医院見学
こんにちは
千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師 三井誠です
僕は先日、幸田町にあるハピネス歯科こども歯科という医院の見学に行ってきました。
僕たちの業界は閉鎖的であります
日々の診療をしているとどうしても内にこもってしまいがちになります
僕らが患者さんに提供させていただいていることが正しいのか、もっと改善・向上できることはないか、
確認と学びを求め他院さんの見学も非常に大切なことです
もちろん情報交換はしているのですが、やはり百聞は一見にしかず
実際に目で見て肌で感じた情報はとても染み込んできます
今回の見学で学んだことを日々の診療に活かし、さらにご満足いただける歯科医院を目指していきます
千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師 三井誠
定期検診の重要性
こんにちは!!たなか歯科クリニック歯科助手の西田です。みなさま、ゴールデンウイークはどのように過ごされましたか?(^ ^)またお話し聞かせてくださいね。先日、患者様にブログ見てますよと言っていただき嬉しかったです。今日は定期検診の重要性について書いていこうと思いますのでお付き合いいただければと思います。
みなさんは平均残存指数という言葉を聞かれたことはありますでしょうか?平均残存指数というのはある年齢になった時、平均で何本歯が残っているかという数値を表します。では日本人の80歳の平均残存指数は何本かご存じでしょうか?
答えは8本です。8本だと噛めるのかな?と思われた方も多いんじゃないでしょうか。ちなみに予防大国といわれているスウェーデンという国の80歳の平均残存指数は20本と言われています。
実はこの平均残存指数が定期検診の重要性と大きく関わっています。
これは定期検診に通われている方と痛い時だけに歯医者さんに行き治療を受けられた方の80歳の平均残存指数のグラフです。定期健診に通われている方の80歳の平均残存指数は15.7本に対し、痛い時に治療だけを受けられた方の平均残存指数は6.8本という結果になっています。9本の差が出ていますね。9本あるとかなり噛めるようになるんじゃないかと思います。
この結果を見ていただくと定期検診の重要性についてお分りいただけるのではないかと思います。
定期検診に通うことによって虫歯も初期段階で見つけることが出来、治療も必要最低限ですみます。また歯の表面にはバイオフィルムという虫歯や歯周病の原因となる膜が3〜4ヶ月くらいのペースで出来てきます。このバイオフィルムはご自身の歯磨きでは落としきることができないのでプロの衛生士が専門的な器具を使って定期的に除去していくことがと必要になります。
もちろんご自宅での歯磨きも非常に大切なので、ご自身の歯磨きと衛生士のメンテナンスの両方が必要で二人三脚で虫歯と歯周病を予防していくことが大切になります。
定期検診に通うといいことがたくさんあるのでみなさんもぜひ、治療が終わったあとは定期検診に通っていただければと思います(^ ^)
千種区 たなか歯科クリニック
歯科助手 西田結香
銀歯の特徴、ご存知ですか?
千種区たなか歯科クリニック歯科助手・TCの石原麗華です。
長いようで一瞬だったゴールデンウィークが終わってしまいましたね。みなさんはどこかにおでかけされましたか?私はせっかくの休みに体調を崩し、ほとんどお家で過ごすゴールデンウィークとなってしまいました。是非みなさんの楽しいゴールデンウィークのお話聞かせてくださいね☆
さて、今日は被せ物のお話です。皆さん、歯医者さんで被せ物の詳しい説明は聞いたことがありますか?今、被せ物にも色々種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。当院では被せ物を作る前に、しっかりと被せ物をご説明させていただき、患者様が選ばれた材質で治療をすすめていくようにしています。
その被せ物の中でも、今日は保険適用の銀歯のお話をさせていただきます。銀歯は、『金銀パラジウム合金』という、色んな銀を集めて作られた合金になります。メリットとしては、まず保険が利く材質なので、自費のものと比べて患者様の価格負担が少なくて済みます。そして、金属なので硬く、強い力に耐える力はあります。逆にデメリットとしては、まず健康面での問題で、お口の中でイオン化した銀が溶け出し、金属アレルギーの原因になりうるといわれています。そして、それが見える形として、歯肉や頬の内側等に黒っぽい色がつくこともあります。(これをメタルタトゥーといいます。)そして、やはり耐久性という面でも、歯と被せ物の間に隙間が生まれやすく、そこから虫歯菌が入ってしまうと、また被せ物の下が虫歯になってしまうリスクがあります。
このような特徴を知らず、価格の面だけで銀歯を選ばれていた方も多いのではないでしょうか。私もきっとこの業界に入っていなければ、銀歯を選択していたと思います。しかし、今であれば、自分にはもちろん、家族にも絶対銀歯は入れさせたくありません。患者様皆さんにも、末永く美味しい食事を取れる喜びや、お口を大きく開けて笑える幸せを守っていって欲しいので、被せ物を選ぶ際には慎重に選んでいただければと思います。
被せ物のお話に関しては、私たちトリートメントコーディネーター(TC)がご相談に乗らせていただきますので、是非お気軽にお声掛けください。
千種区たなか歯科クリニック
歯科助手・TC 石原麗華
歯の役割
皆さん、こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科助手・管理栄養士の加藤実沙子です。
今日はそれぞれの歯の役割についてお話しします!
