噛むことの価値は無限大!
こんにちは千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の堀毛です。
新年を迎え、皆さん新たな気分でお過ごしのこと思います。
2021年も千種区の皆さんのお口と体の健康をサポートしていけるよう精進してまいります。今年も宜しくお願いいたします。
私たちは「よく噛んで食べなさい」と子どもの頃から言われて育ちました。でも、どうしてよく噛まなければいけないのか考えたことはありますか?
なんとなく、健康のためとわかってはいるけれど、具体的な理由をたずねられると困ってしまう人は意外と多いのではないでしょうか。
!!噛むことの価値は無限大です!!
噛むとことの役割は皆さんもご存知のように、基本は食べ物を細かくし唾液と混ぜ合わせ飲み込みやすい状態にすることです。それが胃腸への負担を軽減したり、栄養を吸収しやすくしたりすることにつながります。
ただ「咀嚼」の機能はそれだけではありません。頭から足の先まで、私たちの健康にたくさん影響を及ぼしているのです。実際、国内外の研究者たちから報告も上がっています。たとえば、「噛むことで脳の血流がアップし、記憶力の維持に繋がる」というデータもあります。あるいは、「目の周りの血流がアップして、目の疲労感が軽減される」というのも。「噛むという一定のリズム運動によってセロトニンが分泌され、ストレスを軽減する」という機能もあります。また「咀嚼によって脂肪燃焼率が高まる」といったものもあります。ものを噛みながらウォーキングをするとスピードが自然と速まり、それでカロリーの消費量がアップすると考えられています。それから去年のブログで私がお話しした「噛むことと唾液の関係性」も注目されています。
やはり子どもの頃からよく噛むことを習慣づけることは大きなメリットがあります。その一方で、最近はやわらかい食品が増え、咀嚼回数が減っているという現実がありますよね。お子さんをはじめ各世代の人たちが噛むことの大切さを自分事ととらえ、生活の中に積極的に取り入れてもらえるようにしていきたいです。噛むことは今の健康だけでなく、将来の健康にとっても非常に重要です。咀嚼によって口腔機能を維持することができ、フレイル(加齢によって心身が衰え、要介護の状態になること)の予防に繋がっていくからです。これは社会全体の大きな問題になっているため、私は歯科衛生士として噛むことの価値をたくさんの方に伝えてフレイルの予防を目指し、社会に貢献していきたいです。
いつもよりも大きく野菜を切ってたくさん噛んで食べてみました(^^)
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 堀毛南実
小児歯科治療の特徴について
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の 満田 誠です。
愛知県にも再び緊急事態宣言が発令され 自粛ムードの世の中ですが、みなさまコロナに負けず元気にお過ごしですか?
私もその影響で、歯科大学卒業後22年連続で行われていた同期との定例会(このブログでいつも ご報告していましたよねw)が、初の中止となりました。毎年、成人の日になると 同志たちが全国から集結し、夜通し盃を酌み交わして語り合ったものですが、この御時世 そういう訳にはいきません…。しかし、我々の絆は離れていても固い! また、来年再会できる日を願って、各地域の患者様の為 日々懸命に診療し、皆様の健康に貢献していきます!!
ナベ軍団の仲間たちよ。来年こそ神戸で待つ!
さてさて、今回のお話は「小児の歯科治療」です。
お子さんの歯科治療は、大人のそれとは ちょっと異なる特徴があります。
・成長にしたがって、常に変化していく
今更当たり前のことですが、お子さんは乳歯から永久歯に生え変わったり、顎も発育していきます。その成長に配慮した処置が必要となります。
・虫歯が進行しやすい
実は、乳歯は 組成であるエナメル質や象牙質が 永久歯の半分ほどの厚みしかありません。そして、柔らかいため虫歯の進行が早いという弱点があります。また、生えてきたばかりの幼若な永久歯も、歯質がまだ未完成で虫歯になりやすいので 注意が必要です。
・虫歯になっていても分かりにくい
前述のように、乳歯の虫歯は 急速に進む 「急性う蝕」 という性質があり、永久歯の多くの虫歯である 「慢性う蝕」 とは異なった色調をしています。一般的な虫歯のイメージである “黒っぽい”“茶色っぽい”というより、急性う蝕は あまり色がついていないため、見た目的には少し分かりにくいです。 また、乳歯の虫歯は、よほど神経に近づかない限りは痛みを感じにくいため、自覚症状に乏しく発見が遅れることがあります。
「乳歯はいずれ抜けて、大人の歯に生え変わるんだし、虫歯になっても大した事ないよね」は大間違い! 乳歯のうちからの口腔ケアは、とても大切です。
お子さんは、最初から一人で歯磨きを上手にすることはできません。毎日の生活の中で、しっかり歯磨きをするという習慣も、誰かが教えてあげなければ確立されません。保護者の方の 口腔ケアに対するモチベーション次第で、お子さんのお口の中の環境は大きく変わります。
乳歯のうちから虫歯が多いお子さんは、永久歯になっても虫歯ができやすい傾向にあります。つまり、乳歯を良い状態に保つことで、将来にわたって永久歯を健全に保てる可能性が高くなります。
そして、小さな頃から歯医者にきちんと定期的に通って、プロフェッショナルのケアを受けていくことも大切です。幅広い年齢層を診る我々歯科医療従事者は、その特徴に対しての専門知識を持ち、それに配慮した診療を行います。保護者の方と二人三脚で、お子様の歯を守ることで 健やかな身体の育成を目指していきます。
私たち たなか歯科クリニックのホームページの小児歯科サイトには、目指すべき目標が書いてあります。
・親御さんが、お子様と一緒に楽しく通える歯科医院
・子供たちが、楽しく通え、行きたくなるような歯科医院
・お子様の歯を守るために必要は情報を提供する歯科医院
・健全な永久歯を守り、10年後、20年後の歯を守れる歯科医院
千種区のお子さん達が みんなピカピカな歯で成長できるように、私たちはこんな医院づくりをしていきます♪
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
Tepe歯ブラシについて知ろう!
