツについて少しお話ししたいと思います。
私が食べているミックスナッツには4種類入っており、アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツになります。1つずつご紹介していきますね。
●アーモンド
ナッツとして一般的に知られているのがアーモンドだと思います。アーモンドは抗酸化作用がありビタミンEが豊富に含まれています。また脂肪燃焼に欠かせないビタミンB2や食物繊維も豊富なため、ダイエットの効果も期待でると言われています。
●くるみ
約7割は脂質で、健康に良いとされるオメガ3脂肪酸がナッツの中ではもっとも豊富です。オメガ3脂肪酸は動脈硬化を防ぎ、コレステロール値や中性脂肪値を下げるなど、生活習慣病の予防に効果があるとされています。
●カシューナッツ
亜鉛や鉄などのミネラルも豊富で、オレイン酸もたっぷり。ナッツのなかではもっとも糖質が高いので、エネルギー補給には最適です。食感がやわらかく甘みもあるので食べやすいナッツです。
●マカダミアナッツ
脂質の割合がおよそ75%と高いですが、その多くは体によい不飽和脂肪酸で、なかでも脳卒中などの疾患や肌荒れなどに効果のあるパルミトレイン酸がナッツ類では唯一含まれています。
ナッツに含まれる不飽和脂肪酸は、魚やオリーブオイル、ゴマ油などにも含まれる脂質です。これは常温で固まる脂とは違って、体内でも固まりにくい脂になります。n-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸があり、血中の中性脂肪やコレステロール値を下げたり悪玉コレステロールを減らす効果のある、”健康に良い脂”です。
カルシウム、カリウム、マグネシウムといった慢性的に不足しているミネラルも豊富に含まれておりいます。しかし、健康に良いナッツですが、たくさん食べればいいというものではありません。ナッツは脂質が多いため少量でもカロリーが高く、食べすぎるとカロリーオーバーで肥満の原因になってしまいます。ナッツを食べるときは、1日25g程度、アーモンドだけなら1日25粒ほどを目安に摂取しましょう。手のひらにおさまるくらいですね♫
皆様お体に気をつけてお過ごしください。
マウスピースは何に使う?
皆さんこんにちは!名古屋市千種区のたなか歯科クリニック 木方です!
8月も終わりましたがまだまだ外は暑いので熱中症にならないよう気をつけましょう!
さて、今日はマウスピースについて書かせていただきます。
マウスピースを普段使われている方いらっしゃると思いますが、どのような理由で使われていますか??
マウスピースを使う理由は様々で、それぞれ用途によってマウスピースの硬さや厚み、覆っている面積などが違います。
どんな時に使うか書いていきます。
1:歯ぎしり
歯ぎしりがあると歯や顎に負担がかかったり、セラミックの被せ物が割れてしまったりします。また、歯どうしが擦れることにより、咬耗といって歯がすり減って行きます。それにより歯がもろくなったり、知覚過敏がおこったりします。マウスピースをする事により、噛む力が分散されたり、歯よりもマウスピースの方が柔らかい為、マウスピースが代わりに擦れて無くなってくれたりします。中には穴の開いてるかたもいらっしゃいますがあまりにも大きく穴が開かない限りは使う事ができます。
2:顎関節症
顎関節症は原因としては4つあります。
・筋肉が原因:咬筋や側頭筋に炎症が起きています。
・顎の骨を包んでいる靭帯が原因:ねんざの様な状態です。
・顎の骨が原因:関節の骨がすり減り、下顎頭が変形し痛みや口が開けにくくなります。
・関節円板が原因:関節円板とは、顎の骨と頭の骨の間にあり、クッションの様な役割をしています。それが正しい位置から前後にズレてしまい顎が開けにくい状態になります。
以上の4つがあり、目的は違いますが、それぞれで症状が緩和するように、マウスピースを使用したりします。
3:睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が止まったり、低呼吸になったりする疾患です。原因のひとつに舌根部の沈下があります。それを防止する為に下顎をやや前の位置でキープする為の装置です。
4:矯正治療
矯正治療での目的は主に、歯の移動と固定のふたつがあります。歯の移動は、マウスピース型の矯正装置で歯を動かします。固定は矯正治療で歯を並べた後、一定期間動いた歯が後戻りしないように、マウスピース等で歯を固定する必要があります。
5:ホワイトニング
ホワイトニングを行う際、薬液を歯の周りに留めておく必要があります。その為にマウスピースを使用しています。
6:スポーツ用
目的としては、最初に書いた歯ぎしりに近く、歯の保護が主な目的となります。スポーツ中力を発揮する為に食いしばったり、ラグビーやアメフトのように衝突が多い競技の際歯を守る為に使用しています。着用義務のあるスポーツなどもあります。
以上がマウスピースの主な目的です。今回はマウスピースの使い道について、大まかに書かせていただきました。それぞれで厚みを変えたり、柔らかいものや硬めの物など使い分けています。マウスピースの事で何か気になる事がある時はいつでもご相談下さい。
名古屋市千種区たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨
電動歯ブラシってどんなもの?
