歯磨きに自信のない方! こんな歯の表面になっていたら、ご注意を!!
こんにちは! 千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の満田誠です。
「私、歯磨きが苦手なんです…」という皆さん。歯をよく見てみると、その一部が妙に白くなっている箇所がありませんか? 形は帯状だったり 点状だったり その部位や形も様々ですが、例えばこんな感じです。
歯の根元が白濁していますよね?
これは「脱灰(だっかい)」といって “歯の成分である カルシウムやリンが溶け出している” 状態です。それにより、歯の表面のエナメル質が スカスカになって光沢を失い、白く濁ったり、茶色になったりします。
この原因は、虫歯菌が作り出した酸です。
虫歯菌は、まず歯に付着して歯垢を作り、食べ物に含まれる糖質を使って酸を作ります。これが脱灰を引き起こし、それが進行していくと やがて穴が開いて虫歯になってしまう…、という訳です。
ところで、この「脱灰」。実は、お食事をするたびに いつもお口の中で起きている現象です。だから、歯が常に溶けっぱなしになってしまう訳ではなく、それを修復してくれる機能が ちゃんとあります。そう、以前のブログでもご紹介した「再石灰化」ですね。
唾液が 酸を中和して洗い流し、溶け出したエナメル質の表面に 再びカルシウムやリンを供給して再形成してくれる作用です。
食事をすると、「脱灰」⇔「再石灰化」が繰り返されます。この均衡を保って、歯が維持されているんですね。
写真のような 見た目でもわかる広範囲の脱灰は、そのバランスが崩れ、再石灰化より脱灰の方が進行しつつある状態です。歯磨きが しっかり出来ていなくて歯垢が残り続けている状態、すなわち歯の表面が酸性状態になっている時間が長いと、歯がこんな様相を呈していきます。
初期であれば、再石灰化を促進するような お口の中の環境を整えれば、脱灰・虫歯進行は抑制できます。
このお話で、心当たりのある皆様。 歯磨き、そして間食のしすぎに お気を付けください!
千種区 たなか歯科クリニック
歯科医師 満田 誠
ホームホワイトニングしました。
みなさんこんにちは。
たなか歯科クリニック 管理栄養士・受付の水野友梨です。
今月に結婚したため、苗字が鈴木から変わりました。
新しいスタッフかな?と思われるかもしれませんが、よろしくお願いします。
先日から私も歯のホワイトニングを始めてみました!
歯科衛生士にホワイトニング用のマウスピースを作ってもらい、
毎晩寝るときにホワイトニングの薬液をマウスピースの溝に入れてはめます。
最初のうちは効果があまりすぐには分からず、本当に白くなってくるのかな?
と思っていましたが、1週間、2週間と続けていくうちにだんだんと白くなってきたかもと
効果が見られるのが嬉しかったです。
ホワイトニング中に一番大変だと感じたことは、食事制限があることです。
私は今まで毎朝朝食にカフェオレを飲んでいたので、飲めないことが辛く感じました。
でも、歯を白くきれいにしたいと思ったので我慢して飲み物は今までお茶を持ってきていましたが、水に代えたり、朝のカフェオレの代わりに、最近は水だと冷えるのでお湯にはちみつしょうがを溶かしたものを入れて飲むようにしました。
スーパーで、しょうが入りのはちみつの入ったビンが売っており、それをお湯で割ると
温まりますし、味も美味しくて、ホワイトニング中で飲み物に悩んでいる方にはおススメです☆
たなか歯科クリニック
管理栄養士・受付 水野友梨
いかがお過ごしでしょうか?
皆様、こんにちは!歯科衛生士の佐々木彩花です。
今年もあと1ヶ月ほどで締めくくりになりますが皆様いかがお過ごしでしょうか??
年末にかけて自分の身の周りの状況は如何でしょう。
身の回りのお掃除やたまったお仕事スッキリして来年度が迎えられると良いですよね!!
さて、私たち歯科衛生士からオススメしたいのはお口の中の汚れも今年のうちにピカピカ綺麗にされてはどうでしょうか??
「そういえば、最近歯磨きサボっていたかな?」とか、「歯医者さんで最後にクリーニングを受けたのはいつだったかな?」などなどお心あたりありましたら一度歯医者さんへ足を運んでみましょう。
歯石を取ったり、クリーニングをすることでお口の中がとってもスッキリしますのでオススメかなと思いました。
今年の汚れは今年のうちに!!
ぜひお待ちしております!
