医院ブログ

歯並びのお話 その②「八重歯」

こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。

さて、歯並びについてのお話の続きです。

今回は『八重歯』。
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多くの方に見かけますよね。日本人の国民病 と称する文献もあります。

八重歯は犬歯の 「位置」 異常によって生じる歯列不正です。よく誤解されているように、”犬歯そのものを現す言葉” でも、”犬歯が尖っている状態” でもありません。

歯科の専門用語では 八重歯のことを『犬歯低位唇側転位』と言います。

犬歯が、「低い位置(上の方)」の「唇側の位置(本来より前方)」に ズレて生えている歯並び という意味です。

原因は “犬歯が生えてくる時、充分なスペースが確保できていない” ため、異常な位置に萌出してしまうことです。

具体的には、

・顎骨が小さい(顎骨後方発育不良)

・乳歯の早期喪失(それに伴う第一大臼歯の近心転位)

・前歯の位置異常

などがあげられます。

犬歯は他の歯より生え替わる時期が遅いので、周りの歯が出てから萌出してくるため余地不充分となり、他の歯列より外側に押し出され 八重歯になってしまうという訳です。

欧米の方に比べ、日本人は骨格が華奢なので八重歯になりやすいのかもしれませんね。

ちなみに、海外では八重歯はNGです。欧米では「吸血鬼の歯」と呼ばれ不吉の象徴であったり、中国では「虎の牙」と呼ばれ縁起の悪いものとされています。

日本ではチャームポイントとされることもありますが、国際的な仕事を目指す方は 好感度が悪くなるのでご注意を…。

治療法としては、やはり矯正治療です。低位唇側転位している犬歯を本来の位置に収めるためには、便宜抜去や歯列拡大によって それだけのスペースをつくりだし、歯列全体を最適な状態に整えていきます。

八重歯のデメリットは見た目の問題だけではありません。

清掃が不十分になるので、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

また、犬歯が咬み合わせに果たす役割が弱まるために 他の歯に負担がかかり、咬合違和感・知覚過敏・歯の破折・補綴物脱落 を引き起こします。

八重歯が気になる方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。貴方の今後のお口の中の健康について、一緒に考えていきましょう♪

千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 満田 誠

野菜の豆苗 知っていますか?

みなさんこんにちは。

たなか歯科クリニック 受付・管理栄養士 鈴木友梨です。
今日は、「豆苗」という野菜について紹介します。
豆苗は、エンドウ豆の若い葉と茎を食べる緑黄色野菜です。
エンドウ豆は多彩な顔で食卓に登場します。
用途によってさまざなま品種が栽培されており、若いサヤごと食べるのが「さやえんどう」と「スナップエンドウ」。
未成熟の実を食べるのが「グリンピース」で、みつ豆や甘納豆に使われる完熟した豆が「赤エンドウ」や「青エンドウ」です。
豆苗が甘く、ほんのりと豆の香りがするのはそのためです。
豆苗は、さまざまな栄養素をバランスよく含んでおり、50gで大人の女性が1食で摂るべきビタミンKを十分に、ビタミンA、葉酸、ビタミンCの7割以上を摂取することができます。
ビタミンKは、骨の形成を助けてくれるビタミンで、骨がもろくなりがちな更年期の女性に特に大切な栄養素です。
ビタミンAやビタミンCは、老化の原因といわれる活性酵素を除去する作用があるため、若々しさを保つ効果が期待できます。
葉酸は、赤血球の形成を促し、妊娠中や授乳中は特に意識して摂りたい栄養素です。
さらに、豆苗は、切った後、根を少し水につけておくともう1回生えてくるんです。
水を毎日替えるだけであとは置いておけばいいのでとても楽ちんですし、経済的にもとても便利な野菜です。
切った直後
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一週間後くらいには収穫できそうです。

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私は、先日、豆苗とツナをあえてサラダを作りました。
辛みや苦みもないのでとても食べやすい野菜だと思います。
ぜひ、試してみてください!
たなか歯科クリニック 受付・管理栄養士 鈴木友梨

Jokanスクール

皆さまこんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です!


