医院ブログ

歯ぐきの検査について

みなさんこんにちは!歯科衛生士の小栗です。
最近暖かい日が続き、花粉も飛び始めましたね…。みなさん花粉症は大丈夫ですか?
鼻呼吸ができず、治療やクリーニング中に苦しくなったら遠慮なく教えてくださいね!

さて、今日は歯周病の歯ぐきの検査についてお話をしようと思います。
みなさん歯ぐきの検査と聞いて、「あれチクチクして苦手なんだよな〜…」と思う方も多いのではないでしょうか?
まず、歯ぐきの検査ではどんなことをしているのかお伝えしようと思います!
歯と歯ぐきの境目にはどなたでも隙間があります。
このプローブという先の細い器具を使い、歯と歯ぐきの境目の隙間に入れて、歯周ポケットの深さを調べていきます。

写真を見るとお分かりいただけると思いますが、目盛りがついていますね!
当院で使っているプローブは、3ミリずつ目盛りがついています。

この3ミリまでによりも歯周ポケットが浅ければ健康な状態、4ミリ以上だと歯茎が腫れている状態、6ミリ以上だと、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)という骨が溶けはじめていることが考えられます。4ミリや5ミリの状態は、歯茎が腫れている、いわゆる歯肉炎の状態です。歯と歯ぐきの境目の汚れをしっかり歯ブラシで毎日きれいにしていけば、3ミリへと戻すことができるかもしれません。しかし、歯周ポケットが6ミリ以上になり、歯槽骨が溶けてしまった場合、残念ながら溶けた歯槽骨は元には戻りません。それ以上進行していかないように歯周病治療や、ご自宅でのケアで進行を食い止めることが必要になります。
また、歯ぐきの検査では歯ぐきからの出血で、歯周ポケット底の炎症を見ることもできます。
出血が多く、歯ぐきが腫れている場合は、いくら歯石がついていても、私たちは歯石をとることができません。
まず、歯磨きで歯ぐきの炎症を抑えることが第一優先です。
それができるのはお家での歯磨きなんです。
みなさんが毎日おうちで何気なく行なっている歯磨き、それは一番の歯周病治療ということを知っていましたか?
歯医者さんの機械でクリーニングしたり、歯石を取ってもらうことも大切ですが、一番大切なのはお家での歯磨きです。そしてその一番の歯周病治療をできるのはみなさんです(^^)
おうちでの歯磨きの仕方がわからないなって方、この歯ブラシでいいのかな?って方がいたらいつでも聞いてくださいね!みなさんのお口にあった歯磨きの仕方を一緒に考えていきましょう!
千種区たなか歯科クリニック

歯科衛生士  小栗沙紀

歯周病と歯石

皆さんこんにちは!

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 堀部汐里です。

いきなりですが、この写真をご覧ください。

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この写真は抜歯をした歯ですが、右の歯は、根っこの部分は何もついていないですが、左の歯は何かが沢山付着しています。

これは一体何がついているのでしょうか?

正解は歯石です。

右の歯は、親知らずが虫歯になったために抜歯したもの、左の歯は、歯周病で歯がグラグラになって抜歯したものになります。

では歯石と歯周病はどのように関係しているのでしょうか?

歯石とは、歯垢(プラーク)が石のように固くなったものの事を言います。

歯垢には細菌が沢山いますが、歯石には石化しているので細菌がいません。

ということで細菌がいない歯石が、歯茎に悪さをして歯周病が悪化する、ということはないと言われています。

ではなぜ歯周病で抜けた歯には沢山歯石がついているのでしょうか

歯石の表面はザラザラしています。ザラザラしている表面はどうしても汚れがつきやすく、歯垢がたまってしまいます。先程もお伝えしましたが、歯垢には沢山の細菌がいて、その細菌が歯肉に悪さをするのです。

そうすることで、歯肉が炎症を起こし、身体に細菌を入れないようにするために少しずつ骨が溶けて、歯肉が下がっていきます。

そして、歯垢が歯石化してまたそこに歯垢がつく、歯肉が下がる、これの繰り返しです。

そうしていくことで歯を支える骨が溶けてしまい、根っこの先まで歯石がつき、歯がグラグラになってしまい、抜歯をせざるを得なくなってしまうのです。

また、一度無くなった骨、歯肉は元に戻ることはありません。

歯周病は痛みもなく進んでいく病気です。「痛くないし、グラグラしてないからいいや。」と言われる方もいらっしゃいます。しかし、歯がグラグラしたり、痛みが出てきてからでは遅いのです。

日本では、歯周病に罹患している人が80%もいると言われています。

その数値は先進国の中で一番高い数値です。5人に4人が歯周病ということになりますよね。

すごい数値だと思いませんか?

