セルフチェック
白い被せ物について
こんにちは!たなか歯科クリニック歯科助手・TCの西田です。最近雨や曇りの日が多いですね。台風も接近しているそうなのでご来院の際はお気をつけてご来院下さいね。
今日は詰め物のお話しをします。虫歯が大きいと被せ物(補綴物)で虫歯の部分を削り、覆っていく必要があります。保険内の物であれば銀歯、自由診療であればゴールドやセラミックなど選択肢の幅が増えてくるのですが、今日は白い補綴物に焦点をあててお話ししていきます。白い詰め物といっても種類がたくさんあり、例えば非常に硬い素材のジルコニアというものや、陶器と同じ素材のセラミック、また型取りの必要がないダイレクトCRというものが挙げられます。
それぞれメリット、デメリットがあるのですが、例えばセラミックは審美的に非常に優れており、見た目が綺麗です。透明感も高く、ご自身の歯の色味に近い色でつくることが可能です。ただデメリットもあり、歯を削る量が多くなるという点が挙げられます。
この写真は銀歯とセラミックなのですが、銀歯に比べてセラミックの方が少し分厚く作られています。セラミックの素材は陶器なのでご自宅にあるお茶碗と同じ素材で出来ています。お茶碗は落としてしまうと割れてしまうように、セラミックも力のかかりかたによっては割れてしまう可能性もゼロではないです。割れないように作っていくとなるとやはり分厚く作っていく必要が出てきます。分厚くつくるということはその分ご自身の歯を削る量も多くなってしまうということに繋がります。
このように詰め物も一つ一つデメリット、メリットがあり、また患者様が何を重視されたいかという価値観の問題にも繋がります。情報提供としてそれぞれの特徴をお伝えし、より良い選択をしていただけるようご相談するのがTCの役割ですので、詰め物に関して何か疑問点やご相談がございましたら、お気軽にお申し付けくださいね。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科助手・TC 西田結香
夜中の演奏会
皆さん、こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科助手・管理栄養士の加藤実沙子です。
雨が続き、寒い日が多くなってきましたね。私の周りにも咳をする人が多くなってきました。風邪をひかないように気を付けてくださいね(^^)
今日は歯ぎしりについてお話しします。皆さんご存知の歯ぎしりですが、これは3つに分けられます。
☆グラインディング(歯ぎしり)
一般的に知られているのは、このグラインディングで、上下の歯を強く噛んだ状態で横に滑らせこすり合わせる動きをいいます。歯をすり合わせるギシギシという音がします。
歯の詰め物が合っていなかったり、かみ合わせが合わない時によく起こります。
☆クレンチング(食いしばり)
上下の歯をぐっと強い力で噛みこむ動きで、横にこすり合わせることはありません。音があまりしないので、気づきにくいです。頬の筋肉に力が入るため堅く膨らんで見えることがあります。これは、日常でも行っている確率が高く、ストレスや疲れなども原因になることがあります。
☆タッピング
上下の歯をかちかちかちと噛み合わせるもので、比較的頻度の少ないタイプの歯ぎしりです。
それぞれの型をもった人が3人集まれば、歯ぎしりによる真夜中の演奏会ができるかもしれません。
歯ぎしりは60キロから80キロもの力が歯にかかっています。そのため、歯が欠けたり折れてしまったり、歯がぐらぐらしたり、アゴがはずれたり、歯がすり減ったり、、、実は歯ぎしりを軽視していると大変なことになってしまうかもしれません。
歯ぎしりを家族に指摘されたり、朝起きたときにあごが疲れているなどの症状が出ている場合は、一度歯科医院に相談してみてください。マウスピースをすることや、歯の詰め物を変えること、また矯正などで、歯ぎしりの症状から歯を守れるかもしれません (^^
千種区たなか歯科クリニック
歯科助手・管理栄養士 加藤実沙子
TCとしっかりお話ししませんか?
皆さま、こんにちは!
千種区たなか歯科クリニック歯科助手・TCの石原麗華です。
寒い日が続いていますね。もうすっかり秋めいてきました!秋といえば、栗、さつまいも…私は美味しいものばっかり頭に浮かんでしまいます☆美味しいものを食べた後は皆さんしっかり歯磨きしましょうね!
