LA滞在記最終回
皆さん、こんにちは!歯科衛生士の福田有花です。
7回にわたりLA滞在記をお届けしましたが、今日でいよいよ最終回です!何だか淋しいような…(笑)
LA最終日の夜は、Proud Birdというお店でdinner。
敷地内には、70年前の世界大戦で使われたアメリカの主力戦闘機などが多数展示されており、歴史を感じるレストランでした。空港もすぐ近くのため、世界中からロサンゼルス空港に着陸する飛行機を見ながらdinnerを楽しむことができました。飛行機好きにはたまらないレストランですね(*^_^*)
最後の晩餐をしながら、今回のLA研修に参加した20名の受講生から1年間を振り返っての感想を一人一人シェアしていきました。
不覚にも感極まり涙を流してしまいましたが、本当に貴重な経験をさせていただけたと思います。
今回のLAで見てきた景色は、私の宝物となりました。日本とアメリカの歯科医療の違いや歯科衛生士のプロ意識の差や資格の中で出来ることの違いetc..多くの学びがありました。
現地の歯科医院を視察して、アメリカの歯科衛生士さんと関わらなければ、全て感じることが出来なかったと思うと、1年間大変だったけれどこの研修に参加出来て本当に良かったと心から思います。
これも研修の参加を後押ししてくださった院長や周りの方々のおかげだと感謝しています。
最後にdinnerに出席してくださったUCLAのシェーン教授から歯科衛生士のENDOにおける関わりについてお話していただきました。
「多くの歯は患者様が気づかないうちに神経が死んでることが多い。そして歯の周りに炎症が起きていることがある。少しの炎症であれば誰もわからないし、その炎症は絶対によくならない。悪くなる一方で色んな問題を起こしている。そして沢山の痛みも出る…」(要約)
だからこそ、患者様の少しの不快感や症状の変化にも耳を傾ける必要があるとショーン教授はおっしゃっていました。私達の医院でも患者様の声に耳を傾け、どんな些細な変化にも気がつける歯科医院であり続けたいと思いました。
4日間という短い期間でしたが、とても実りが多いLA研修でした。
またいつか海外で勉強が出来るように、日本で学び続けていきたいと思います(*^_^*)
LA滞在記⑦
皆さん、こんにちは!歯科衛生士の福田有花です。
4日間のLA滞在記もようやく最終日です。4日間の内容をかな〜り引き伸ばして書いてきましたが(笑)それだけ学びが多い研修だったということ(*^_^*)
最終日はUSC(南カリフォルニア大学)ツアー。3日目に訪れたUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)はアメリカ合衆国の州立大学でしたが、USCはアメリカ西部で最も古い歴史が私立大学です。やはり私立大学だけあって校内がすごく綺麗!
こちらがUSCの歯学部です。ここで先生達になるために勉強をしているのですね〜!Dentistry(歯学部)と書いてあるだけで何だか嬉しい気持ちになります。
↓ここは学部の中で一番有名な映画芸術学部です。
ジョージ・ルーカスなどを輩出した全米最古のフィルムスクールとして有名な学部です。
左右2棟に分かれているこの棟は、なんとジョージ・ルーカス棟とスティーブン・スピルバーグ棟で、二人の寄付金で建てられたのだとか。ひょえ〜すごいですね!!今日一番の盛り上がりでした(笑)
↑ジョージ・ルーカス棟
↑スティーブン・スピルバーグ棟
他にもUSCはアメリカンフットボールの強豪校として知られており、TROJANS(トロージャンズ)というチームで活躍しているそうです。アメリカではカレッジスポーツが盛んでテレビ放映までされているのだとか。この銅像はTROJAN(トロージャン)と言うそうです(*^_^*)
とにかく見所満載のUSC。1日いても飽きない気がします。
広い校内で学生達はスケボーや自転車で移動をしており、開放的な校内で伸び伸びと学んでいる姿がとても印象的でした。
アメリカでは”楽しく学ぶ”ということを肌で感じ、益々歯学が好きになりました(*^_^*)日本にはないアメリカの開放的な環境や現地の方との触れ合いの中で、”歯科衛生士の仕事が好き”という気持ちを増幅させてもらえました!日本に帰ってからも楽しく学び続けていきたいと思います。
LA滞在記最終回へ続く…
LA滞在記⑥
皆さん、こんにちは!歯科衛生士の福田有花です。
LA3日目の最後はUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)でParty(*^_^*)
ドレスアップをしてdinnerを楽しみました!
dinnerの後は、UCLAからサティフィケートの授与。
UCLAのTood教授からサティフィケートをいただき本当に嬉しかったです(*^_^*)
JAID DH LA コースでは1年かけて、う蝕病因論、歯周病因論、唾液検査実習、SM/LBリスク検査判定トレーニング、シャープニング・SRP実習、スタンダードプリコーション・PMTC実習、インプラントメンテナンスetc…しっかりと記録が残せる仕事が出来るようにと学んできました。
各回の研修後には学んだことのレポート提出や筆記&実技試験、又国内最後の研修では今まで学んできたことの症例発表もありました。何だか振り返ると本当に大変だった…
でも大変な思いをしたからこそ、このサティフィケートがとても価値があるものに思えました。
今回は無事に受講生全員がサティフィケートをいただけたので本当に良かったです!
