根管治療について
こんにちは
たなか歯科クリニック 歯科医師 三井誠です
今回は根管治療についてです。
根管治療とは歯の中にある神経の処置の事を指します
虫歯などにより神経が感染症を起こしてしまうと、やむを得ず神経の除去を行うことが必要です。
もしくは以前にそのような処置を行ったところが再感染してしまっても、再度歯の内部の消毒をすることが必要になります。
最近は歯を少しでも長く残すことが主流になっています。
そのため根管治療の精度は今後の歯の予後に大きく関与してきています。
治癒率は初めて神経の処置をする場合は90%以上と高い数字です。
ですが再治療となると60%くらいと言われています。
つまり再治療にできるだけならないように、最初の治療を丁寧に行う必要があるということですね。
最初の治療を丁寧に行い、メンテナンスにより二次的な疾患を防ぐことがとても大事です。
そのために知識、技術、設備は整えています。
ただ、根管は非常に複雑な形をしています。
正直、根管の中を100%綺麗にすることは不可能です。
つまり根管治療はしないのがベストです。
つまり、しなくてもいいように普段からメンテナンスをしっかりすることです。
ただしここで言うメンテナンスは我々が行うことではありません。
皆さんが日々ご自宅で行っている歯磨きのことです。
歯磨きの精度を上げることが一番の予防につながります。
つまり自分の体は自分で守ることが基本となります。
僕らはお手伝いをすることしかできません。
皆さんが健康なお口で素晴らしい人生で居られるようなお手伝いができたらと思います。
千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師 三井誠
フッ素の効果
こんにちは!千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 堀部汐里です。
今日はフッ素についてお話しします。
フッ素には大きく分けて3つの効果が期待できます。
①フッ素の助けで酸に溶けてしまった歯が再石灰化されるのが早くなります。
②フッ素の抗菌作用が虫歯菌の活動を抑え込みます。
③フッ素の助けで再石灰化された歯は元の歯よりも強くなります。
フッ素は子供だけ使うものと思われがちですが、実は大人虫歯にも効果が高いのです。
例えば、詰め物をしている所はどうしても虫歯がまたできやすいところになります。
歯の根元、年齢とともに歯茎は下がってきますが、そういったところも虫歯のリスクが高いです。
また、被せ物の下、歯と被せ物の境目から虫歯になりやすいです。
そういった大人虫歯にもフッ素は効果的です。
現在、フッ素濃度が高くなった歯磨き粉や、ジェルなども売っていますし、フッ素洗口をすることで虫歯の予防をすることができます。
ぜひみなさんフッ素を使用してみてください!
千種区たなか歯科クリニック 堀部汐里
舌のお手入れ
みなさん、こんにちは。千種区たなか歯科クリニックの歯科衛生士の美頭英里佳です。
お口の中の理想の状態

麻酔を味方に
皆さん、こんにちは
千種区たなか歯科クリニック歯科助手・管理栄養士の加藤実沙子です。
12月中旬になり、今まで不足していたインフルエンザのワクチンが増えたそうです。私も先日打ってきましたが、やはり注射はいくつになっても怖いものですね( ..)
さて今日は治療の際に使用する麻酔についてです。
歯科が怖いと感じている人の中には麻酔が怖い!!!という人の多いはずです。しかし、昔と比べて今は細い針が開発され痛みは少なくなってきていると言われています。
歯科での歯茎の注射のことを正式には局所麻酔と呼びます。治療の必要がある局所に麻酔薬を作用させて一時的に感覚を消失させる方法です。
大きく分けて、3つの方法があります。
(1)表面麻酔法
麻酔薬を歯茎に塗って表面の感覚を麻痺させる方法です。当院では、表面麻酔のあとに実際に注射をしています。そうすることで、痛みを全く感じない状態を作ることが出来ます。
(2)浸潤麻酔法
痛みをとりたい部分の歯肉に麻酔薬を注射する、いわゆる歯科の麻酔です。必要に応じて表面麻酔を用いたり、電動式注射器を使って浸透させていきます。お子さんが見たらとても怖い見た目かもしれませんね。
(3)伝達麻酔法
下顎の奥歯は麻酔が比較的効きにくい場所です。そこでこの部分の治療を行う場合には浸潤麻酔に加えて伝達麻酔という方法を用いることがあります。通常の浸潤麻酔が2~3時間かかるのに対して、伝達麻酔は5~6時間かかります。親知らずの抜歯等にも使われる麻酔です。
虫歯の治療で痛みを感じるかもしれない、、、と恐怖におびえて治療するよりも、麻酔を頑張れば、患者様もドクターも安心して治療に臨むことが出来ます。
また、麻酔をすることで、心臓がどきどきすることがありますが、これは麻酔薬に含まれているアドレナリンが血管を収縮させているからです。麻酔への不安から余計ドキドキされる方もいるので、麻酔をした時に休憩したい方は、遠慮なく申し出てくださいね^ ^また、当日気分がすぐれない時も、麻酔で気分が悪くなることもあるので、事前に言っておいてくださると助かります^ ^
麻酔を味方につけて、リラックスして治療に臨みましょう!
歯科助手・管理栄養士 加藤実沙子