歯磨きのおはなし
皆様こんにちは!千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士の佐々木彩花です。
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回は歯ブラシのお話しをします。
ちょうど1年前から当院で取り入れている歯磨き方法にスウェーデン式の歯磨き方法があります。
歯と歯の間や歯と歯茎の境目、奥歯の磨きにくいところ等のリスクが高いところを簡単に磨ける方法としてスウェーデン式の歯磨きをご提案してきました。
先日ある患者様の定期検診の日でした。
その患者様は1年前からスウェーデン式の歯磨きを実践している方です。
その患者さまは叢生といって歯並びがでこぼこ複雑なため、歯ブラシだけではみがきにくく、時間もかかって磨いていましたが磨き残しも多く、虫歯や歯茎からの出血も多く感じていました。
そこでスウェーデン式の歯磨きをご提案させていただいて毎日の歯磨きを徹底しました。
1年経った今も続けていらっしゃってその効果からか今回の定期検診では歯茎の出血も減り、虫歯治療の歯も見つからなかったので驚いたのと嬉しかったです。
このように自分にあった適切な歯磨き方法を身につけることは良いことです。またその方法が続けられて良い習慣になるようサポートしていきたいと感じました。
皆様も、ご自身の歯磨きを自信をもってできるよう私たちと一緒に考えてみましょう!
ぜひ、ご相談ください!
千種区たなか歯科クリニック歯科衛生士 佐々木彩花
歯科今昔8
こんにちは。
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お久し振りです。歯科医師の三浦です。
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歯を抜いた経験がありますか。虫歯が大きかったりあるいは歯周病の進行があったりして歯を抜いたあと、そこには空間が出来ます。治療方針としては入れ歯にする、ブリッジを入れる、あるいはインプラントにするなど様々あるかと思います。
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古代エジプトの時代(約5000年前)の遺跡からは、歯を黄金の糸でつないだものが発見されています。これは抜けてしまった自分の歯を隣の歯と結んだもので、見た目は悪くとも、昔から人々は抜けてしまった空間をどうにか埋めようとしていた形跡があります。
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入れ歯をお使いの方がいらっしゃるかも知れません。日本でも欧米でも最初は木が使われていました。一つの木から、一人々々の口の形に合うよう削り出していたのです。当然、とても高価なものになりますので、入れ歯をしている人は裕福な人に限られました。
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日本に残る最古の入れ歯は16世紀のもので、形は今のものとほとんど変わりません。現在では材料が木から樹脂に変わり、よりくっつくよう改善がされています。
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くっつく入れ歯が作られるようになるまで、人類は長く格闘してきました。17世紀イギリス初の歯学書には入れ歯の作り方が誇らしげに書かれています。18世紀に入ると、入れ歯はより身近なものとなり、街中の広告でも入れ歯の宣伝が見られるようになりました。
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当時は入れ歯の材料として天然材料を用いました。例えば牛、象、セイウチといった動物の骨です。これらは劣化が激しく、1年も使えば真っ黒になってしまう上、精度もよくなかったそうです。
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アメリカ初代大統領ワシントンは入れ歯に悩まされた人物として有名です。その肖像画を見たことがあるかも知れません。ぐっとくちびるを閉め、いかにも威厳にあふれた姿ですが、あれは入れ歯のバネが強く、ぐっとかみ締めていないと入れ歯がスポンと口から飛び出してしまうからでした。
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親友の記録によるとワシントンの歯の悪さは有名で、22歳で歯が抜け始め、それからは毎年のように抜歯で出費をしていました。28歳になる頃には「たいてい口を閉じていた」と言われるほど抜け落ちており、40歳頃からは入れ歯を入れるようになります。しかしこれでワシントンと歯との戦争が終わったわけではありませんでした。
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アメリカ独立戦争中(1775年勃発)にもワシントンは歯の痛みに悩まされ、戦争中にもかかわらず国中から広く高名な歯医者を徴用しました。それでも彼は常に歯の痛みに悩まされ、根拠地にいる部下へたびたび歯科用器具の調達を命じています。
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戦争後、最後の十年間の日記には歯の痛みに関する記述が頻出します。そして入れ歯の不調に対す苦言も。それでも彼は好んで入れ歯を使い続けたそうです。1790年にイギリス人記者はワシントンの口について驚きとともに記載しています。「彼の口はいまだかつて見たことのないものだ。上下のくちびるは固く閉じられ、下あごは上あごを逃さぬようぐっとかみ締められ、筋肉は常にこわばっている」。
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ワシントンがもし現代に生きるアメリカ人ならば、当時と比べて治療方針の多岐にわたることを驚愕したことでしょう。また、その多くの中から入れ歯を再び選んだとして、バネを使わず、口から飛び出ず、動物の歯を使わず、そして精度の高いことに。
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▲現代の模型。樹脂製。ワシントン時代とは隔世の感がある。
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たなか歯科クリニック 三浦
予防先進国の歯ブラシ
みなさんこんにちは。歯科衛生士の増田です。
今日は歯ブラシのお話です。
新年から新しい歯ブラシに取り替えたという方も多いのではないでしょうか?