こんにちは!千種区のたなか歯科クリニック歯科衛生士の奥田です。
8月も終わり、9月に入ったことで暑さも和らいでくれるかな~と期待していますが
まだまだ暑さは続きそうなのでみなさん熱中症対策しっかり行って、
元気に過ごしてくださいね!
コロナはもちろん連日の暑さでまだおうち時間が多いと思います。家でご飯やおやつを食べる時間も以前よりは増えているのではないかなと思います。
ごはんを食べたら歯磨き!みなさんはできてますか??
歯磨きするときに歯ブラシはなにを使ってますか?
最近患者様から電動歯ブラシについて質問があったのでお話していこうと思います。
電動歯ブラシは開発された当初は、手用歯ブラシによる手磨きが難しい身体の不自由な方や高齢者が楽に歯磨きできることを目的とされていました。現在は、「楽で時間短縮できる」という点から一般に普及してきました。
電動歯ブラシは音波と超音波に分類されます。
「音波」は振動により物と物が接触したときに発生する音のこと。音波歯ブラシの振動数は200~300Hz従来型の電動歯ブラシと同じ原理(回転運動や前後運動)で機械的に歯垢を取り除きます。音波の高速振動によりブラシの毛先が接していない周囲2mmの部分まで汚れを落とすことができるとされています。また音波が口の中の細菌に直接作用して、頑固な細菌のつながり(連鎖)を破壊します。
一方「超音波」は振動数が160万Hz、振動数が2万Hz以上で人間の耳には聞こえません。
音波歯ブラシと同じように歯と細菌のつながりを弱め、頑固な細菌の連鎖を破壊します。しかし歯垢の一成分である不溶性グルカン(虫歯菌が作り出す非常に粘着性が高い物質であり、歯に強固に付着し、細菌を歯面に付着させやすくするもの)も破壊されるという点が音波歯ブラシの違いです。
電動歯ブラシの使用方法
1機種によって使い方が違います
種類によっても、使用方法は異なります。音波歯ブラシは基本的に手で磨くときのように歯ブラシを大きく動かすことなく、歯ブラシを止める、微動させながら順々に歯を清掃していきます。
2鏡をよく見ましょう
歯の面にきちんと毛先が触れていないと歯垢は取り除けません。毛先の位置を確認しながら歯垢を除去しましょう。これは通常の歯ブラシでも同じことです。
3歯磨き粉は使いません
基本的に歯磨き粉は使用しません。使用するのであれば低研磨性(研磨剤が少ないもの)のペースト、もしくはジェルタイプを使用します。研磨性の高い歯磨き粉を電動歯ブラシに使用すると歯の表面を傷つけてしまう可能性があります。
4歯間清掃は必須です
どんなに高機能の電動歯ブラシを使用しても、歯と歯の間の歯垢は除去しきれません。必ず歯間ブラシやフロスを使いましょう。
電動歯ブラシもうまく使うことで効果的に清掃することができます。清掃方法についてもお伝えしています。ぜひご相談ください。
たなか歯科クリニック 歯科衛生士奥田眞由