歯磨きをしているつもりでも、じつはきちんと歯ブラシが当たっていなかったり、間違った知識のまま歯磨きをしている可能性があります。

詳しい歯磨き方法を知りたい方や、もしかしたら歯周病かも、検査したい、という方がいらっしゃいましたら、是非たなか歯科クリニックにお越しください。

歯磨き方法、歯ブラシの選び方などのお悩みを一緒に解決していきましょう!

千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生 堀部汐里

インプラント治療

こんにちは。

千種区 たなか歯科クリニック 歯科医師 三井誠です。
今回はインプラント治療についてです。
インプラントという言葉は近年では一度は耳にする言葉ではないでしょうか。
歯を失ってしまった時にその機能を回復する治療法の一つです。
長い歴史の中で歯科医療技術は様々な進化をしてきました。
その中でインプラントは革命的な技術として現れました。
きっかけは歯科とは関係のない動物実験中でした。
チタンが骨と一体化するということがたまたま発見され、歯科に応用できないかと考えられたのです。
そしてさらに基本的なベースはそのままに形態、表面性状などが研究され、より早くより強く骨にくっつくための進化が続いています。
ところで、歯を失ってしまった時に行われる治療は3つあります。
入れ歯
ブリッジ
インプラント
この3つです。
それぞれに長所短所があります。
インプラントは条件によってはこの中で一番お口の中への侵襲が少ない治療といえるのかもしれません。
というのも手術こそ必要ですが、周りの歯を削らず機能をそのまま回復することができます。
お口の中には再生する組織とできない組織があります。
再生できない組織の代表が歯、神経です。
ブリッジは装着するのに失った歯の両隣の歯を削る必要があります。
そしてその精度は術者に大きく左右されます。
また入れ歯は一見侵襲がないように見えますが、バネがかけられる歯に負担がかかる事。入れ歯は20パーセント程度しか機能回復できないと言われています。つまり反対側の歯に負担がかかるということです。
またバネがかかる歯にはプラークがたまりやすく虫歯、歯周病のリスクが跳ね上がります。
つまり、再生できない組織への負担が大きいのです。
インプラントは手術が怖いイメージがあったり、事故も起こっているのが事実です。
ですが、現在はCTを撮影することにより3次元的に正確に骨の状態、神経の位置を把握することができます。その上で解析、シュミレーションをしっかり行い、適応症を見極めれば安全に行う事ができます。
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もちろん大きな手術になり負担の大きな症例もあります。
ですが、条件がしっかり整った場合とても低リスクなミニマムな治療にもなりえるのです。
例えば両隣に歯が存在する状態(中間歯欠損)や初めて一本歯を失ってしまった時が主な適応症になることが多いです。
また、インプラントは入れ歯とコラボレーションすることもできます。
それぞれの長所を最大限生かして低侵襲で長期予後を見込める提案をさせていただけたら幸いです。
千種区 たなか歯科クリニック