こんにちは!千種区覚王山のたなか歯科クリニック歯科衛生士奥田です。
まだまだ寒い日が続いてますね。お体に気をつけてお過ごしください!
今日は、当院で扱っているTepeという歯ブラシについて紹介します!
当院に来院された患者様はご存じの商品だと思います。
Tepeは、スウェーデンでつくられた歯ブラシです。
スウェーデンは、予防歯科の先進国であり、特にTepeは国民に広く使われており、高品質の口腔ケア製品メーカーです。
2種類あり、コンパクトとスプリームがあります。
今日は「スプリーム」についてご紹介します。
スプリームの特徴は、先の細い毛と従来のラウンドカットされたエクストラソフトの毛が2段に植毛されています。これが、歯間部や叢生部(歯並びの乱れたところ)、被せものの境目まで毛が届きやすい設計になっています。
最近は、先の細い毛で頭の小さい歯ブラシが主流になりつつあります。
先が細いから細かいところまで届きやすい、頭が小さいから奥まで届きやすい、動かしやすいなどという理由から選択されるかたも多いと思います。
それに比べると、Tepeのスプリームは少し大きく見えるかもしれません。
ですが、先端が細く設計されているため見た目よりも奥のほうまで届かせることができます。その他にもたくさんのポイントがあります。
毛量が多く、密に植毛されているため歯面にしっかり当たり、効率よくプラーク(歯垢)を除去することができます。
毛の質が良く、コシがあるため細い毛先も曲がったりよじれたりしにくいです。
グリップがにぎりやすいです。ご高齢の方でも使いやすい設計です。
私自身、いろいろな歯ブラシを使ってみておうちでの歯ブラシはTepeを使用しています。
最初使い始めのころは、毛先が細いためマージン部分(歯と歯茎の境目)にしっかり当たるので歯肉炎の起きやすかったところは特にチクチクした感じがありました。
しかし毎日使っていくことで、自分の口腔内になじんできてチクチクした感じもなくなり磨いたあとの感じもツルツル、スッキリした感覚があります。
使い心地もとてもいいです!
検診や歯磨き指導で患者様におすすめすると、使い心地がいいと何本も買っていかれるかたもいらっしゃいます。
またご家族みなさんで使っていただいたりもしています。
私たち歯科衛生士がこの歯ブラシを使って患者様に術者磨き(プロによるブラッシング)をすると、「すごく気持ちがよかった!」「磨いたあとの感じが全然違う!」など歯磨きの関心を上げることができます。
ぜひTepe歯ブラシを使って歯磨きをしてみてください!
千種区 覚王山 たなか歯科クリニック歯科衛生士 奥田 眞由
ずっと健康に
こんにちは。千種区覚王山たなか歯科クリニック歯科助手・管理栄養士の三田村です!
突然ですが皆さんは「フレイルティ」という言葉を知っていますか?