当院では患者様にスウェーデンで作られている歯ブラシ「TePe」をおすすめしています。
「TePe」は予防歯科の先進国であるスウェーデンで開発された歯ブラシです。スウェーデンの「テぺ社」の歴史は、1965年に木彫刻家のヘニング・エクルンドがマルメ大学の歯学部からの依頼を受けて、歯と歯の間のクリーニング専用のウッドスティックを作ったことから始まりました。テペの製品は予防歯科先進国であるスウェーデンの大学をはじめ、世界の歯科医師・歯科衛生士の協力のもとで作られており、とても機能性に優れているそうです。
また、「グッドデザインをすべての人に」という発想の北欧生まれならではのデザイン性の高さや、環境に優しいこともテぺの歯ブラシの特長です。さらに、テぺの製品は世界の60か国以上で使用が勧められています。
実際に使用してみると歯と歯茎の間の溝にしっかりと歯ブラシの毛先が入り、とてもよく磨けます。
また、毛先が大きいため一回当てるだけでかなり広範囲まで磨くことができます。
私は、就職して初めて「TePe」の製品の存在を知ったのですが、こんなに研究されていて、根拠に基づいて作られている歯ブラシや歯間ブラシがあることに驚きでした。「TePe」の歯ブラシを患者様にもっと知って頂きたい!そう思い紹介用のツールを作成しました。
Tepeの歯ブラシが気になるという方はぜひスタッフにお声がけください!
たなか歯科クリニック
歯科衛生士 増田麻里
歯の生えてくる時期
みなさんこんにちは(^^)そして、明けましておめでとうございます。
歯科衛生士の堀毛です。
みなさんお正月はどのように過ごされましたか?
私は懐かしい友達や家族と会いゆっくりと過ごしました。
私には1歳3ヶ月になる姪っ子がいるのですが、会うたびにどんどん成長していて、
もう歩けるようになっていて、可愛らしいダンスまで踊ってくれました♩
そして上下4本の歯が生えてきていました(^^)
みなさんは歯の生えてくる時期、大人の歯(永久歯)の生え替わりの時期はご存知ですか?
乳歯から永久歯にこのように生え替わっていきます。
生えてきてから2〜3年は、じつは歯の質がとても弱く、虫歯になりやすいのです。
なので歯が生え揃って強くなるまで、虫歯になりやすい時期をカバーできるよに
フッ素を応用していくことはとても重要です。
フッ素のことにつては私たちにいつでも質問してくださいね♩
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 堀毛南実
レントゲンの放射線量
こんにちは!千種区たなか歯科クリニックの歯科衛生士の肆矢です。
新年あけましておめでとうございます!皆様は去年を振り返って、どのような1年でしたか?私は学生から社会人へと大きな環境の変化があり、余裕のないあっという間の1年でした。今年は心に余裕を持ち、常に目標を掲げて取り組んでいきたいと思います!
それでは今日はレントゲンの放射線量についてお話ししたいと思います。
レントゲン写真というのは直接目に見えない部位を観察して、正確に診断し治療するために、そして治療後の経過をしっかりと確認するために役立ちます。とはいうものの、やはり被曝量が気になると思います。
1回のパノラマレントゲン写真を撮影するのにだいたい0.01mSvとされています。私たちが年間で受ける自然被曝量は約2.1mSvとされており、それの約200分の1の量です。また東京〜ニューヨーク間を飛行機で往復する際の被曝量、約0.2mSvの20分の1程度と考えるとわかりやすいかもしれません。さらに防護エプロンをすれば被曝量を減らすことができるのです!
メリットの少ない撮影は慎むべきですが、患者さんが最小の被曝量で最大の利益を得られるよう、適切に撮影していきますのでぜひ検査へのご協力をお願いします!
千種区たなか歯科クリニック 歯科衛生士 肆矢紗希