Jokanスクール第7回目研修報告です。
歯科衛生士の美頭、堀部と今月も研修に参加してきました。

研修の中にはマネキンを使ったトレーニングも教えてくださいます。
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どこからポジションをとれば、正しくスケーラーの刃を歯に当てることができるのか、歯石をとるための正しい刃の当て方やストローク方法はどうか?
私たち受講生は先生にぴったりついてその基礎の型を学びます。
実際に学んだ姿勢でお口の中を覗き込んでみたらなんと見やすいことでしょう。
「大発見!!この姿勢だ!!」こんな気づきが研修の中に他にもたくさんあります。
診療中見えないことはすごくストレスになります。自己流で無理に見ようとすると姿勢も悪くなりますし、患者様の体にも負担をかけてしまいます。
基礎の型を学ぶことで、ストレスが減りすごく楽になっています。そのことが嬉しいので研修もトレーニングもまた頑張れそうです!!次の研修も楽しみです!

千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 佐々木彩花

歯科今昔3

こんにちは。

たなか歯科クリニックの歯科医師、三浦です。
みなさんは虫歯になったことがありますか? 恥ずかしながら私は去年、生まれて初めての虫歯になりました。27年間ずっと虫歯ゼロで過ごして来ましたので、とても残念でした
さて、虫歯が発見されたとき、ほとんどの方は今すぐ治したいと考えることでしょう。そして歯医者に来、椅子に仰向けに寝て、治療を受けるのでしょう。
17世紀に近代歯科医の祖ピエール・フォシャールが、患者様を寝かせて治療する方法を考案するまで、患者様は床にごろ寝させられました。そして歯医者は患者様の頭上から、あるいは胸の上に座り込んで、はたまた馬にまたがりながら治療をしていたのでした。
ピエール・フォシャールは歯科医の祖ですが、同時に治療用椅子(チェア)の創始者でもありました。
そして時代は下り、1962年(昭和37年)、シアトル万国博覧会に大勢の人々が押しかける事態になりました。この年はケネディ大統領が「アメリカは10年以内に人類を月に送る」と宣言した翌年のことで、人々は博覧会々場に設置された、宇宙船の実物大模型に釘付けになりました。
しかし注目すべきは宇宙船ではなく、その操縦席。もっといえば席そのものです。
それは宇宙飛行士のために設計されたのではありませんでした。歯医者の診療チェアとして作られたのでした。このチェアは1960年に開発され、開発者は米工業デザイナー協会の金メダルを受賞したもので、それが何の因果か、宇宙空間へと飛び出すものとして鎮座することとなったのです。
自動で背もたれが倒れ、ボタンひとつで患者様を上下させられる。開発当時、リクライニングチェアの域を出ない代物であっても、今や診療用のチェアは歯医者にとっては欠くべからざるものとなりました。
歯医者に来て、チェアを倒して治療が進む。そんな当然のことも、翻ってみるとさほど深い歴史もなく、しかも宇宙という一見無関係な分野と密接に結びついています。
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▲上図は当院の治療用チェア。
 右のコードがたくさん伸びている部分にはボタンが多く並び、チェアの上げ下げ、背もたれを倒し、治療用器具の回転数を決められる。
今度、歯医者に行かれる際には、一度この話を思い出し、夜にはアポロの着陸した月を眺めてみてはいかがですか。付言すると、今年の十五夜は10月4日だそうです。

たなか歯科クリニック 歯科医師 三浦唯一

歯の着色

みなさまこんにちは!
千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の飯嶋晴弥です。
夏も終盤になり過ごしやすい季節になってきました。
今日は、患者様からよく質問がある歯の着色についてお話ししたいと思います。
歯が黒くなったり茶色くなったりするのにはう蝕、飲食物、タバコなど様々な原因があります。
飲食物でも歯に着色しやすいもの、しにくいものがあります。
ウーロン茶、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーライス、
などが身近なものとして挙げられ、
上記以外にも基本的に色の濃いものは着色しやすいと覚えておいてください。
また単体では着色しなくても、一緒に飲んだり食べたりすることで着色しやすくしてしまうものもあります。
炭酸飲料や柑橘系、梅干しなどおもに酸性なものです。
それでも、好きで習慣的に摂取している、無性に食べたくなるときがあると思います。
そんなときは、なるべくすぐに水で口をゆすぎましょう。
歯磨きがベストですが、酸性のものを食べた後に研磨剤が入った歯磨き粉を使用すると
歯が傷つきやすく、かえって着色助けてしまうので注意しましょう。
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日頃の生活の中で少し気をつけることで予防できることなので試してみてください。
千種区たなか歯科クリニック

歯科医師 飯嶋晴弥

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