最近では「フレイルティ」というキーワードがよく使われるようになってきています。
なぜ使われるようになってきたのか…
それは日本の高齢者の人口比率が高まり高齢社会になっているからです。
そこで問題になってくるのが 、健康寿命です。
健康寿命とは、“心身ともに自立し、健康的に生活できる期間”と定義されています。つまり、自分自身で健康を管理し、充実した人生生活を送ることができる年数と考えてください。
健康寿命のまま、人生を送る事ができればとっても素敵な人生を送ることができますね♪
健康寿命に、大きな影響を与える要素フレイルティは加齢に伴う機能低を基盤とし、種々の健康障害に対する脆弱性が増加していることです。高齢者のフレイルティは、日常生活動作(ADL)を低下させ、さまざまな合併症を引き起こす こともあります。
フレイルの基準には、さまざまなものがありますが今回はFriedが提唱したものをご紹介します。Friedの基準には5項目あり、3項目以上該当するとフレイルティ、1または2項目だけの場合にはフレイルティの前段階であるプレフレイルと判断します。①体重減少:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少②疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる③歩行速度の低下④握力の低下⑤身体活動量の低下
フレイルには、体重減少や筋力低下などの身体的な変化だけでなく、気力の低下などの精神的な変化や社会的なものも含まれます。このような状態になると、死亡率の上昇や身体能力の低下が起きます。
また、何らかの病気にかかりやすくなったり、入院するなど、ストレスに弱い状態になっています。
例えば健常な人が風邪をひいても、体の怠さや発熱を自覚するものの数日すれば治ります。しかし、フレイルティの状態になっていると風邪をこじらせて肺炎を発症したり、怠さのために転倒して打撲や骨折をする可能性があります。
また、入院すると環境の変化に対応できずに、一時的に自分がどこにいるのかわからなくなったり、自分の感情をコントロールできなくなることもあります。転倒による打撲や骨折、病気による入院をきっかけにフレイルティから寝たきりになってしまうことがあります。また、お口の健康 摂取する栄養 が、深く関係しているのです。
主にお口は、栄養素の入り口になります。口腔内の健康が保たれていないと、噛む機能が低下し、噛むことが困難になり 柔らかいものばかり食べるようになってしまいます。そしてこれが悪循環となり、次第に口腔機能が低下し 結果的に、低栄養にも陥りやすくなります。しかし、フレイルティは早く対策をし治療や予防を行えば 元の健康な状態に、戻る可能性があるのです。
そのためにも年に3回でもいいので定期的に歯科で検診を行い、お口のメンテナンスをしましょう!
メンテナンスの際にお渡ししている検診の紙を参考に是非ご自宅で歯磨きを丁寧にしてみてください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
虫歯は早期発見が大切
千種区の皆さん、こんにちは!千種区覚王山にあります、たなか歯科クリニック歯科医師の木方です!
寒波の影響で名古屋は最近かなり寒いですが体調崩していないでしょうか??体調に気をつけて、皆さんこの寒い冬を乗り切りましょう!
さて、今日は虫歯について書いて行こうと思います!虫歯といっても進行度合いによって治療はかわってきます。治療を行わない虫歯から歯を抜かないといけない虫歯まで様々です。
また、黒くなっているから虫歯と言う訳でもありません。黒くなる原因としては、奥歯の溝の着色やご自身の歯と詰め物の段差に生じる着色、虫歯の進行抑制の薬を塗ったことによる影響などがあります。
次に、治療を行わない虫歯は、初期虫歯の段階になります。この時は歯に穴はあいてなく、表面が白くなっている状態です。しかし、治療は行わなくても、歯についたプラークをそのままにしておくと脱灰と言って、歯が溶かされてしまいます。そして、歯に穴が空いてしまい、治療を行わないといけない状態になってしまいます。そうならない為には、普段の歯磨きが重要になってきます。歯磨きの際にフッ素配合の歯磨き粉を使う事で、再石灰化と言って、フッ素が歯の表面のエナメル質を修復してくれます。
それにより初期虫歯の進行が止まったり、治癒します。
ただ、初期虫歯で白くなったところは白いままや少し薄くなる事が多いので、進行が止まっても、必ずしも色まで元に戻るわけではありません。
歯の表面ではこの脱灰と再石灰化がおきています。このバランスが崩れて、脱灰に傾いてしまうと虫歯が進行していきます。
次に脱灰が進み虫歯が進行してしまった場合について書いていきます。その場合、治療が必要になってきますが、進行度合いにより治療法が変わります。小さい場合は、レジンと言う樹脂材料を詰めます。また歯と歯の間や噛み合わせの面を大きく覆わなければいけない場合は、金属やセラミックを使います。主に、保険治療では合金を自費診療ではセラミックや金合金を使ったりします。
更に虫歯が進行し、神経までいってしまうと根っこの治療が必要になります。根っこの治療後は、被せ物になる事が多いです。
それ以上虫歯が進行してしまうと抜歯になってしまうケースがでてきます。
虫歯で歯を削ってしまうとそれだけ歯の寿命は短くなっていってしまいます。しかし、治療が必要な歯を削らず放置してしまうとそれだけ虫歯は進行してしまいます。その為に当院では、定期検診で歯をチェックし治療が必要か様子を見ていくかの判断もしています。
もし、虫歯についてなにか分からない事があれば気軽にお尋ね下さい。
千種区覚王山 たなか歯科クリニック 歯科医師 木方 奨