歯科医師 三井 誠

事前検査

皆さん、こんにちは。

千種区たなか歯科クリニックの歯科衛生士の美頭英里佳です。
先日、事前検査に行ってきましたので、今日はそのことについて書きたいと思います!何の事前検査かというと、入院抜歯に向けての事前検査でした。
皆さんは、親知らずの抜歯はお済みですか?
親知らずの抜歯には、一般歯科での抜歯、口腔外科での日帰り抜歯、入院をしての抜歯など、多くの方法がありますよね。
そんな中で、今回わたしは入院をしての抜歯をすることになりました。最初は日帰りでの抜歯を予定していましたが、親知らずと共に過剰歯も抜歯することになったため、入院をしての抜歯を選択しました。
わたしの右下の6歳臼歯は、根の近くに歯になりきれなかった過剰歯が埋まっており、学生の頃から気になっていました。しかし、過剰歯が生えていることで痛みが出ているわけではなかったため、特に何もしてきませんでした。
右下の親知らずを抜歯するにあたって、初診で口腔外科を受診しました。その際にCTも撮影し、過剰歯の位置が頬っぺた側の骨にかなり近いところにあることがわかりました。担当してくださった先生から、「これなら親知らずと一緒に抜けるよ。」と言われ、気になっていたし、一緒に抜いてしまおうと思いました。
さて、事前検査の内容ですが、思っていたよりも盛りだくさんで、終わるまでに半日かかったことは驚きでした(^_^;)
まずは口腔外科を受診し、検査内容の説明を受けました。
検査内容としては、血液検査、尿検査、胸部レントゲン撮影、心電図測定でした。胸部のレントゲン撮影と心電図は、学生の時ぶりだったので、少し緊張しました。
全ての検査が終わった後、血液検査の結果が出るまでの間に、歯科衛生士さんからの歯みがき指導を受けました。
いつも患者さんに歯みがき指導をしていますが、自分が指導を受けるのは、これも学生ぶりでした。自分も歯科衛生士なので、歯みがき指導はかなりドキドキでした!
当院と同じように、染め出し液で赤染をしてチェックをしていきました。いつも自分の苦手な場所は気をつけて磨いているつもりですが、やはり何か所か赤く染まる部分があり、歯みがきレベルはまだまだだなと反省しました。今回の歯みがき指導で自分の苦手ポイントを再度確認できたので、これからより気をつけて磨こうと思いました(^^)
最後は、担当の先生から、当日の抜歯オペの説明を受けました。この絵は先生が書いてくださいました。
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親知らずと過剰歯は同じ右下のあるので、歯ぐきの切開を通常よりも長くし、ペロッとめくった状態でどちらも抜歯していくそうです。初めての入院でかなり緊張しますが、頑張ってきます!
わたしの場合は入院抜歯でしたが、当院で抜歯可能な場合や、口腔外科で日帰り抜歯が可能な場合もありますので、親知らずが気になっているという方は、一度ご相談下さいね。
千種区たなか歯科クリニック
歯科衛生士 美頭英里佳

歯科ドック

こんにちは!たなか歯科クリニック歯科助手・TCの西田です。まだまだ寒い日が続いていますね。そろそろ花粉も飛び始めているようで、私も喉や鼻など既に症状が出ています。花粉症の症状が酷い方は治療も普段より辛いかと思いますので、お気軽にスタッフに教えて下さいね。休憩を挟みながら治療を進めていけるよう私たちも配慮していきたいと思います。
さて今日は歯科ドックについてお話しようと思います。歯科ドックとは何かというと、人間でいう人間ドックと同じようなもので、今のお口の中の状態やリスクを調べていくものです。歯科ドックの検査項目は12項目あります。
1.位相差顕微鏡検査
お口の中の歯周病菌や虫歯菌の種類や量の確認
2.歯周病精密検査
歯周ポケットの深さと出血の有無の測定
3.PCR測定
バイオフィルム(最近の塊)の付着量の測定
4.ガスクロマトグラフィー
口臭がどのような原因から発生しているのかを突き止める口臭検査
5.シュガーロック
1日で取った食事量から虫歯のリスクを把握
6.顎関節の検査
開口量、顎関節の位置や形態の診査
7.口腔内写真
お口の中を部位ごとに分けて撮るお口の中の写真
8.レントゲン撮影
歯をブロックごとに分けて撮影
9.顔貌写真撮影
歯の見えるバランスや骨格の歪み、筋肉のつき方をみていきます
10.サリバテスト
虫歯の根本的な原因の探究
11.CT撮影
三次元的に診断し骨量や骨幅を確認
12.咬合審査
上下の歯型をとり噛み合わせのバランスを審査します
このように検査項目がたくさんあり、検査結果の分析もしっかり時間をかけて行っています。
この歯科ドックにより、何かお口の中にトラブルが起きてから対処を行うという今までの対処療法的な処置ではなく、一人一人のお口の中のリスクを把握し、根本的な原因を除去しそれに合った予防処置に繋げることができます。
また一人一人のリスクを調べた上で、それに合った治療が受けられるかと思います。何よりリスクを知ることは今後のご自身のケアの意識も変わってくるのではないかと思います。
当院には最新の歯周病治療や虫歯治療を施錠する専任のスタッフが在籍しておりますので、少しでもご興味がある方や自分のお口の中の状態って今どんな感じなのかなと思われている方がいらっしゃったらいつでもお話致しますのでお気軽にスタッフにお尋ね下さいね。皆様に歯科ドックと最新の歯周病治療のパンフレットをお配りしていますので、ご質問やご不明な点などございましたらそちらも遠慮なくおっしゃってください。
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千種区 たなか歯科クリニック
歯科助手・TC  西田結香

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