**おまけのお話し**
皆様にも注意していただきたいのが、当医院の駐車場の位置です。
広小路通りを池下・栄方面に進んだところのセンタービルとサルバトーレさんのお店の間の道を左折すると駐車場があります。(一方通行です。)
そして、スーパーマーケットの駐車場の入り口を通りすぎてやっと駐車場があります。
3番・5番の田中の名前も書いてあります。
駐車場は思ったよりビルから離れているのでご注意ください!!歩いて5分くらいです。
見つけにくいところなので詳しいおはなしなどもしわからなければご質問ください。よろしくお願いします。
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 佐々木 彩花
歯科今昔6
こんにちは。
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お久し振りです。歯科医師の三浦です。
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時間は有限です。故に学校へ通う期間もまた限られています。例えば小学校は6年間。中学校は3年間。高校は3年間、という風に。
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大学は4年制のところが多いかも知れませんが、歯医者になるために通う「歯学部」はもう少し多く、6年制です。医学部や薬学部もこれに同じく6年間です。いずれの学部も人によっては6年間より多く通ってしまう方があるかも知れませんが、最低6年間通うことに変化はありません。
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国家が保証する資格を得るためにはそれなりの年月が必要です。日本初の歯科医は明治4(1874)年に当時設置されたばかりの国家試験に合格した小幡英之助という青年でした。以後、戦時中は医師と歯科医師の免許が両種一括して発行される時期を挟み、こんにちまで歯科医師国家試験は細部を変えつつも存在しています。
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日本初があるならば世界初もまたあります。19世紀初頭、まだ世界のどこにも歯学部はありませんでした。歯科業界をまとめ上げる存在がありませんでした。誰もが5から20ドル(現在の貨幣価値で約1万円)も出せば、ジャージーシティ(米ニュージャージー州)の中央医療大学や、フィラデルフィア内科外科大学で歯学の学位を買うことが出来ました。つまりは、歯科医への規制はないも同然でした。
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規制がない新天地アメリカでは歯科医が急増しました。1825年のアメリカには約100人の歯科医がいましたが、これが1830年代の不況を経て、失業中の職工が歯科医へ転職を果たしたため1840年には1200人へと増えていました。
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量が増えて、もともとよくなかった質がさらに下がるようになってしまいました。「まとも」な歯科医師はニセ歯科医の急増を憂い、ついに1840年、ボルチモア歯科医学校が開設の運びとなりました。世界初の歯学部の登場です。
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19世紀半ばになるとボルチモアその他の数少ない歯科医学校を卒業した、まともな歯科医が世間で散見されるようになりますが、それだけでは需要を満たすことが出来ずにいました。教育機関は出来ても歯科医をまとめる団体は相変わらず存在せず、いんちき歯科医は相変わらず跋扈していたのです。
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そんな中、1859年に発足したアメリカ歯科医師会(ADA)は画期的な組織でした。南北戦争で南部の歯科医が軒並み脱退する時代もありましたが、現在まで続く組織の1つで、歯科医をまとめる組織の登壇となったのです。
このADAが1866年に採択した「広告と個人勧誘を禁止する」宣言は、1977年まで有効で、効果もない治療の標榜や、道ばたで派手なパフォーマンス(抜歯)を禁じたものです。この宣言もまたセンセーショナルでした。それまでは効果があろうとなかろうと、また痛かろうがどうだろうが、めいめいが勝手な治療をしていたのですから。そしてそれがまかり通っていました。
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しかしながらADAは政府が認めた組織ではなく、従って宣言は命令ではありませんでした。そのため州によって宣言の受け止め方は異なり、西部の州では歯科医への規制がゆるいままであるという状況が続きました。それでも歯科医をまとめ上げる支柱となったのは例を見ない事態です。
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逆境にもめげず、また歯学部を卒業した歯科医が屋台骨となり、ADAは急成長を続け、1870年には登録歯科医の数はなんと13000人を超えていました。この年、アメリカ国内には9の歯学部がありました。ヨーロッパにもアジアにもいまだに歯学部は皆無だった時代に、です。日本の医学の祖はドイツですが、歯学の祖はこうした状況を踏まえてアメリカなのです。日本歯科医師会の設立は明治36(1903)年ですから、まだまだかなりの年月を経てのちのことになりますが。
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古代エジプトの時代から数千年以上にわたって民衆をだますニセ歯科医が跳梁する時代が続きましたが、こうして近代、信用ある組織が誕生し、きちんとした知識を与える施設があり、国家試験という一大イベントまで規定されるようになりました。いまや歯科医師という資格は誰もが取得できるいい加減なものではありませんので、安心して治療を受けに来てください。
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↑上下の歯並びの模型。これを基本にして、実際の口の中に即し、治療が進みます。
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たなか歯科クリニック 三浦唯一
拡大鏡
みなさんこんにちは。
千種区たなか歯科クリニック 歯科医師の飯嶋晴弥です。
真冬の寒さになったと同時に、インフルエンザが流行する季節になりました。
今年はワクチンが足りないようなので、まだ接種出来ていな方も、ご自身で手洗いうがいなどを徹底し、できることからしっかり予防していきましょう。
今日は、私たちが普段の診療で使用している、ライトがついた拡大鏡についてお話ししたいと思います。
拡大鏡にも様々な種類があり、2倍や4倍…10倍など拡大倍率もたくさんあります。
歯をなめらかに削ったり、虫歯の部分が残っていないかなど裸眼では確認できないことも
拡大鏡を使用することでより正確な治療がすることができます。
もう一つの利点としては、拡大鏡についているライトです。
診療台についているライトだけでは自分の見ている視線と角度が違うため、頭で影になったり狭い口の中で光が届かず、見えないことが多々あります。
拡大鏡のライトは、自分が見たいところに光が当たるので、これもまたより正確で精度の高い治療をするには必要になってきます。
患者様には眩しい思いをさせてしまうかもしれませんが、いつも我慢してくださりありがとうございます。
千種区たなか歯科クリニック
歯科医師 飯嶋晴弥