東京校と大阪校で1年間一緒に学んできた仲間達。1年間、一緒に学んできたので絆も深まりました。
これからも共に学び続けていきたいと思います。
LA滞在記⑤
皆さん、こんにちは!歯科衛生士の福田有花です。
LA3日目は、まだまだ続きますよ〜(笑)清水藤太先生のオフィス見学の後は、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で国内優秀者のプレゼンテーションへ。その前に”IN−N-OUT”で腹ごしらえ。
IN-N-OUTは、アメリカ南西部や中部で展開している有名なハンバーガーチェーン。ここのハンバーガーは、注文を受けてから調理をするため、出来立てのものが物が食べられます。具材の鮮度には格別こだわっており、特にポテトは店内でカットした新鮮なものを提供しているそうで、とても美味しかったです!ここのオーナーは日本進出はしないのだとか。当院もこだわりをもって診療をしていますので、共感出来るところです(*^_^*)
さて、ボリュームたっぷりのハンバーガーを平らげた後はUCLAへ。
本日3度目のメインイベントはケースプレゼンテーション(*^_^*)
JAIDでは、1年を通して検査から診査・診断、歯周初期治療、再評価、メンテナンスまでトータルで学んできました。しっかりと記録・データを残せる仕事が出来るように、学んだことを受講生一人一人が国内でケースプレゼンテーションを行いました。
今回は国内でのケースプレゼンテーション優秀者5名の発表。
テーマとして、
・ビスフォスフォネート製剤服用者へのインプラント埋入について
・人工甘味料について
・歯周病と糖尿病、高血圧との関係
など、どれも興味深いプレゼンばかりでとても勉強になりました。
私たち歯科衛生士にとって、ケースプレゼンテーションは臨床的学力をつけるためにとても重要な作業です。自分の仕事を見つめ直し、成果と問題点の確認することにより、今後の課題と方向を見出すことが出来ます。又、他の人の症例を見聞きすることで、臨床における様々な側面を学ぶという点でも必要な取り組みなのです。
当院でも、常により良い医療が提供出来ますように、患者様の情報共有や症例検討を行っています。
今後も皆様が安心して通えるような歯科医院を目指して、スタッフ一同研鑽し続けていきます(*^_^*)
LA滞在記④
皆さん、こんにちは!歯科衛生士の福田有花です。
LA3日目はマーチャック先生のオフィス見学に続き、ENDOのスペシャリスト清水藤太先生のオフィス見学です!(歯科用語のENDO(エンド)とはEndodontic treatment(歯内療法)の略で、根の治療のことを言います)
“ROOT VISION ENDO”と看板がありますが、清水先生のオフィスはENDO治療を専門に行う歯科医院なのです。日本の歯科医院といえば、根っこの治療から被せ物の治療まで、一つの歯科医院で全ての治療を行うのが一般的ですが、アメリカではそれぞれの分野のスペシャリストがいるため、根っこの治療はENDO専門医へ、被せ物の治療は補綴専門医へ、といった感じに専門医を受診するあるいは紹介されるのが一般的なようです。
オフィスの中は広々としており、とても心地よい空間。
私もこんなところで治療を受けてみたいです(*^_^*)
ここでは各診察台に最新のマイクロスコープが設置されているため、肉眼では見ることの出来ない歯の細かい内部を拡大視し、より精密な治療を行うことが出来ます。また、マイクロスコープで見た映像をモニターに写し出すことが出来るので、患者様は普段見ることの出来ない自分の歯の内部の状況を確認することが出来ます。映像で見ることで、より説明も理解しやすくなりますので、患者様にとって理想的な歯科医院だと感じました。
お忙しい中、清水藤太先生からはマイクロスコープの使用法やポジショニングなどのレクチャーを受けました!皆、一語一句聞き逃さないよう真剣な眼差しで話を聞いています!
最後に、清水先生の治療のポリシーなども聞くことが出来、患者様の心に寄り添う大切さを学びました。私も清水先生のように、患者様と真摯に向き合える医療従事者でありたいと思います!
オフィスの待合室で記念撮影。待合室もとっても素敵でした(*^_^*)