歯は大きさも形も根っこの深さも一本一本特徴を持っています。
その一本一本がそれぞれの役割を担ってくれており、私たちの食事に大きく影響を与えています。
①前歯
・食物を噛みちぎるのに適した形
・顎を誘導する役割、発音を助ける役割もある
・歯の頭が「シャベル型」と「ノミ型」に分かれる
・女性と男性で顔の見た目の印象を決定する要素にもなる
男性:角ばった状態 女性:丸みを帯びた状態
②犬歯
・前歯同様、食物を噛みちぎるのに適した形
・同時に上下の犬歯が触れることによってあごを左右に動かすときのガイド役にもなる
「犬歯ガイド」
・犬歯の噛み合わせがないと、噛み合わせバランスが不安定になる
③小臼歯
・前歯、犬歯で噛みちぎった食物を砕く役割
④大臼歯
・食物をすりつぶすのに適した形
・大きな歯で、あごの関節に近いため、強く当たりすぎているとあごの負担が大きくなってしまう。軽い接触でいるほうがべスト
このように、食物を口に入れてから、ちぎる、すりつぶす役割が分かれています。
よく噛んで、すりつぶすことは消化吸収を良くしてくれる働きもあるので、とても大切なことです。その歯も大切な役割をしているので、一本も失くしたくはないですね!
若い時から、しっかりとケアをして、長く強く今ある歯を保っていきましょう(^^)/
千種区たなか歯科クリニック歯科助手・管理栄養士の加藤実沙子
舌圧痕
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
朝、起きたところ「何だか舌が痛いな?」と思い、鏡で見てみると……。
このように、舌の左右両縁がギザギザになっていました。皆さんにも覚えがありませんか?
このギザギザは何でしょう?? そう、”舌が歯列に押しつけられて、歯型がついている” 状態です。
これが舌にハッキリとついていると、自分の体について いつもこう思います。
「あぁ、結構寝ている間にくいしばっていたんだな~」とか、「ちょっと、疲れているのかな…」などなど。
この『舌圧痕』と呼ばれる症状の原因は、以下のものです。
・歯ぎしりや食いしばり
上下の歯列が接触している時間が長いために、舌に歯型がつきます
・体調変化による むくみ
疲労・飲酒・消化器機能低下・内分泌疾患などより舌がむくみ、歯列に圧迫されます
・その他 (舌の位置の低下(舌筋力の衰え)、舌が大きい、歯並びなど)
毎日、患者様のお口の中を見ていると、私と同様に舌圧痕を認める方がよくあります。よって、舌の状態が診断のバロメーターにもなるのです。
特に、食いしばり・歯ぎしりが強い”TCH (tooth contact habit 歯列接触癖)”がある方には、他にも頬の裏側にも歯型がつく特徴があり、その患者様の診断・治療方針作製の指針になります(噛みしめによる弊害がないか、補綴物は何が適切か、顎関節症のリスク、など)。
舌圧痕があるのは、さほど珍しい事では無く、それに対して積極的な治療は通常必要はありません。しかし、舌が常に刺激されているために舌疾患を生じたり、TCHが強いために弊害がある場合は、治療を考える事もあります。気になる方は、ぜひご相談下さい!
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