さて、今日はトリートメントコーディネーターについてお話ししたいと思います。当院では私と西田が、数ヶ月前に『TC育成塾』というセミナーに参加し、無事卒業資格をいただくことができました。そんな私たちTC(トリートメントコーディネーター)のお仕事とは…
・患者様それぞれにどのような治療や被せ物が最適なのか、お話をさせていただく。
・患者様のお口のお悩みや治療のご希望等をお伺いし、ドクターに伝える。
・患者様が安心して治療を受けられる環境を作る。
・患者様に予防の大切さも伝えていく。
ざっくりあげるとこのような内容でしょうか。私たちTCは、カウンセリングを予定している患者様一人ひとりについて、毎日担当ドクターと話し合いをし、患者様にとって何が一番ベストなのか?ということを常に考えています。私たちの立場は「ドクターと患者様との架け橋」なので、患者様のお気持ちやご希望も頭の中においておきながら、ドクターと相談をしています。必ずしも患者様のご希望通りにするという事は難しい場合もありますが、私たちTCと治療のことでお話しする場合は、ぜひご希望や不安に思っているようなことがあれば、できるだけお聞かせいただけると今後の治療計画もより患者様一人ひとりに合ったものにできると思います。
私たちはよりじっくりお話をさせていただくので、「歯医者さんでこんなに話を聞いてもらったのは初めて」というお声をよくいただきます。「こんな事聞いてもいいのかな?」「ドクターには言いにくいな」なんてことがあれば、是非一度TCにお聞かせください。私たちもリアルな患者様のお声をドクターに伝えて、より良い治療を受けていただけるよう今後も努めていきます!
千種区たなか歯科クリニック
歯科助手・TC 石原麗華
歯並びのお話 その③「開咬」
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
さて、今回も歯並びについてのお話の続きです。
今回は『開咬』。
聞き慣れない言葉ですよね。開咬って、どんな歯並びなんでしょうか?
この様に、カチッと上下の歯を咬み合わせても 奥歯しか咬みあっておらず、前歯が開いたままの状態となる咬み合わせを “開咬” といいます。”オープンバイト” とも呼ばれる不正咬合です。
不正咬合の中でも、多くの問題を引き起こすのが この開咬で、それに伴う症状に患者様も 私たち歯医者も悩まされます。
何が問題かというと、”奥歯しかあたっていないので、奥歯に過剰な負担がかかる” のです。
それにより、
・奥歯に痛み・しみる症状がある。
・過度な力がかかっている歯の 歯周病リスクが高い。歯槽骨が吸収しやすい。
・顎関節症を起こしやすい。
・被せ物が外れやすい。歯が欠けやすい。
・前歯に隙間があるため、発音・嚥下障害がある。
などの症状があり、なかなか それが治りにくく、繰り返し起こりやすい、という特徴があります。
故に、開咬の患者様は、
「歯医者さんで診てもらったけど、痛みがあまり変わらない…」とか、
「しょっちゅう、詰め物が取れてしまう…」という、
悩みを抱えている方が多いのです。
治療法としては、やはり矯正治療です。歯列全体が適切な状態で咬合するように、歯を動かします。原因が顎の骨格にある場合は、外科的治療が必要となることもあります。
このような噛み合わせ、症状に心当たりのある方は、ぜひお気軽にご相談ください。長年の悩み解決の切っ掛けとなれるかもしれません。
最後にひとつ……。
開咬を認めるのが 幼いお子さんであるなら、親御さんに気を付けてほしいことがあります。
“指しゃぶり” “棒状の物を噛む癖” “哺乳瓶、おしゃぶりの長期使用” “前歯を舌で押す癖” “口呼吸” などの悪習癖がありませんか?
成人と異なり、顎が成長しつつあり 歯並びも未完成の小児期であれば、その癖が止められれば 開咬は自然に治るかもしれません。
「そういえばウチの子、前歯が噛み合っていないかも?」という方は、今のうちにご注意を…。
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